日本ペインクリニック学会誌
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13 巻 , 1 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
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  • 高田 正史, 福崎 誠, 都 正彦, 寺尾 嘉彰, 山下 和範
    13 巻 (2006) 1 号 p. 1-7
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    目的: Faied back surgery syndrome (以下FBSS), 腰椎椎間板ヘルニア (以下LDH) および腰部脊柱管狭窄症 (以下LSCS) の, 腰仙部神経根性疼痛に対する選択的神経根ブロックの長期効果を, 後ろ向きに比較検討した. 方法: X線透視下にL5またはS1神経根造影後, 神経根ブロックを行った72例 (FBSS群27例, LDH群23例, LSCS群22例) を対象とし, ブロック前, 1, 3ヵ月後のNumerical Rating Scale (NRS), NSAIDs消費量と手術の要否を検討した. FBSSの主病因であった椎間板由来 (11名) と脊柱管狭窄由来 (11名) の根性痛に対する効果についても検討した. 結果: NRSおよびNSAIDs消費量は3群とも1, 3ヵ月後で有意に低下し, LDH群で最も低下した. FBSS群2例, LDH群4例, LSCS群4例で手術を要した. FBSSの椎間板由来群のNRSは脊柱管狭窄由来群と比較し1ヵ月後で有意に低かった. 結論: 腰仙部神経根症を呈した腰下肢痛に対する選択的神経根ブロックの長期効果は, LDH例において最も優れ, FBSSにおいてもLSCS例と同程度に期待できると思われる.
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  • 金内 美妃, 浅野 真, 郡 修徳, 千本木 要, 坂井 英夫, 井関 健
    13 巻 (2006) 1 号 p. 8-12
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    全身麻酔薬であるケタミンは, 神経因性疼痛に対する鎮痛薬としても広く使用されている. 一方, ケタミンの市販薬は注射剤のみであるため, 院内製剤としてのさまざまな剤形が検討されている. われわれはこれまでに寒天を用いたケタミン製剤を調製し, その性質について報告した, 今回は, 本製剤の鎮痛効果および薬物血漿中濃度推移について検討した. 対象は帯状疱疹後神経痛患者1名とし, 製剤を口腔内投与後の血漿中ケタミンおよびノルケタミン濃度を高速液体クロマトグラフにより測定した. 疼痛の程度は11段階の疼痛スコア (numerical rating scale: NRS) により評価した. その結果, ケタミン製剤の服用により患者の疼痛は約3~8割程度軽減し, その効果は3~4時間持続した. また, 患者はケタミン製剤による治療を約2ヵ月間継続した結果, 完全鎮痛が得られた. また製剤服用後の血漿中薬物濃度推移では, これまでに報告されているケタミンの経口投与時のようなノルケタミン血漿中濃度の顕著な増加は認められなかった. われわれの開発したケタミン寒天製剤の口腔内投与が, 十分な鎮痛効果と quahty of life (QOL) 向上をもたらした1症例を経験した. 今後は, ほかの患者に対する有効性について検討を重ねていく予定である.
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  • 水野 樹, 浅原 美保, 折井 亮, 矢島 直, 林田 眞和, 有田 英子, 花岡 一雄
    13 巻 (2006) 1 号 p. 13-17
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    東京大学医学部附属病院では, 1997年より現在までに約100症例の慢性疼痛疾患に対する薬理学的疼痛機序判別試験 (ドラッグチャレンジテスト: DCT) を経験している. 2004年10月にはDCTの患者への説明文書と同意文書を改訂し, 現在も運用している. その記載内容は, 1) 患者の病名, 病態, 2) DCTの目的, 3) DCTの内容と性格および注意事項, 4) DCTに伴う危険性とその発生率, 偶発症発生時の対応, 5) 代替可能な検査法, 6) DCTを受けない場合に予想される経過, 7) 患者の具体的な希望, 質問と返答, 8) DCTの同意撤回の場合, 9) 連絡先, 10) DCTの同意文書, 11) 教育・学術研究への協力にっいての説明文書と同意文書, から構成されている. 当院ではこれまでに, 偶発症として, 薬疹, 頭痛, 悪心, 嘔吐, 腹部違和感, ふらつき, 転倒による打撲を数症例経験しているが, 後遺症の残るような重篤な症例は発生していない. 現行の説明文書には, 各テストの有効性, 陽性率が記載されておらず, 偶発症の発生率についても「可能性」という不確実な表現が用いられている. 今後は, 多施設で前向きに各テストの陽性率, 偶発症の発生率を調査し, 医学的根拠に基づいたより明確な情報を患者に提供する必要がある. しかし, 患者に各テスト薬物の作用や副作用, 各テストの合併症, 治療方針などを事前に説明することで先入感を与え, テストの結果やその後の治療に影響を及ぼす可能性から, DCTの信憑性に問題を生じることが危惧される. 各テスト薬物の特性や各テストの方法についての説明には注意を要する.
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  • 金内 美妃, 澤口 利香, 郡 修徳, 千本木 要, 坂井 英夫, 浅野 真, 井関 健
    13 巻 (2006) 1 号 p. 18-22
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    ケタミンは全身麻酔薬であるが, 麻酔量よりも低用量を投与すると, 神経因性疼痛に関与しているとされるNMDA受容体の非競合的拮抗薬として作用するため, 鎮痛薬としても広く使用されている. 一方, ケタミンの市販薬は注射剤のみであるため, われわれはこれまでに, ケタミンの新しい経口製剤としてケタミン寒天製剤を調製し, その概要を報告しているが. 今回はこの製剤を経口投与した場合のケタミンおよびノルケタミンの体内動態について検討し, さらに口腔内投与時の体内動態との比較を行った. 4人の健常成人に寒天製剤を経口投与または口腔内投与し, 経時的に採血を行った後, 血漿中のケタミンおよびノルケタミン濃度をHPLCにより測定した. 製剤を経口投与した場合, ノルケタミンの血漿中濃度はケタミンに比べ有意に高かった. 一方, 口腔内投与時のAUC0→6hは, 経口投与時と比べ, ノルケタミンでは減少し, ケタミンでは約2倍に上昇した. 以上の結果より, 寒天製剤の口腔内投与によりケタミンの代謝が抑制されたことが示唆される.
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  • 13 巻 (2006) 1 号 p. 23-27
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
  • 13 巻 (2006) 1 号 p. 28-34
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
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