重粘土は, 農作業機械による耕うん作業において, 砕土性, 走行能が悪い。この点は土壌の物理性を改良することによりある程度改善される。
実験は水処理剤ヒドロキシアルミニウムの添加量を変えて行い, 土の物理性, 団粒分析, 透水係数, pF-水分曲線等に対し, その処理効果について土の陽イオン交換容量に対する添加割合について論及している。そして, ヒドロキシアルミニウムの処理効果がとくに透水係数に顕著であること, 土壌の物理性の改善には土を十分に乾燥してからヒドロキシアルミニウムを添加すればより効果的であることなどを述べている。
抄録全体を表示