以上本文は地層の電気比抵抗に関する諸因子の定性的な問題と実測値における電気比抵抗と透水係数との関係について述べ実験式 (5) を得たのであるが, これはまだ完全なものではなく (α) の中に一括した諸因子の定量的な解折をする必要がある。しかし一般の沖積層においては実際とよく一致し井戸の計画等にあたって実用に供しうるものである。
洪積層の場合これよりいくらか (k) が小さく, 第3紀滞水層の場合はこれよりいくらか (k) が大きいように考えられるがこれらについては将来研究を進めたい。
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