一般情報処理教育において高い学習効果をあげるために重要な前提となるコンピュータに対する好意的な情意的態度を形成するため,学生のコンピュータに対する意識を調査し,学生がコンピュータが社会に与える影響やコンピュータが教育に及ぼす影響についてどのような意識を持ち,それが自己のコンピュータに対する態度にどのように現れるかを調べ分析を行った.その結果,社会での利用や教育での利用に対して好意的な反応をし,それが自己の問題であると認識した時,好意的な情意態度が形成されているが,自己の問題として認識していない場合には,学習効果の高まりには直接的には関連していないことが分かった.
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