応用地質
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52 巻 , 3 号
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論文
  • 有馬 孝彦, 佐藤 大樹, 五十嵐 敏文, 田本 修一, 龍原 毅
    52 巻 (2011 - 2012) 3 号 p. 88-96
    公開日: 2013/03/31
    ジャーナル フリー
     泥岩掘削ずりから溶出するヒ素(As)およびホウ素(B)の溶出挙動を評価し, 非晶質アルミニウムおよび鉄を多く含有する火山灰をAsおよびBの溶出濃度低減のための吸着層として用いる場合の効果を評価するために, ずり層および火山灰層からなるカラム試験を実施した. その結果, ずり層のみのカラム試験から得られた浸出水は, pH10~11と高アルカリ性を示し, AsおよびBは地下水環境基準の指定基準値を超過した. ずり層の下部に火山灰層を設置したカラム試験の結果から, 火山灰のpH緩衝能が作用し, 浸出水のpHは中性付近に安定した. さらに, 浸出水中のAsおよびBの濃度は最大値が低減され, 最大溶出濃度の出現時期の遅延も認められた. 吸着層による吸着現象を分配係数を用いて評価した結果, その吸着挙動にpHや共存イオンの影響を受けやすいAsに関しては解析結果と実測値とは一致しなかったが, それらの影響が少ないBに対して両者はおおむね一致した. 以上の結果は, 火山灰を用いた吸着層をずり層の下部に設置することで, ずり層からの浸出水のpHの中和およびAsやBの溶出濃度低減対策に有効であることを示唆する.
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報告
  • 池見 洋明, 江﨑 哲郎, 三谷 泰浩, Tu Anh TRAN
    52 巻 (2011 - 2012) 3 号 p. 97-108
    公開日: 2013/03/31
    ジャーナル フリー
     本研究は, 自然災害に対する土地の脆弱性に関して, 人為的な地形改変を空間的に明らかにするために, 土地利用変化に着目した. 最初に1/50,000旧版地形図から農用地, 森林, 市街地, 河川, 海浜, 海に区分する100mメッシュ土地利用データの作成手法を確立した. 次に福岡県域を対象にし, 地理情報システム(GIS)を用いて, 1900年以降の土地利用の変遷と地形・地質との空間分析を行った.
     その結果, 次のことを明らかにした. (1)1900年は地形の起伏にあわせた土地利用であったが, 1950年以降は, その関係が大きく変化した. (2)深成岩類の土地での開発は1900年以前から各地で行われており, 1950年以降は開発が農用地から市街地へと変化した. (3)市街地と農用地の標高および傾斜角の変化は, 山地と市街地とが隣接する土地が1900年に比べ10倍程度増加したことを示した. (4)土地利用と地質の特徴から, 森林から変化した深成岩類の土地の地形には, 人為的インパクトとして, 地形の傾斜角で4~8°の変化が見積もられた.
     これらの結果は, 本手法が人為的な地形改変の空間分布の把握に有効であることを示している.
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