日本ペインクリニック学会誌
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3 巻 , 4 号
選択された号の論文の18件中1~18を表示しています
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  • 横田 敏勝, 小山 なつ, 平田 和彦
    3 巻 (1996) 4 号 p. 383-392
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    Neurogenic pain is defined as pain initiated or caused by a primary lesion, dysfunction, or transitory perturbation in the peripheral or central nervous system. Pain initiated or caused by a primary lesion or dysfunction in the nervous system is also called neuropathic pain. Postischemic pain is an example of neurogenic pain due to a transitory perturbation in the peripheral nerve. This is associated with abnormal burst discharges in primary afferent fibers, which may be due to two-stable states of axon membrane in high K+ environment. Carpal tunnel syndrome is an entrapment neuropathy. In the advanced stage of this syndrome, neuropathological changes responsible for pain are demyelinization, degeneration and regeneration of nerve fibers in the median nerve. Both demyelinated axons and sprouts of regenerating axons show spontaneous discharges and mechanosensitivity. Spontaneous discharges are due to accumulation of Na+ channels, and can be suppressed by Na+ channel blockers. Phantom limb pain is referred to a surgically removed limb or portion thereof. After amputation nearly all patients describe a persistent sensation of the missing limb (phantom limb). It is almost always associated with distorted image of lost part. Some patients additionally suffer from phantom limb pain. The neural networks for perceiving the body and its parts are built into the brain. Epidural anesthesia has been used for identifying whether the trigger for painful phantom is peripheral or central. If epidural anesthesia does not relieve chronic phantom limb pain, tigger mechanism is central; deafferentation of central neurons and their spontaneous and evoked hyperexcitability. Denervation hypersensitivity, damage to inhibitory mechanisms (disinhibition), glial neuronal interactions, and synaptic reorganization following collateral sprouting have been considered as possible mechanisms underlying hyperexcitability. Lesions anywhere along the course of the lateral ascending pain pathway (the spinothalamocortical pathway) can cause deafferentation pain. Neurons upstream in the spinothalamocortical pathway develop a state of hyperexcitability, when their major afferent input has been interrupted by a lesion. Hyperexcitable neurons discharge spontaneously in burst. The thalamic relay of this system is nucleus ventralis posterolateralis, and the somatosensory cortex receives painful impulses relayed through this thalamic nucleus. Local anesthesia or surgical removal of the somatosensoy cortex can only temporarily relieve phantom limb and deafferentation pains.
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  • 金井 成行, 岡野 英幸, 織田 真智子, 阿部 博子
    3 巻 (1996) 4 号 p. 393-399
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    目的: 肩凝りに対する磁気治療器の効果を皮膚温度, 深部温度, 皮膚血流量など客観的な方法を用いて検討した. 方法: 肩凝りの強い患側とその反対側 (健側) の皮膚温度をサーモグラフィで測定した. また, 磁気治療器の効果は, 二重盲検法により無作為に患者を磁気治療器貼付群とダミー貼付の対照群に分け, 4日間の疼痛, 筋硬結の症状, 皮膚温度, 深部温度, 皮膚血流量を測定した. 結果: 肩凝りを訴える患者は, 肩の強く凝る部位の皮膚温が反対側より低い者 (低温群), 高い者 (高温群), 両側に差のみられない者 (均一群) の3種類に分類され, 罹病期間が短いほど高温群が多く, 罹病期間が長くなると低温群が増加した. 罹病期間1カ月以上の低温群に磁気治療器を貼付すると貼付24時間目から疼痛, 筋硬結の症状が改善されはじめ, 48時間後には皮膚温度, 深部温度も有意の上昇を示した. 血流量の有意な増加は72時間後にみられた. 結論: 磁気治療器は, 患部が低温化した凝りの部位を明らかに改善し, 皮膚温度, 深部温度, 血流量を上昇させた.
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  • 浜川 俊朗, 宇野 武司, 田中 信彦, 近藤 修, 鬼塚 信, 高崎 真弓
    3 巻 (1996) 4 号 p. 400-403
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    目的: 硬膜外脊髄刺激法 (SCS) 施行後, 3カ月以上経過観察している患者の除痛効果と合併症を検討した. 方法: 22人 (男性14人, 女性8人) の慢性難治性疼痛患者にSCSを施行し, 使用前後の visual analogue scale で50%以上の除痛が得られたものを有効とし, それ未満を無効とした. 結果: SCSが3カ月~6年6カ月間継続して有効であったのは, 22人中12人で, 残りの10人は途中で無効になった. 無効の10人中6人は, 電極の断線またはずれ, 受信器の故障が原因によるもので, 修正手術によって有効となった. 結局, 22人中18人で有効, 4人で無効であった. 合併症として, 受信器植え込み部位の異物感, 痛み, 潰瘍形成を認めた. 結論: SCSで慢性疼痛患者22人中18人を, 重大な合併症なしに長期間効果的に除痛することができた.
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  • 鴫原 晃, 有村 聡美, 唐澤 秀武, 大野 健次, 長沼 芳和, 大瀬戸 清茂, 塩谷 正弘, 湯田 康正
    3 巻 (1996) 4 号 p. 404-408
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    目的: 今回われわれは, 頸肩腕痛の患者に透視下に腕神経叢ブロック法を行ない, その有用性を検討した. 対象と方法: 頸肩腕痛を主訴に関東逓信病院を受診した患者100例を対象とした, 患者を仰臥位とし, 鎖骨上窩でブロック針を透視下に第1肋骨に進めると, 軽く肋骨に触れる程度となり, 1%メビバカイン8ml, イオヘキソール300 2ml, デキサメタゾン4mgの混合液を注入し, 造影X線撮影を行なって終了した. 結果: 神経根症 (+) は59例で, 著効6例, 有効33例, 神経根症 (-) は41例で, 著効13例, 有効23例. 著効例さらに著効+有効例と不変例との間には有意差が認められた. 効果持続期間は神経根症(+)は4.5±1.9日, 神経根症(-)は6.9±3.1日で, 両者には有意差が認められた. 著効と有効例の75症例では, 痛みの軽減が77%認められ, さらに星状神経節ブロックの併用が81%と多かった. 結論: 腕神経叢ブロック法は, 75%程度に痛みの軽減などのブロック効果が期待でき, 有効期間も長い. 腕神経叢ブロックは星状神経節ブロックに併用することが多く, その効果は単独効果ではなく, 星状神経節ブロックなどの相乗効果である可能性がある. 臨床症状の重症度とブロック効果には関連性があり, 神経根症などの症状の激しい症例には有効ではあるが, 著効はあまり期待できないと思われた.
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  • 玉川 進, 小川 秀道
    3 巻 (1996) 4 号 p. 409-415
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    目的: 星状神経節ブロックによる胃潰瘍改善効果を動物モデルを用いて解析することを目的とした. 方法: SD系雄性ラットを用いた. ラットを4群に分類した. 切除部位によって右切除群, 左切除群, 両切除群, シャム群である. インドメタシン, アルコール, ストレス負荷により胃潰瘍を作成し, 各群での潰瘍指数を調べた. 次に胃液分泌量および胃液総酸度を測定した. さらにDBH, NPY, GRPを標識抗原として免疫組織化学的に交感神経分布度の変化を検討した. 結果: インドメタシン潰瘍では左切除群が右切除群に対し, また両切除群がシャム群と右切除群に対して有意に小さかった. ストレス負荷では左切除群がシャム群と右切除群に対し, また両切除群がシャム群に対して有意に指数が小さかった. 胃液量, 総酸分泌量の測定では4群間で有意差はみられなかった. 交感神経分布変化の検討では左・両切除群では筋層内の線維はほとんど観察されなかった, 結論: 左もしくは両上頸神経節切除によりインドメタシンとストレスによる潰瘍指数は減少する. 上頸神経節切除による胃潰瘍防止作用は, 交感神経線維の減少による胃壁内微小循環の保持による可能性が示唆された.
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  • 杉浦 健之, 三浦 政直, 石田 進, 笹野 信子, 伊藤 彰師, 馬場 瑛逸, 勝屋 弘忠
    3 巻 (1996) 4 号 p. 416-420
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    硬膜外腔への造影剤の広がりとその方向の特性, およびこれらに対する年齢, 身長, 体重の影響を検討した. 硬膜外麻酔を必要とした197名を対象とし, 硬膜外腔に留置したカテーテルの先端部位により頸部, 上位胸部, 下位胸部, 腰部の4群に分けた. 硬膜外造影は水溶性造影剤3mlを用いて施行し, X線写真にて確認した. 造影剤の広がりやすさは頸部, 上位胸部, 下位胸部, 腰部の順に大きかった. 造影剤の広がりは頸部, 上位胸部では尾側に, 下位胸部ではカテーテル先端を中心に均等に, 腰部では頭側に広がる傾向がみられた. 造影剤の広がりと各因子との相関は, 下位胸部での年齢にのみ有意な相関を認め, 加齢に伴って造影範囲が増加した.
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  • 赤司 和彦, 松永 万鶴子, 比嘉 和夫, 後藤 廣人, 檀健 二郎
    3 巻 (1996) 4 号 p. 421-426
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    腹腔鏡下胆嚢摘出術後痛に対する術中の麻酔と術後鎮痛法を検討した. 対象は予定手術患者35名で, 11名は全身麻酔併用硬膜外麻酔で管理し, 術直後の0.5%ブビバカイン5mlとブプレノルフィン3μg/kgの硬膜外単回投与を行なった (E群). 残りの24名はイソフルランによる全麻 (GB群: n=12) または全麻併用硬膜外麻酔 (EB群: n=12) を交互に行ない, 手術終了直後に0.5%ブビバカイン5mlとブプレノルフィン3μg/kgを単回硬膜外投与した後ブプレノルフィンの連続硬膜外注入 (12μg/時間, 24時間) を行なった. ペインスコア (Visual Analogue Scale), 追加鎮痛薬 (インドメサシン50mg直腸内またはペンタゾシン15mg筋肉内投与) の使用回数より鎮痛効果を検討した.
    E群の安静時のVAS (mm) の中央値 (範囲) は, 24時間後8 (0-51), 48時間後7 (0-31), 72時間後5 (0-25) であり, 術後追加鎮痛薬を使用した症例は10例 (91%) であった. GB群とEB群の安静時のVASはそれぞれ24時間後6 (0-19) と0 (0-0), 48時間後は0 (0-21) と0 (0-0) で, EB群がGB群より有意に低い (p<0.01, Wilcoxon のU検定) が, 72時間後は両群とも0(0-0)であった. 体動時のVASは両群間に差はなかった. 追加鎮痛薬使用症例はGB群9例 (75%), EB群1例 (8%) で, EB群が有意に少なかった (p<0.001, χ2検定) が, その8割以上は術後24時間以内に投与されていた. 以上より術後24時間のブプレノルフィンの連続硬膜外注入は術後72時間の術後痛を軽減するが, 術中に硬膜外麻酔を併用すればより効果的な術後痛管理が可能となる.
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  • 東澤 知輝, 河田 圭司, 泉 貴文, 古賀 義久
    3 巻 (1996) 4 号 p. 427-431
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    口腔内, とくに舌および口蓋部に難治性の疼痛を訴えた2症例の治療を行なった. ともに過去に口腔内に器質的な疾患が存在し, それらが誘因となったと考えられたが, 直接的な病変は認められなかった. 疼痛優位側への星状神経節ブロックを施行するとともに, フルフェナジン, アミトリプチリン, ロラゼパムの投与を続けたところ疼痛の軽減を得ることができた. しかし, これらの治療を中断すると疼痛は再び増悪をきたした. 治療を再開することによって疼痛は軽減したため, 1例は20カ月間, 他の1例は9カ月間上記の治療を現在まで続けている. 明らかな病変を伴わない口腔内疼痛症では心身症的な要素が加わっていると考えられ, これらに対する治療として, 星状神経節ブロックと向精神薬の併用療法が有用であると思われた.
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  • 玉川 進, 浜田 一郎, 小川 秀道
    3 巻 (1996) 4 号 p. 432-433
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    目的: 神経ブロック治療に抵抗する下肢のしびれに対し鍼治療を行ない, その有効性を retrospective に検討した. 対象と方法: 下肢のしびれと触痛覚の低下を訴え硬膜外ブロックで改善がみられない13例に対して鍼治療を行なった. 知覚低下の範囲が減少し, 自覚症状の改善したものを著効, 知覚低下の範囲は変化しないが自覚症状の改善したものを有効, しびれに関してはまったく改善がみられないものを無効とした. 結果: 著効1例, 有効例は4例であった. 結論: 神経ブロックに抵抗するしびれ感にも鍼治療は有効な場合があり, 試みてよい治療法である.
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  • 太田 孝一, 樽見 葉子, 渡辺 明彦, 並木 昭義
    3 巻 (1996) 4 号 p. 434-437
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    骨転移腫瘍の脊髄神経への圧迫浸潤による腰下肢痛に対して, 通常のオピオイドなどによる疼痛管理が不十分な場合, あるいは, 不全麻痺による歩行障害が出現した場合, 緩和的放射線治療が適応となる. しかし, 緩和的放射線治療を行なう際, 病室からの移動時に出現する激痛のため, 治療に難渋することがある. このような症例では, 硬膜外鎮痛法が併用されるが, 腫瘍による硬膜外腔への圧迫により効果が得られなくなる症例があるため, 鎮痛効果が一定しない. 今回, 骨転移腫瘍による強度の腰下肢痛により, 緩和的放射線治療が困難な症例に対して, くも膜下オピオイド鎮痛法を行なったところ, 緩和的放射線治療が可能となった2症例を経験した.
    終末期癌性疼痛管理として重要な位置を占める緩和的放射線治療時における, くも膜下オピオイド鎮痛法の適応について, 若干の考察を加え報告した.
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  • 五十嵐 みゆき, 玉川 進, 小川 秀道
    3 巻 (1996) 4 号 p. 438-441
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    今回われわれは両側頸部郭清術後で頸部の局所解剖的変化がみられ患者の頸部痛に対し星状神経節ブロックを施行したので報告した. 症例は46歳女性. 頸部から前腕にかけて痛みがあり, 反射性交感神経性萎縮と考えられた. 頸部エコー (図1) にて新生血管や転移による腫瘤の有無など針の刺入経路に問題がないことを確認したのち, 2%メビバカイン2.5mlとイオパミドール2.5mlで右C6星状神経節ブロックを行なった. ブロック後, 頸部X線写真と頸部CTを撮影し, 薬液が手術瘢痕部および鎖骨部の痛みに対して有効かつ安全に拡がっていると判断した. 2回目のブロックでペインスコアは初診時の3/5となり, 3回目で自制内となった.
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  • 内田 博, 田中 章生, 小坂 義弘, 今町 憲貴, 岸本 朋宗, 斉藤 洋司
    3 巻 (1996) 4 号 p. 442-445
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    平成4年4月からの3年間にカテーテルを留置し持続硬膜外ブロックを行なった当院外来通院症例について調べた. 日曜を除き毎日外来受診できる患者を対象とした. 症例数は35例で男女比は17:18, 平均年齢は58歳であった. 帯状疱疹が29例を占めていた. カテーテル留置部位は頸椎8例, 胸椎19例, 腰椎8例であった. カテーテル1本当たりの留置日数は平均41日で, 100日以上留置した症例が3例あった. 中止理由は, 軽快が20例, 入院への移行8例, 感染疑い2例であった. われわれは薬液を注入するときに生じる痛み (注入痛) を感染の初期徴候として重視した. 毎日硬膜外腔へ薬液注入することで注入痛の有無, そのほか異常所見を早期に発見でき, 外来通院でも硬膜外カテーテル管理は可能であった.
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  • 3 巻 (1996) 4 号 p. 446-452
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
  • 大西 晃生
    3 巻 (1996) 4 号 p. 453
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
  • 久保 千春
    3 巻 (1996) 4 号 p. 453a
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
  • 3 巻 (1996) 4 号 p. 454-464
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
  • 渡辺 尚彦
    3 巻 (1996) 4 号 p. 465
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
  • 3 巻 (1996) 4 号 p. 466-474
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
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