学校の授業に参加できない,いわゆる不登校者は,毎年多くなっているが,これらの生徒に対する教育システム体制の整備がなされてなく,早期にこれらの問題に対処できる教育システムの確立が必要とされる. この課題を解決するための一方法として,今回,生徒(中学生)が在籍する教室と特別教室をマルチメディアでむすび間接的に授業に参加させ,その教育実践研究を進めてきた. その結果,該当生徒がこの間接的な授業へ参加し,学習意欲を示しており,通信ネットワークを用いたマルチメディアを,不登校者へ適用した結果は,教育実践的な視点から可能なことが明らかになったので報告する.
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