大学教育においては,産学連携のスキームを活用して中核的な人材を養成するための教育システムの整備が必要とされている。特に,最先端あるいは実践的な技術・知見を習得する社会人に向け,継続的な教育の充実を図ることが求められる。ここでは農業土木技術者のニーズに基づいて専門的知識を付与し,課題と到達目標を定め,体系的に理論と演習を積み重ねる「学び直しプログラム」と農業農村工学会の技術者継続教育機構が認証するCPD(Continuing Professional Development)制度を結び付けて実施した,技術者教育講座の実施例を報告する。