日本ペインクリニック学会誌
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11 巻 , 1 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
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  • 柿木 隆介, 乾 幸二, 秋 云海, 王 暁宏, Diep Tuan TRAN
    11 巻 (2004) 1 号 p. 1-11
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    ヒトの脳内痛覚認知機構について, 脳波 (EEG) および脳磁図 (MEG) を用いたこれまでの研究を要約し, 今後の問題点について考察した. Aδ線維刺激による方法 (first pain 関連) では, レーザー光線刺激と表皮内の選択的電気刺激が主として用いられている. まず刺激対側半球の第1次体性感覚野 (SI) のおそらく1野と思われる部位に小さな反応がみられ, その後両側半球の第2次体性感覚野 (SII)-島にも反応がみられた. SI, SII, 島にほぼ同時に反応がみられることが痛覚認知の特徴的な所見である. 刺激同側半球の反応の潜時は対側半球よりも10~20ミリ秒長く, おそらく脳梁を介した反応と考えられる. これらの部位の反応は痛覚刺激時に自発運動を行わせることによって著明に抑制されるが, 特に刺激対側のSII-島の反応の変化がこの変化に重要であった. その後, 帯状回および扁桃体-海馬付近に反応がみられた. これらの部位の反応は注意や覚醒度の影響を強く受け, 情動に強く影響されると考えられた. 最近, C線維の選択的刺激 (second pain 関連) が可能となった. 結果はAδ線維刺激による場合とほぼ同様であったが, second pain 関連の反応は, 注意や覚醒度の影響をより強く受けることが明らかとなった.
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  • 池田 東美明, 鈴木 尚志, 野本 功一, 吉田 達也, 世良田 和幸
    11 巻 (2004) 1 号 p. 12-15
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    星状神経節ブロック (以下, SGB) の合併症のひとつに硬膜外膿瘍があるが, 慢性的な経過をたどり重篤な後遺症を残す危険がある. 今回, 感染経路としてSGBが疑われ, 頸部と腰部の硬膜外膿瘍, 脳膿瘍さらに髄膜炎にまで発展した症例を経験した. 症例は63歳, 男性, 事故により右示指の挫滅外傷後切断術となり, 術後痛とともにアロディニア症状が生じた. 近医でカウザルギーと診断されSGBを開始し, 連日施行したが, 治療中に後頸部痛, 発熱, 右前腕橈側のしびれ感が出現したため当院へ紹介された. その間に腰椎椎間板ヘルニアに対して腰部硬膜外ブロックを47回受けている. 入院後MRIを施行したところ頸部と腰部の硬膜外膿瘍が発見された. 髄液検査でキサントクロミーも認められ髄膜炎と診断された. 入院して抗生物質の点滴投与とMRIによる膿瘍の経過観察を行い, 最終的には手術を行わずに保存療法で神経症状が改善した. SGB療法中に硬膜外膿瘍, 脳膿瘍さらに髄膜炎までに発展する危険があることを念頭に, 感染に気をつけてブロックを行うことの必要性を改めて痛感した.
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  • 今村 佳樹, 椎葉 俊司, 坂本 英治, 仲西 修
    11 巻 (2004) 1 号 p. 16-19
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    頸部疾患に起因した口腔顔面痛の6症例を報告する, 6症例ともに歯科的には原因の明らかでない口腔顔面痛であり, 患側の頸部筋と頸椎横突起に圧痛が存在した. 口腔顔面の疼痛部位への局所麻酔では, 著明な鎮痛は得られなかった. 咀嚼筋の圧痛点へのトリガーポイント注射では, 疼痛は軽減したが完全な除痛は得られなかった. 深頸神経叢ブロックの手技に従い, 頸椎横突起部の圧痛点に, 生理食塩液と局所麻酔薬を注入したところ, 疼痛は生理食塩液注入では軽減しなかったが, 局所麻酔薬注入によって著明に改善した. 口腔顔面領域の痛みでは, 頸部由来の疼痛の存在も考慮すべきである.
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  • 小幡 良次, 柚木 裕司, 上原 博和, 若井 正一
    11 巻 (2004) 1 号 p. 20-24
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    帯状疱疹が原因と考えられる脊髄炎を報告する. 患者は85歳の女性. 右L1領域の帯状疱疹発症後13日目に右大腿前面の発作性筋痙攣様疼痛が出現したため, 疼痛治療の目的で硬膜外ブロックを行った. 帯状疱疹発症後18日目 (持続硬膜外ブロック開始後2日目) に右下肢の筋力低下がみられ, 21日目には左T11以下の温痛覚低下, 両膝蓋腱反射亢進が発現した. MRI (T2強調画像) では, T9~T10椎体レベルの脊髄中央に帯状の異常信号を認め, 血液中と脳脊髄液中の水痘・帯状疱疹ウイルスの抗体が高値を示していた. 発症の経過, 検査結果から帯状疱疹が原因の脊髄炎と考えられた. 帯状疱疹の患者で, 硬膜外ブロックを行っている際, 新たに神経症状が出現した場合には脊髄炎合併の可能性も念頭に入れる必要がある.
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  • 11 巻 (2004) 1 号 p. 25-28
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
  • 11 巻 (2004) 1 号 p. 29-35
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
  • 11 巻 (2004) 1 号 p. 36-37
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
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