農業農村工学会誌
Online ISSN : 1884-7196
Print ISSN : 1882-2770
77 巻 , 1 号
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  • 濱田 浩正, 吉永 育生, 濵田 康治
    2009 年 77 巻 1 号 p. 25-28,a1
    発行日: 2009/01/01
    公開日: 2019/01/08
    ジャーナル フリー

    東北タイのため池の水位と電気伝導度の長期変動を把握するため,5地点で1年以上の観測を実施した。その結果,農業に利用しているため池と未利用のため池の乾季の水位低下速度には差がなく,利用水量は自然損失量にくらべ小さいことが推定された。農業への水利用量が自然損失量よりも多いのは田植えに使う苗の栽培に水を使う7月だけであった。ため池の水位は7月上旬から中旬までは降水があってもほとんど上昇せず,その後急激に上昇した。電気伝導度は水位が低下すれば上昇し,7月上旬から中旬に最も高い値となった。塩類集積地が存在する低地部の池では,電気伝導度が1,000~15,000μs/cmと大きな変動を示した。

  • 上田 達己
    2009 年 77 巻 1 号 p. 29-32,a1
    発行日: 2009/01/01
    公開日: 2019/01/08
    ジャーナル フリー

    近年,地球温暖化防止対策の一つとしてバイオ燃料が注目され,世界的な生産拡大が始まっている。そこで本報は,国産バイオエタノール生産に伴う環境影響(化石エネルギー消費,温室効果ガス排出)およびコストを概観するとともに,今後の実用化に向けた課題を論ずる。結果として,バイオエタノール生産による温室効果ガス削減効果を高めるうえで,作物残さ等の熱・発電利用および発酵廃液の農地還元によって化石燃料の投入を極力削減することの重要性が示された。また,バイオエタノール生産コストの過半を占める作物生産費を削減するためには,資源作物の収量性の向上がひとつの重要な鍵を握っている。

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