本法を用いれば破壊陷没を生ずることなく, 与えられた工事期間内に政治経済の変動に即応しつつ技術的に合理的な築堤が可能である。
本法がら知りうる諸事項を掲げろと, 次のごとくである。
i) 工事進展に伴ない陷没破壊の最も危険な時期が存在する。
ii) 本法により, 事前沈下法が最も有効に用いられる。
iii) この種築堤による堤防皐成断面は, 工事期間と荷重面により左右され, 従来のごとく, 設計前に堤防断面が決定されるがごときは, 理論的矛盾といわねばならない。
iv) 以上の各事柄より, 次報以下の興味ある方法が拡張される。
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