応用地質
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58 巻 , 1 号
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論文
  • 相山 光太郎, 田中 姿郎, 佐々木 俊法
    58 巻 (2017 - 2018) 1 号 p. 2-18
    公開日: 2017/06/29
    ジャーナル 認証あり

    断層破砕帯の構造や構成鉱物を明らかにすることは,断層の活動性を評価するために重要である.そこで,活断層と第四紀以降に活動していない断層の特徴を把握するため,花崗岩露頭中に発達する山田断層の破砕帯を対象に詳細な構造解析を実施した.

    山田断層の破砕帯は断層ガウジ帯や,断層角礫,カタクレーサイトから構成され,主断層面や数条の小断層面が認められる.主断層面は未固結堆積層を切り,断層ガウジ帯を伴う.断層ガウジ帯は10枚の断層ガウジからなる層状構造を呈する.この10枚の断層ガウジは右横ずれ剪断(せんだん)運動を示す複合面構造を呈し,主にスメクタイトからなるため,スメクタイト生成後の地殻浅部での繰り返し剪断運動により,断層ガウジ帯が形成されたと考えられる.小断層面は未固結堆積層との関係が不明で,断層ガウジを伴わず,カタクレーサイトと接する.カタクレーサイト中には,地殻深部で塑性変形した黒雲母が認められ,地殻浅部の活動を示す構造は見られないため,この小断層面は第四紀以降に活動していないと考えられる.

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報告
  • 津田 秀典
    58 巻 (2017 - 2018) 1 号 p. 19-30
    公開日: 2017/05/17
    ジャーナル 認証あり

    山口県宇部市丸尾海岸に露出する未風化の蛇紋岩のボーリングコアにおいて,割れ目の存在状態および分布形態を記載した.ボーリング割れ目柱状図を作成すると,複数の割れ目が集合していくつかのゾーン(割れ目集合体)を形成することが確認された.この蛇紋岩体における割れ目集合体には,一般に5~20枚程度の割れ目が含まれ,平均割れ目間隔は約20~40㎜であった.一方,同じボーリング孔で実施した孔内水平載荷試験では,変形係数30~500MPaを計測した.この値を,割れ目集合体の分布に対応した局所的な変形係数に換算し直すと,それはほとんどの割れ目集合体で約30~40MPaに集中しており,割れ目に乏しい部分に比べて1 /10程度を示した.割れ目集合体の変形係数は,未風化の蛇紋岩で変形が集中する最も弱いゾーンでの平均的な変形係数を示していると考えられる.

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