日本看護研究学会雑誌
Online ISSN : 2189-6100
Print ISSN : 2188-3599
ISSN-L : 2188-3599
早期公開論文
早期公開論文の3件中1~3を表示しています
  • 塩入 久仁子, 山口 大輔, 松永 保子
    論文ID: 20230511220
    発行日: 2024/04/20
    [早期公開] 公開日: 2024/02/16
    ジャーナル フリー 早期公開

    目的:臨床現場における看護師の自己教育力と他者から受けている支援との関連について検討した。方法:看護師255名の基本的属性と,自己教育力測定尺度,他者支援尺度を用い,ロジスティック回帰分析を行った。結果:看護師長・副看護師長からの内省支援(OR=1.28)が「成長・発展への志向」に,看護師長・副看護師長からの精神支援(OR=1.11)と先輩からの精神支援(OR=0.91)が「自己の対象化と統制」に,年代(OR=0.61),クリニカルラダー(OR=1.97),看護師長・副看護師長からの精神支援(OR=1.11)が「学習の技能と基盤」に,同期からの内省支援(OR=0.83)が「自信・プライド・安定性」に関連していた。結論:看護師の自己教育力の向上には,看護師長・副看護師長からの自己の看護実践に対する内省支援,成長を確信できるような精神支援,職場の互酬性を高めることが重要であると考えられた。

  • 山本 裕子, 岩脇 陽子, 室田 昌子, 木下 涼子
    論文ID: 20230511222
    発行日: 2024/04/20
    [早期公開] 公開日: 2024/02/16
    ジャーナル フリー 早期公開

    目的:中年期以降の慢性心不全患者のセルフマネジメントにおける困難を明らかにする。方法:入院中の患者を対象に,半構造化面接で得られたデータを質的帰納的に分析した。結果:対象者は男性9名,女性8名の計17名であった。中高年期の慢性心不全患者のセルフマネジメントにおける困難は,【心不全について判断ができない】【自己管理の効果を実感できない】【自己管理を生活に織り込めない】【自分なりに心不全に向き合っている】【辛い思いのまま生活に喜びや楽しみがない】【仕事の調整ができない】【社会的リソースが活用できない】【心不全の自分に価値が持てない】【心機能の低下により失ったものが多い】の9つのカテゴリが抽出された。結論:中年期以降の慢性心不全患者のセルフマネジメントの困難には,身体的,精神的,社会的,スピリチュアルな側面に対応する支援が必要であることが示唆された。

  • 森 つばさ
    論文ID: 20230608221
    発行日: 2024/04/20
    [早期公開] 公開日: 2024/02/16
    ジャーナル フリー 早期公開

    目的:本研究の目的は,人々の生活や価値観が多様化する現代の日本における「ソーシャルスキル」の概念構造への理解を深め,看護実践の質向上への示唆を得ることである。方法:Rodgers & Knaflの概念分析の方法を用い,複数の学問領域やメディアよりソーシャルスキルの先行要件,属性と帰結を抽出し類似性に基づいて分析を行った。結果:57の文献より「ソーシャルスキル」の先行要件となる【動機】など4つのカテゴリ,属性として【人間関係を円滑に運ぶスキル】など6カテゴリ,【円滑な人間関係の構築】といった帰結の5カテゴリが抽出された。結論:遠隔診療の普及など社会のニーズも多様化し,多様なニーズに合ったソーシャルスキルを身につけることが日本の看護職にとって重要となった。そうした背景を踏まえた,体系的なソーシャルスキル学習の方策を検討することが今後の課題となる。

feedback
Top