日本ペインクリニック学会誌
Online ISSN : 1884-1791
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28 巻 , 7 号
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症例
  • 西山 友貴
    原稿種別: 症例
    2021 年 28 巻 7 号 p. 149-151
    発行日: 2021/07/25
    公開日: 2021/07/25
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    【はじめに】脊椎手術中に挿入した硬膜外カテーテルが髄腔内に迷入した症例を経験した.【症例】症例1は74歳,女性.胸腰椎後弯と腰部脊柱管狭窄症に対しT9–S1固定術を施行した.全身麻酔導入後,L3/4から硬膜外ブロックを行い,手術終了前に術野でL1/2より硬膜外カテーテルを挿入,単回投与後に,ロピバカインを持続投与した.その14時間後両下肢が動かなくなった.カテーテルから液体は吸引できなかった.ロピバカインを希釈し下肢運動は改善したが,3時間後に再度下肢が動かなくなった.カテーテルから液体が吸引されたためカテーテルを抜去し,1時間後に下肢運動は改善した.症例2は81歳,女性.胸腰椎後弯と第9胸椎破裂骨折に対しT5–L1の固定術を施行した.全身麻酔導入後T12/L1から硬膜外ブロックを行い,手術終了前に術野でT10/11より硬膜外カテーテルを挿入,単回投与後に持続投与した.29時間後両下肢運動低下し,カテーテルから液体が吸引されたためカテーテルを抜去した.その後下肢運動は改善した.【結語】脊椎手術の術中に挿入した硬膜外カテーテルが挿入後時間を経て髄腔内に迷入することがあるので注意が必要である.

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