日本ペインクリニック学会誌
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12 巻 , 1 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
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  • 水野 樹, 齋藤 勇一郎, 関山 裕詩, 小川 真, 有田 英子, 花岡 一雄
    12 巻 (2005) 1 号 p. 3-9
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    日本における人口および医師数あたりのペインクリニック科医師数は, 都道府県較差が大きいものの有意な地方会間較差はないという前回の調査を基に, 医療施設の側面からペインクリニック科医師数およびペインクリニック科医療施設数の地域分布を検討した. 47都道府県別と日本ペインクリニック学会11地方会別に, 病院数, 病床数あたりの医師数, 日本ペインクリニック学会正会員数, 同認定医数, 同認定医指定研修施設数を推計し比較した. 47都道府県における人口, 医師数, 病院数, 病床数, 正会員数, 認定医数, 指定研修施設数の各間には有意な直線的な相関関係を認めた. 病院1施設あたりの正会員数は, 全国平均0.44人, 最多が東京地方会0.94人, 最少が四国地方会0.27人であった. 病院1施設あたりの認定医数は, 全国平均0.14人, 最多が東京地方会0.30人, 最少が九州地方会0.07人であった. 病院数に占める指定研修施設数の割合は, 全国平均2.9%, 最高が東京地方会5.5%, 最低が九州地方会1.4%であった. 病床数1,000床あたりの正会員数は, 全国平均2.5人, 最多が東京地方会4.9人, 最少が九州地方会1.8人であった. 病床数1,000床あたりの認定医数は, 全国平均0.8人, 最多が東京地方会1.6人, 最少が九州地方会0.5人であった. 病院数, 病床数からみたペインクリニック科医師数およびペインクリニック科医療施設数には, 地域較差が存在する. ペインクリニック科医師は, 東京地方で多く, 九州, 四国地方で少ない.
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  • 下畑 敬子, 下畑 享良, 茂木 僚一郎, 宮下 興, 馬場 洋
    12 巻 (2005) 1 号 p. 10-13
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    トリプタン製剤過剰使用に伴う薬剤連用性頭痛 (medication-overuse headache; MOH) の1例を経験したので報告する. 症例は40歳女性で, 臨床的に片頭痛と診断された. スマトリプタン頓用 (1回50mg) による治療が開始され, 当初有効であったが, 徐々に頭痛の頻度が増加し, 緊張型頭痛も合併したため, 内服回数が増加した. スマトリプタンを100mg程度, 連日内服し始めたころから従来とは異なる持続性の頭痛が出現した. このためスマトリプタン内服量はさらに増加し, 1日300mgになった. スマトリプタン過剰使用に伴うMOHと診断し, 緊張型頭痛の治療を行いつつ, スマトリプタン内服を中止した. 中止後, 激しい離脱頭痛が生じたが, 1週間ほどで頭痛は軽減した. 以上の経験から, 片頭痛患者においてトリプタン製剤内服中に頭痛の性状が間欠性から持続性に変化した場合, MOHの可能性を考慮する必要がある. また, トリプタン製剤によるMOHをきたした場合には, 内服中止に伴い一時的に症状が増悪するので, 十分な患者教育が必要である. そして, トリプタン製剤中止に伴う離脱頭痛に対する十分な対策を立てる必要がある.
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  • 加藤 信也, 益田 律子, 井上 哲夫, 近藤 陽一, 田村 高子, 小川 龍
    12 巻 (2005) 1 号 p. 14-16
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    家族性に発生する小児周期性関節痛は日本ではいまだ報告がない. 本症例の遺伝形態は, 常染色体優性遺伝の可能性が高く, また, 血液型とも密接な関係がみられたことより常染色体9番長腕の変異と考えられる. われわれの知るかぎり過去に報告のある関節痛とは異なるタイプの遺伝性疾患である.
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  • 相良 武士, 内野 博之, 高橋 俊明, 武藤 孝夫, 曽我部 豊, 平林 剛, 白石 としえ, 金子 英人, 山田 昌彦, 植田 健治, ...
    12 巻 (2005) 1 号 p. 17-20
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    われわれは上下腹神経叢ブロック後に, ブロックと対側の腸腰筋膿瘍が生じた症例を経験したので報告する. 症例は, 70歳男性で, 直腸癌再発による難治性の下腹部から会陰・肛門部の疼痛に対し, 上下腹神経叢ブロックを行った. ブロック3日後より発熱があり, 白血球・CRPが上昇し, 14日後左の腰背部痛が出現した. CT・MRIで左の腸腰筋膿瘍が強く疑われた. 外科的療法は施行せず保存的療法を行った. ブロックより40日後に左腰背部痛は消失し, 白血球・CRPも正常範囲となり下腹部から会陰・肛門部の疼痛もほとんど消失し, 52日後に独歩退院となった.
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  • 東澤 知輝
    12 巻 (2005) 1 号 p. 21-24
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    64歳の男性. 14年前から吃逆が出現し, 次第に増強した. 吃逆は1ヵ月に1週間程度の休止期をおいて常時出現していた. 吃逆が誘発する嘔吐による摂食障害があり, 固形物を避けるようになった. それに伴いアルコール嗜癖が始まり, 当院受診までの3年間はアルコール多飲による入退院を繰り返していた. 吃逆の治療として, カルバマゼピン, バクロフェン, クロルプロマジン, ゾニサミド, バルプロ酸, 芍薬甘草湯, メトクロプラミド, スコポラミン, H2拮抗薬, 頸部硬膜外ブロック, 横隔神経ブロックの単独あるいは併用療法を試みたが無効であった. 星状神経節ブロックは吃逆が増悪した. ジアゼパムやクロナゼパムは有効性を示したが, 有効量で起立不能となり, 服薬を継続することができなかった. アミトリプチリン, プロプラノロール, 少量クロナゼパムと迷走神経ブロックの併用療法は, 有効かつ継続可能であり, 投与開始から4ヵ月後に吃逆はほぼ消失した. 吃逆の軽減によって摂食障害が改善され, 体重は43.0kgから56.2kgへと増加した. 摂食障害が改善すると同時にアルコール嗜癖も改善し, 慢性アルコール症による社会的な障害からも脱却することができた.
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  • 加藤 佳子, 山川 真由美, 長岡 由姫, 加藤 滉
    12 巻 (2005) 1 号 p. 25-28
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    1988年から2004年3月までの16年間に,「WHO方式がん疼痛治療法」に準じて100人以上の非がん性疼痛患者にモルヒネによる疼痛治療を行った. そのうち1年以上モルヒネの内服治療を継続した患者は16人, 原病の進行によって死亡した2人を除いた14人は現在も内服を継続中である. 最長例は骨粗鬆症・圧迫骨折の疼痛を治療中の全身性エリテマトーデス (SLE) 患者で13年である. モルヒネの服用量は, 痛みが強くなって増量しても, 痛みが軽減するとすべての患者で必ず減量できた. また痛みの変動がなければモルヒネ必要量は長期間変化しなかった, 病状の変化に対応して服薬指導を繰り返し,「痛みの自己管理」へ導くことによって, モルヒネによる治療は長期間にわたって確実で安全な除痛法となる.
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  • 松永 万鶴子, 土持 浩恵, 池田 静佳, 原 仁美, 生野 慎二郎, 比嘉 和夫
    12 巻 (2005) 1 号 p. 29-32
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    硬膜外カテーテルよりモルヒネを持続投与中に高度の鎮静状態と意識消失が出現した2症例を報告する. 2症例とも硬膜外麻酔と全身麻酔の併用で開腹手術を行った. 術中にくも膜下迷入を示唆する所見がなかった. 2症例とも高度の鎮静状態になったとき, 硬膜外カテーテルより糖を含んだ透明の液体が吸引された. 酸素投与中であり, SpO2は低下しなかった. ナロキソンの持続静脈内投与により意識レベルと呼吸抑制は改善した. 麻薬を用いた硬膜外鎮痛中に高度の鎮静状態が生じたら, 硬膜外カテーテルのくも膜下迷入を疑う必要がある.
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  • 12 巻 (2005) 1 号 p. 33-37
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
  • 12 巻 (2005) 1 号 p. 38-43
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
  • 12 巻 (2005) 1 号 p. 44-45
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
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