教育情報研究
Online ISSN : 2432-1745
Print ISSN : 0912-6732
12 巻, 4 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1997 年 12 巻 4 号 p. Cover1-
    発行日: 1997/03/31
    公開日: 2017/05/31
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    1997 年 12 巻 4 号 p. Toc1-
    発行日: 1997/03/31
    公開日: 2017/05/31
    ジャーナル フリー
  • 宮田 仁, 大隅 紀和, 林 徳治
    原稿種別: 本文
    1997 年 12 巻 4 号 p. 3-13
    発行日: 1997/03/31
    公開日: 2017/05/31
    ジャーナル フリー
    Logoによるプログラミングの学習で伸長した問題解決能力が, プログラミング以外の他の状況に転移するかという問題を, 指導方法との関係で分析した. その結果, 間題解決のプロセスを重視したアプローチでプログラミングを指導した場合, 間題解決能力の転移が起こりやすいことが「ハノイの塔問題」という解析的課題において実証された. プロセスを重視したアプローチでは, (1)構造化されたワークシート, (2)メタ認知を促進する教育的介入方法, (3)社会的状況場面で学習者がリフレクト(内省)できる学習環境の準備が必要であり, 具体的方法としてメタ認知促進カード(Metacognitive Prompt Card)をペア学習で使用した.
  • 宮地 功
    原稿種別: 本文
    1997 年 12 巻 4 号 p. 15-22
    発行日: 1997/03/31
    公開日: 2017/05/31
    ジャーナル フリー
    道徳の授業によって目標としている指導内容の道徳意識の変容を定量的に測定するために, AHPを応用した方法を提案する. 道徳教育における授業の視点に含まれる指導内容それぞれについて一対比較をするアンケートを授業の前と後に実施する. 一対比較行列から授業によって、目標にしている指導内容の大切さの度合いを求める. 児童ごとに授業の前と後の大切さの度合いの差を求める. この差の値によって、 どの指導内容がどの程度変化したかを知り、その授業によって生じた児童の道徳意識の変容を定量的に知る方法である. 提案した方法によって、小学校の道徳の授業を実施した. そのアンケート調査を分析した結果, 授業展開にほぼ対応した道徳意識の変容が見られた. 提案した方法による定量的な道徳意識の変容から授業効果を知リ, 授業方法を改善できるようになった.
  • 安達 一寿, 中尾 茂子
    原稿種別: 本文
    1997 年 12 巻 4 号 p. 23-28
    発行日: 1997/03/31
    公開日: 2017/05/31
    ジャーナル フリー
    課題解決学習場面での学習者の行動をアンケートにより調査し, その場面での学習者のとった行動から情報活用行動を支える要因を明らかにすることを目的とした. 学習者のとった行動の分析から, 情報の「生成・伝達」, 「収集・選択・判断」, 「処理」に関わる3つの因子が抽出され, 課題解決場面での情報活用行動の構造が明らかになった. また, 学習者を自己評価得点でグルーピングし, 情報活用行動を支える要因との関連を分析したところ, グループ間で差異が見られ, 行動様式の違いが明らかになった. 様々な学習場面に応じて情報活用行動の枠組みを整理することにより, 系統的な情報教育カリキュラムへの基礎資料となることが考えられる.
  • 井上 尚世, 林 徳治, 河野 卓也, 佐々木 真理, 松谷 正富
    原稿種別: 本文
    1997 年 12 巻 4 号 p. 29-39
    発行日: 1997/03/31
    公開日: 2017/05/31
    ジャーナル フリー
    中学校技術・家庭科の情報基礎領域における「情報の活用」の学習を, 学習者の小集団による間題解決学習として位置づけ, マルチメディア作品として表現させる場合とコンピュータを用いて紙上作品として表現させる場合との学習効果ならびに関連性を追究した. その結果, 次のことを明らかにした. (1)マルチメディア表現は, 創意・工夫することと機器を操作することとに困難意識を示す. しかし, 興味意識を持たせると共に知識・理解がより定着し, 意識に広がりを見せる. (2)紙上表現の場合は, 方法に関する内容は深まらないものの, 知識・理解がより深まり, 意識は直線的で, ある項目に集中する傾向を見せる. (3)地方交付税を基に進められるパソコン整備事業は, 早期にマルチメディア化されるべきである.
  • 須曽野 仁志, 木谷 康司, 下村 勉
    原稿種別: 本文
    1997 年 12 巻 4 号 p. 41-49
    発行日: 1997/03/31
    公開日: 2017/05/31
    ジャーナル フリー
    中学校3年生を対象にした「情報基礎」で, Logoプログラミングの基本操作から作品制作に至るまでの学習活動を半年間継続し, 授業実践で得られた成果について検討し, 実践を進めていく上での課題を明らかにした. プログラミングの初期の段階においては, 生徒はLogoの基本命令を容易に操作することができ, 「手順」を作成することにより「コンピュータに教えることによって自らも学ぶ」という能動的な学習活動が実現された. また, 最終的に作品制作にとり組む中では, 教科で学習する知識や生活経験などを積極的に活用たり, クラスの仲間と自由な雰囲気の中で情報交換しながら協同学習を進めることが, 創造性や個性豊かな作品をつくり出すことにつながった. 中学校でLogoを利用した学習を実現していく場合, 教科の枠組みを超えた総合的な学習の時間を設定したり, 生徒側からのdemand pullを学習内容に反映させていくことの大切さが示唆された.
  • 原稿種別: 付録等
    1997 年 12 巻 4 号 p. 51-
    発行日: 1997/03/31
    公開日: 2017/05/31
    ジャーナル フリー
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