応用地質
Online ISSN : 1884-0973
Print ISSN : 0286-7737
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53 巻 , 1 号
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論文
  • 鵜沢 貴文, 稲垣 秀輝, 小坂 英輝
    原稿種別: 論文
    53 巻 (2012 - 2013) 1 号 p. 2-11
    公開日: 2014/02/28
    ジャーナル フリー
     山梨県北部の風化花崗岩を対象に, 代表的な緩み岩盤の割れ目の特徴を記載し, 緩み岩盤の初生地すべりに至る重力変形過程をまとめた. 緩み岩盤は, 頭部から末端部にかけて A 引張割れ目部, B 共役割れ目部そして C 押出し変形部に分かれる. 緩み岩盤の応力状態や変形過程は, 割れ目の密度や性状から推定することができる. また, 緩み岩盤の頭部には段差地形が認められ, この段差地形の形状に基づいて算出された緩み岩盤の変位率 (100X/L:X 変位量, L 長さ) は0.8~4.0%であった.
     本地域の風化花崗岩において初生地すべりが形成される限界変位率は約 5 %で, 著者らの従来の研究と比較すると, 新第三紀の堆積軟岩の限界変位率に近い. また, 緩み岩盤から地すべりに至る地形発達経路は変位率と斜面の傾斜で示すことができる. それによると, 風化花崗岩の地すべり地形発達経路は新第三紀地すべりや結晶片岩地すべりの経路と異なる.
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  • 樋口 邦弘, 設楽 信昭, 鵜飼 恵三
    原稿種別: 論文
    53 巻 (2012 - 2013) 1 号 p. 12-20
    公開日: 2014/02/28
    ジャーナル フリー
     前橋泥流堆積物は弱固結した火山灰質砂質土地盤からなる.当地盤の分布する上,中および下流部の 3 地点のブロックサンプルを用いた繰返し非排水三軸試験で液状化強度比RL=0.43,0.69および0.57を得た.当地盤は 『道路橋示方書V耐震設計編』による方法でN値からRL =0.1~0.3が算定され,レベル 2 の地震動に対してこれまで液状化するとされてきたが,土質試験で得られたRL 値はN値による算定値の約 2 ~ 4 倍と大きく液状化しないと判定できた.この差異はN値によるRLの算定が未固結な砂質土地盤を対象とし,弱固結地盤のRL値を過小評価することに起因するものと考えられ,N値による評価の困難な地域特性のある地盤と判断される.このような地盤上に建設する構造物を設計する際,RL値を正しく評価した液状化判定を行うことが建設コストの縮減につながる.
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  • 相山 光太郎, 金折 裕司
    原稿種別: 論文
    53 巻 (2012 - 2013) 1 号 p. 21-30
    公開日: 2014/02/28
    ジャーナル フリー
     島根県南西部の弥畝山西断層と都茂断層の性状と分布を詳細に再検討するために,それらの断層に沿う地域と延長部で地形・地質調査を実施した.得られた結果と既存の重力異常図および震源分布データを組み合わせ,弥畝山西断層と都茂断層の連結性と変位様式を議論する.
     リニアメント判読と地表調査に基づいて,これまで指摘されてきたよりも,弥畝山西断層は南西方向に10km,都茂断層は東方向に 1 km長く連続することを指摘した.弥畝山西断層北東部と都茂断層が接合する益田市美都町板井川地域において横ずれデュープレックスが確認される.その横ずれデュープレックスに囲まれた領域は周囲に比べて標高が低く,低地になっている.断層露頭の変形構造は,都茂断層の変位センスが左横ずれから右横ずれにインバージョンしたことを示す.この変位センスは,横ずれデュープレックスに囲まれた低地がプルアパート (板井川プルアパート) としてNE-SW方向に拡大を続けるとともに,それによって低地が沈降することを示唆している.
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  • 高橋 学, 加藤 昌治, 高橋 直樹, 藤井 幸泰, 朴 赫, 竹村 貴人
    原稿種別: 論文
    53 巻 (2012 - 2013) 1 号 p. 31-42
    公開日: 2014/02/28
    ジャーナル フリー
     来待砂岩を用いて透水試験を実施した.測定手法はトランジェントパルス法であり,Brace et al. (1968) による簡易解から透水係数を,および Hsieh et al. (1986) による厳密解から透水係数と比貯留率を求めた.来待砂岩の空隙構造を明らかにし,層理面内に平行でほぼ東西方向をX軸,これに直交する南北方向をY軸,そしてXY軸と直交する面で鉛直方向をZ軸として,主軸方向を決定して供試体を準備した.供試体の最大の拘束圧は地下1,000mレベルを想定して25MPaとし,深度ごとの水圧を考慮しながら間隙水圧を設定した.また,地質学的な時間変化を考慮した場合,大きなせん断変位を受けるあるいは破壊に至ることも想定されることから,軸差応力の関数としても透水係数および比貯留率を計測した.これらの測定結果を初期構造異方性の原因の一つである空隙構造と関連させながら議論する.
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