応用地質
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53 巻 , 5 号
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論文
  • 磯部 有作, 河原 裕徳, 松本 謙二, 大野 博之, 登坂 博行, 永岡 修一, 八村 智明, 武馬 雅志, 大嶋 真由子
    原稿種別: 論文
    53 巻 (2012 - 2013) 5 号 p. 218-226
    公開日: 2014/02/28
    ジャーナル フリー
     海面(水面)の廃棄物最終処分場は,埋立区画の底面遮水層として在来地盤の沖積粘土層を利用している場合が多い.遮水層の層厚は,規定値を満足する必要があり,埋立廃棄物の沈降および着底時に及ぼす衝撃によって減じられることがあってはならない.埋立廃棄物の沈降現象を把握することは,周辺環境への影響などを把握するうえで,非常に重要なことである.このような現象を数値解析的に見積もる解析手法については,適切な手法の開発には未だ至っていないのが現状である.そこでわれわれは水中を沈降する物質の挙動を推察するための数値解析手法について検討している.本論では,実験結果と比較し,CIP法による数値解析手法の再現性について検討した.
     その結果,流体と剛体をモデル化したCIP法によって,単粒子自由沈降の挙動を表現できることが示された.とくに,底面遮水層への衝撃力やめり込み量を算出するための終端速度を算出するのに適していることが示された.
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  • 河原 裕徳, 磯部 有作, 松本 謙二, 大野 博之, 登坂 博行, 永岡 修一, 八村 智明, 武馬 雅志, 大嶋 真由子
    原稿種別: 論文
    53 巻 (2012 - 2013) 5 号 p. 227-234
    公開日: 2014/02/28
    ジャーナル フリー
     海面(水面)の廃棄物最終処分場は,埋立区画の底面遮水層として在来地盤の沖積粘土層を利用している場合が多い.遮水層の層厚は,規定値を満足する必要があり,埋立廃棄物の沈降および着底時に及ぼす衝撃によって減じられることがあってはならない.埋立廃棄物の沈降現象を把握することは,周辺環境への影響などを把握するうえで,非常に重要なことである.このような現象を数値解析的に見積もる解析手法については,適切な手法の開発には未だ至っていないのが現状である.そこで,われわれは水中を沈降する物質の挙動を推察するための数値解析手法について検討している.ここでは,実験結果と比較し,MPS法による数値解析手法の再現性について検討した.
     その結果,粒子法の一種であるMPS法では,単粒子のみならず多粒子の沈降状況をある程度表現できることが示された.現在利用可能なコンピュータでは計算時間が膨大になり,適切な沈降速度を直接算出することはできないが,いくつかの異なる粒子間距離の解析結果からある程度の沈降速度等を推察できる可能性がある.
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  • 御園生 敏治, 麻植 久史, 小池 克明, 嶋田 純, 吉永 徹, 井上 誠
    原稿種別: 論文
    53 巻 (2012 - 2013) 5 号 p. 235-244
    公開日: 2014/02/28
    ジャーナル フリー
     海底下浅部の地質構造を明らかにすることは,伏在断層の抽出,水質の空間分布の解釈,地下水の湧出経路の特定において重要である.海底下の活断層の位置や分布は音波探査により調査されている.しかし,音波探査では地下水についての情報は得られない.そこで,地下水を含む海底下約50 mの範囲の地質構造をイメージングするために,九州中部の有明・八代海を対象として,曳航型海底電気探査を適用した.両海は日本を代表する閉鎖性海域であり,地下水資源が豊富な熊本・八代平野に面している.測定に使用したケーブルの長さは250 mで,これに20本の電極を設置した.有明・八代海にそれぞれ4本,8本の計26 kmの測線を設定し,信頼性の高い比抵抗データを得るために3極法を採用した.海水の厚さを考慮した電位補正法と1次元インバージョン解析によって,宇土半島周辺で正断層を示唆する特徴,および地下水湧出経路と考えられる幅200 mの高比抵抗帯の存在が明らかになった.白川・緑川の河口では,後氷期の厚い海成粘土層(有明粘土層)の中に周囲に比べて高い比抵抗帯が現れた.これは海底地下水が陸源性野の淡水に起因し,この大規模な分布が高比抵抗帯に関連すると解釈した.八代海測線のインバージョン解析結果からは,日奈久断層の延長線上で比抵抗が大きく変化することがわかった.これは日奈久断層の繰り返し,かつ新しい動きによって,地下水湧出経路が形成されているためと考えられる.
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  • 横田 修一郎, 竹原 和也, 佐藤 路明, 坂田 聖二, 西山 賢一
    原稿種別: 論文
    53 巻 (2012 - 2013) 5 号 p. 245-256
    公開日: 2014/02/28
    ジャーナル フリー
     急崖をなす露岩表面の凹凸が拡大すれば,オーバーハング部は不安定化し,岩盤崩落にいたる.この機構解明の一環として島根県忍原峡の砂岩急崖に発達するタフォニの形状特性を調査し,凹凸の拡大から岩盤崩落にいたる過程およびその支配要因を検討した.
     タフォニが発達する当峡谷の急崖は粗粒のアレナイト砂岩を主体とする.凹部内壁の岩石は劣化・剥離が著しく,石膏の析出が頻繁に見られることから,その形成・拡大は塩類風化を介したものと考えられる.さらに,崖面に対して受け盤をなす礫岩薄層に多いことから,崖面流水の内部への浸透にはこの構造と高透水層の存在が関与したであろう.
     タフォニ開口部の大半は横長の楕円であるが,楕円の高さ/横幅比は横幅の大きなものほど小さく,開口部が小さな縦長楕円から大きな横長楕円へ拡大したことを示している.奥行きの拡大によって上部のオーバーハングが顕著になるが,これは開口部の天井アーチ構造によって支持される.ただし,支持力は横長伸長に伴って低下するため,オーバーハング部は不安定化し,節理面も関与して崩落する.急崖直下に散在する巨大転石群はこれまで頻繁に崩落が発生してきたことを物語っている.
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