【目的】SLE患者のボディイメージに関する知見を明らかにする。
【方法】Cooperの「統合的文献レビュー」の方法論を用いた文献レビュー。「SLE」「systemic lupus erythematosus」「body image」を含む文献を検索し選定。文献は言語的要約と単純なコード分類を実施した。
【結果】ボディイメージに関する記述のある文献は24件であった。選定文献はそれぞれ「療養体験」3件,「HRQOL」8件,「外見」5件,「セクシュアリティ」4件,「療養と支援」3件,「発達段階」1件の6項目に分類された。「HRQOL」は尺度開発に関するものとQOL低下に関するものが多く,「外見」は外見変化と外見懸念,「療養と支援」は治療効果,ソーシャルサポート,プライマリ・ケアに関するものがあった。
【結論】SLE患者は外見上の問題に多くの困難さやニードがあり,ボディイメージが療養生活に及ぼす影響が示された。
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