副甲状腺癌は稀な疾患であるが,手術操作による播種のリスクから術前に癌を疑い手術に臨むことが重要である。2023年1月から7月までに経験した副甲状腺癌3例について頸部超音波検査で術前に副甲状腺癌を疑い,手術を施行することができたため報告する。
3症例とも頸部超音波検査で甲状腺下極に形状不整,境界不明瞭な腫瘤を認め,副甲状腺癌を疑い手術を行った。術後病理検査では,右反回神経と甲状腺への浸潤,周囲脂肪織浸潤を認め,副甲状腺癌の診断であった。
よって,形状不整,境界不明瞭といった所見が副甲状腺癌を疑う所見になると考えられた。
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