目的:日本看護研究学会雑誌(和文誌)およびJournal of International Nursing Research(JINR)(英文誌)に2000年以降に掲載された研究論文の動向を分析し,今後の看護学研究における課題について明らかにすること。方法:和文誌は医中誌Webで検索し2000年1月〜2024年3月に掲載された原著論文とした。英文誌はJ-STAGE「JINR」で入手し,総説や資料等を除外した。結果:対象は和文誌894件,英文誌35件だった。論文数は2011年まで増加傾向にあり,以降は増減を繰り返していた。量的研究デザインが最も多かったが,質的研究デザインの増大が著明だった。研究対象は看護職者(313件),患者(211件),患者の家族(70件),看護学生(66件)の順に多かった。結論:看護教育水準の高等化が進み,研究の実施環境が整備されたことで論文数が増加し,特に質的研究デザインの実施環境も整備されてきたと考えられる。
抄録全体を表示