日本ペインクリニック学会誌
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11 巻 , 4 号
選択された号の論文の20件中1~20を表示しています
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  • 吉田 明子, 加藤 正人, 谷内 一彦
    11 巻 (2004) 4 号 p. 387-396
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    痛みの受容には多くの分子が影響を与えるが, ヒスタミンもその一つである. その作用点は, 一次性求心性神経線維と中枢ヒスタミン神経であるが, H1受容体はおもに一次性求心性神経線維上にあり, 末梢からの情報を脊髄や上位中枢へ効率よく伝達する役目を担っている. また脊髄や上位中枢にはH1受容体やH2受容体が存在して興奮性の作用を共同して担っている. とくに中枢ではH1, H2受容体ともに大脳皮質の機能賦活作用として覚醒や認知機能亢進に関与している. 最近, ヒスタミン関連遺伝子のノックアウトマウスが開発され小動物における生理学的・病態生理学的研究の新たな展開が進んでいる. 本総説では, 抗ヒスタミン薬を用いた薬物研究, 近年開発されたヒスタミン関連遺伝子ノックアウトマウス (H1, H2受容体ノックアウトマウス, ヒスタミン合成酵素ノックアウトマウス) を用いた研究, モルヒネなどのオピオイドと併用した疼痛研究の結果をもとに, 痛みの受容とヒスタミンの関与について概説する.
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  • 成田 年, 鈴木 雅美, 成田 道子, 新倉 慶一, 島村 昌弘, 葛巻 直子, 矢島 義識, 鈴木 勉
    11 巻 (2004) 4 号 p. 397-405
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    神経因性疼痛下ではモルヒネに対する鎮痛作用の感受性が低下することが知られているが, その詳細な分子機構はほとんど解明されていない. 本稿では, 神経因性疼痛下におけるモルヒネの鎮痛作用の感受性低下と神経因性疼痛を含めた慢性疼痛下におけるモルヒネの精神依存形成抑制の分子機構について検討した結果を紹介する. 坐骨神経結紮により, 脊髄後角において protein kinase C (PKC) および脳由来神経栄養因子 (brain-derived neurotrophic factor: BDNF) の免疫活性の増大およびアストロサイトの著しい形態変化が観察された. また, このような変化は非疼痛下でモルヒネを慢性処置することによりモルヒネの鎮痛耐性が形成された動物の脊髄においても認められたことから, こうした変化は神経因性疼痛下におけるモルヒネの鎮痛作用減弱の一因である可能性が示唆された. また, 神経因性疼痛下では, モルヒネの精神依存形成が著明に抑制されることを確認した. さらに, 神経因性疼痛下では, 腹側被蓋野においてγ-aminobutyric acid (GABA) 含有神経上に存在するμオピオイド受容体の機能低下が引き起こされること, また, ドパミン神経上における extra-cellular signal-regulated kinase (ERK) 活性の著明な減弱が引き起こされることが明らかとなった. 一方, ホルマリンの足蹠皮下投与による炎症性疼痛モデルにおいても, モルヒネの精神依存形成は有意に抑制された. この現象は, κオピオイド受容体拮抗薬の前処置によりほぼ完全に消失した. これらのことから, 神経因性疼痛下においては, 腹側被蓋野におけるμオピオイド受容体の機能およびERK活性の低下が, また, 炎症性疼痛下では, 内因性κオピオイド神経系の活性化が主因となり, モルヒネの精神依存形成が抑制されたと考えられる.
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  • 曽良 一郎, 渡邉 秀和, 畑 春実
    11 巻 (2004) 4 号 p. 406-410
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    モルヒネに代表されるオピオイドは, 激烈な疼痛の治療において重要な役割を果たしている薬物である. オピオイド系は, 内因性オピオイドペプチドファミリーとμ, δ, κと名付けられた3種の受容体から成り立ち, 鎮痛・報酬をはじめとして広範な生理機能にかかわっている. われわれはμオピオイド受容体遺伝子を欠損させたノックアウト・トランスジェニックマウスを作製した. μオピオイド受容体ノックアウトマウスにおいてはモルヒネの鎮痛作用, 副作用は消失しており, それらがμオピオイド受容体を介していることが明らかとなった. また, われわれはオピオイド受容体遺伝子多型を検討し, モルヒネ鎮痛効果・副作用の個人差との相関を解析していくことで, 疼痛治療におけるテーラーメイド医療の実現を目指している.
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  • 山崎 豊
    11 巻 (2004) 4 号 p. 411-416
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    上腹部術後鎮痛に硬膜外投与するロピバカインの濃度もしくはフェンタニルの量を上げ, どちらが有効なのかを45名で検討した. 麻酔はプロポフォールと10μg/kg以下のフェンタニルの静注で維持し, 適宜硬膜外麻酔を併用した. 手術終了後B群 (n=15) は0.2%ロピバカイン92mlにフェンタニル0.2mgを, F群 (n=15) は0.2%ロピバカイン90mlにフェンタニル0.3mgを, R群 (n=15)では0.3%ロピバカイン92mlにフェンタニル0.2mgを, 4ml/hで硬膜外持続注入した. 術後4時間, 12時間, 24時間に視覚アナログ尺度 (VAS) により, 安静時と咳嗽時の疼痛の程度を調べ, 24時間後に疼痛管理に対する患者の満足度を4段階で評価した. また, 術後病棟で24時間以内に追加投与された鎮痛薬の使用回数を調べた. その結果, 咳嗽時のVASはF群, R群とも術後12時間, 24時間でB群よりも有意に低値であった. また低血圧はB群では認めなかったが, F群とR群ではそれぞれ4例ずつ認めた. 患者満足度の4段階評価では3群間に有意差はなかった. 上腹部術後痛に対して硬膜外投与するロピバカインを0.2%から0.3%にすることと, フェンタニルの投与量を0.2mg/日から0.3mg/日にすることは臨床上同程度の効果であることがわかった.
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  • 水野 樹, 折井 亮, 矢島 直, 有田 英子, 花岡 一雄
    11 巻 (2004) 4 号 p. 417-423
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    日本における医師総数には地域較差がある. 今回, ペインクリニシャンの地域分布状況を調査, 検討した. 47都道府県別と日本ペインクリニック学会11地方会別に日本ペインクリニック学会正会員数と認定医数を調査, 比較した. 47都道府県における人口, 医師総数, 正会員数, 認定医数の各間にはいずれも有意な直線的な相関関係を認めた. 人口10万人あたりの正会員数は全国平均3.2人, 最大都道府県較差は3.6倍, 地方会別では最多が東京地方会5.3人, 最少が東海地方会2.2人であった. 人口10万人あたりの認定医数は全国平均1.0人, 最大都道府県較差は6.4倍, 地方会別では最多が東京地方会1.7人, 最少が東海地方会0.7人であった. 医師総数に占める正会員数の割合は全国平均1.6%, 最大都道府県較差は3.3倍, 地方会別では最高が東京地方会2.1%, 最低が東海地方会1.3%であった. 医師総数に占める認定医数の割合は全国平均0.52%, 最大都道府県較差は5.8倍, 地方会別では最高が北陸地方会0.76%, 最低が九州地方会0.36%であった. 正会員数に占める認定医数の割合は全国平均32%, 最大都道府県較差は33倍, 地方会別では最高が北陸地方会44%, 最低が九州地方会25%であった. 日本におけるペインクリニシャン数には, 大きな都道府県較差があり, 地域較差が存在すると思われる.
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  • 山田 信一, 上田 伸英, 上田 沙和子, 山本 洋介, 宮脇 奈央, 佐野 智美, 福重 哲志, 加納 龍彦
    11 巻 (2004) 4 号 p. 424-428
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    治療抵抗性の慢性疼痛患者には心因性要因がしばしば関与している. 今回われわれは, さまざまな治療によっても鎮痛効果を自覚できない難治性下肢痛の患者で, 心因性要因が深く関与していると考えられた3例を経験した. 3症例ともに下肢の腫脹, 冷感を主訴とし, 非常に強い持続する疼痛を訴え, 疼痛のために下肢運動障害が認められた. 各種神経ブロックを中心とした治療に薬物療法を併用したが, まったく効果は認められなかった. 神経ブロックでは, 下肢の皮膚温上昇, 血流改善, 感覚鈍麻, 運動麻痺などが認められたが, 疼痛緩和には至らなかった. 心理学的検査としてMMPI (Minnesota Multiphasic Personahty Inventory) 法を施行し, 2症例で不適応水準が高かった. 難治性慢性疼痛患者は心理的要因が強く関与することが考えられるため, 慢性疼痛患者の治療には, 従来の疼痛治療に加えて精神的アプローチが不可欠である.
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  • 野田 薫, 伊藤 富美子, 柿下 道子, 渡部 愛子, 山口 千尋, 野中 宏子, 宗像 和彦, 佐伯 茂
    11 巻 (2004) 4 号 p. 429-433
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    がん性疼痛患者32例を対象に, 非麻薬性経口鎮痛薬であるペンタゾシン錠の1日投与量, 併用薬, visual analogue scale による pain score (0~100mm), 投与日数副作用などを調査し, その有用性について検討した.
    ペンタゾシン錠開始時の1日平均投与量は92開2mgで, 平均維持投与量は135.2mgであった. pain score の変化は, 投与前76.3mm, ペンタゾシン錠投与中の最低値は23.0mm, ペンタゾシン錠投与終了時は41.6mmであった. 平均投与日数は32.0日で, ペンタゾシン錠のみで最後まで疼痛管理が可能であった症例は32例中11例 (34.4%), モルヒネ製剤への変更16例 (50.0%) であった. 32例中12例 (37.5%) で, 嘔気, めまい・ふらつき, 眠気などの副作用を認めたが, 投与量の減量により副作用は軽減・消失した.
    ペンタゾシン錠は副作用も比較的少なく, 中等度のがん性疼痛症例に有用と考えられた.
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  • 黒川 博己, 森脇 克行, 佐伯 昇, 楠 真二, 河本 昌志, 弓削 孟文
    11 巻 (2004) 4 号 p. 434-438
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    コハク酸プレドニゾロン (水溶性プレドニン®) はくも膜下投与が認められているステロイドである. 6症例の難治性帯状庖疹後神経痛患者 (上部胸髄, 下部胸髄レベル各3症例) に対して, コハク酸プレドニゾロン40mgを溶解した3%脊髄麻酔用リドカイン2~3mlを, くも膜下腔に延べ16回注入し, 治療の有用性と問題点をレトロスペクティブに検討した. 治療により疼痛は visual analogue scale で治療前中央値55から最終35へと有意に低下した. 16回の治療中14回で血圧が低下し, 昇圧薬が必要となった. また高位脊髄麻酔や鎮静による呼吸抑制が11回で生じ, 補助換気を必要とした. 高位脊髄麻酔による中枢神経症状の治療や予防のため9回でジアゼパムを使用した. 本法は帯状庖疹後神経痛の治療に有用であったが, 溶媒として用いたリドカインによる副作用は頻繁に認められ, 十分なモニター下に注意深い管理が必要であると思われた.
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  • 篁 武郎, 小川 龍
    11 巻 (2004) 4 号 p. 439-442
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    人工透析に合併する下肢筋有痛性痙攣を訴える4例の患者に対して, 透析開始30分前に鍼治療の一つである水針療法として経穴に生理食塩液0.2mlを注射した. 全症例で症状の改善がみられ, 有害な副作用もなかった. この経穴注射は簡便かつ短時間で施行でき, 飲水制限のために薬剤の内服を嫌う透析患者にも受け入れられやすいものであり, 人工透析に合併する下肢筋有痛性痙攣の予防に有効であるという結果を得た.
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  • 武島 玲子
    11 巻 (2004) 4 号 p. 443-447
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    痙性麻痺患者では, 痙性が強くなると不快感や痛みを伴い, 排尿や車椅子への移乗が困難になるなど, 日常生活が障害される. また日常生活動作の獲得が困難になり, 介護にも問題が生じる. 治療法として, 薬物療法, 脊髄刺激法, くも膜下バクロフェン投与, くも膜下フェノールブロックなどがある. 今回, 自立歩行不可能な27~64歳の6例に計11回のくも膜下フェノールブロックを実施した, 実施後に痙性は消失した. 下肢の筋力低下や合併症はみられなかった. 動作時の筋活動が低下し, 座位の保持や円滑な移動に効果があった. 若年者では, 効果の持続期間が短い傾向にあった. 患者の満足度は大きかった.
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  • 早助 弓子, 福永 智栄, 西村 明子
    11 巻 (2004) 4 号 p. 448-452
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    Complex regional pain syndrome (CRPS) の発症メカニズムは不明であるが, 不動化がCRPSの発症原因や悪化の要因になっていると報告されている. 今回, ギプス・装具・安静の指示などの医療処置による不動化, physician-imposed immobilization がCRPS type Iの発症または悪化に関与したと推測された3症例について報告する. 3症例のうち, 医師による安静の指示が1例, ギプス固定によるものが2例であった. 安静期間は8週間から12週間であった. 医療従事者は, 不動化がCRPSの発症や悪化の一因になりうることを銘記し, 不要な安静の指示や処置は避けるべきである.
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  • 櫻井 行一, 舘岡 一芳, 河本 瑞穂, 岩崎 寛
    11 巻 (2004) 4 号 p. 453-456
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    腹部がん性疼痛に対して, エタノールを使用し, 腹腔神経叢ブロック・下腸間膜動脈神経叢ブロックを同時に行った10症例について検討した. エタノールの使用によるアルコール中毒等の副作用は認めなかった. 除痛の有効性も高く, 頻回ブロックによる患者負担が軽減することからも, 腹腔神経叢ブロックと下腸間膜動脈神経叢ブロックの同時施行は, 腹部疼痛の範囲が広い場合に考慮されてよい除痛法と考えられる.
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  • 田澤 史恵, 塚越 裕, 中村 京一, 高橋 幸雄, 後藤 文夫
    11 巻 (2004) 4 号 p. 457-459
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    一回注入法での硬膜外ブロックにより広範囲の硬膜外膿瘍を形成した症例を経験した. 症例は54歳女性. 頸椎椎間板ヘルニアと一過性脳虚血発作の既往があり, 塩酸チクロピジンを内服していた, 平成14年夏, L4の腰椎すべり症による腰痛の治療目的で近医整形外科にて硬膜外ブロックを受けた. 3回目のブロックの2時間後に頸部痛, その夜に歩行困難, 翌朝には起立不能となり当院救急外来を受診した. MRIでC2-L4の硬膜外膿瘍と診断され, 緊急手術を受けた. その後, つかまり立ちができるまでに回復した. 本症例では, 硬膜外ブロック施行後に神経症状が出現したこと, 血液と硬膜外組織培養において皮膚常在菌である黄色ブドウ球菌が検出されたことから, 硬膜外穿刺に伴う感染が強く疑われた. 局所の感染巣がその後のブロックにより拡大したか, あるいは皮下膿瘍が血行性に拡大し, 広範の膿瘍が形成された可能性が考えられる. 塩酸チクロピジンによる血液凝固障害で形成された血腫が感染を助長した可能性もあり, 抗血小板薬の使用中の患者では硬膜外ブロックの適応には慎重であるべきである. また, 一回注入法でも皮膚消毒には十分な注意が必要である.
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  • 小杉 志都子, 篠崎 未緒, 豊川 秀樹, 立川 俊一, 長沼 芳和, 大瀬戸 清茂, 塩谷 正弘
    11 巻 (2004) 4 号 p. 460-463
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    当施設で1994年から2002年の8年間で胸腔鏡下交感神経節切除術を行った小児手掌多汗症患者35症例 (9歳~15歳) に対し, 手紙によるアンケート調査を行い, 回答のあった24例について, 治療成績, 合併症, および満足度について検討した. 手術による出血, 気胸, ホルネル徴候, 感覚障害などの合併症はなかった. 3例は追跡期間中に再発しており, 交感神経幹の焼灼切除が不完全であったことが原因と考えられた. 代償性発汗の出現頻度は91.7%であり, そのうち62.5%が日常生活に支障を感じていた. 術後長期満足度は79.2%であり, 満足度が低下するおもな原因は代償性発汗と再発であった. 他人との接触や学習時の不便さは改善する傾向にあった. 手掌多汗症に対する早期手術は, 患児が苦悩感や劣等感を感じることに費やす期間を少なくし社会的発達を向上させる利点がある一方, 代償性発汗や再発はかえって患児の精神的負担となり手術の満足度は低下する. 術前に患児および両親に対する十分な説明, 術後の長期的経過観察および再発防止のための確実な手技の検討が必要であると考える.
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  • 住谷 昌彦, 上林 卓彦, 林 行雄, 内田 一郎, 阪上 学, 井上 隆弥, 柴田 政彦, 真下 節
    11 巻 (2004) 4 号 p. 464-466
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    表在性膀胱癌に対してBCG膀胱内注入療法を施行され, その遷延性の合併症として重篤な膀胱関連痛とアロディニアを呈した症例を経験した. 症例は88歳, 女性. 表在性膀胱癌に対し, BCG膀胱内注入療法を2期受けた. 施行中から強い膀胱刺激症状を認めていたが非ステロイド性抗炎症薬で辛うじて自制内であった. 治療終了12週目頃から下腹部と会陰部に重篤な灼熱痛やアロディニアを認め, その原因として膀胱と腎臓に起因する内臓関連痛が考えられた. 灼熱痛, アロディニアともに, 塩酸モルヒネの内服により著明な鎮痛が得られた. BCG膀胱内注入療法に伴う副作用はさまざまなものが知られているが, 膀胱関連痛とアロディニアがみられた症例はいまだ報告されていない.
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  • 二階 哲朗, 金田 和枝, 土井 克史, 今町 憲貴, 中谷 俊彦, 齊藤 洋司
    11 巻 (2004) 4 号 p. 467-468
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    舌咽神経痛の治療法には薬物療法, 神経ブロック, 手術療法などいくつかの選択肢がある. どの治療法においても侵襲面, 技術の難易度, 副作用の面で一長一短があるが, その治療の選択にはできるかぎり効果的かつ非侵襲的な方法が望まれる. 今回, われわれは高濃度の局所麻酔薬を用い, 経口腔法による舌咽神経ブロックを行い軽快した1症例を経験したので報告する.
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  • 小野 陽子, 寺田 宏達, 三井 由希子
    11 巻 (2004) 4 号 p. 469-472
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    持続硬膜外カテーテル留置には, 硬膜外膿瘍や髄膜炎という重篤な合併症があり, 感染予防対策が重要である. われわれは, 2002年9月, 硬膜外膿瘍の1症例を経験し, 硬膜外カテーテル挿入時および留置時の感染予防対策を変更し強化した. 現在, 0.5%グルコン酸クロルヘキシジン含有80%エタノールまたはポビドンヨードによる消毒に加えて, バイオパッチ®を使用し, 薬液投与は自己疼痛管理 (PCA) 装置による注入のみとし, 薬液の充填は麻酔科医または麻酔科外来看護師のみとしている. これらの対策開始の以前1年間と以後1年間における, 持続硬膜外カテーテル管理症例100例を対象に, 年齢, 性別, カテーテルの留置期間, 留置部位, 診断名, 既往歴, 抜去理由, 感染の有無を後ろ向きに調査した. 対策以前に硬膜外カテーテルを留置した患者65例中, 感染を起こした患者は13例, 対策以後に硬膜外カテーテルを留置した患者35例中, 感染を起こした患者は皆無であり, 感染発生頻度に有意差がみられた.
    当院で施行している, 持続硬膜外カテーテル留置患者に対する新しい感染予防対策は, カテーテル感染防止に有用であった.
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  • 11 巻 (2004) 4 号 p. 473-476
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
  • 11 巻 (2004) 4 号 p. 477-483
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
  • 11 巻 (2004) 4 号 p. 484-488
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
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