日本ペインクリニック学会誌
検索
OR
閲覧
検索
6 巻 , 1 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
  • Howard L. Fields
    6 巻 (1999) 1 号 p. 1-9
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
  • 石丸 圭荘, 今井 賢治, 岩 昌宏, 吉岡 裕司, 咲田 雅一
    6 巻 (1999) 1 号 p. 10-16
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    これまでに腹部外科手術後疼痛に対し鍼鎮痛を試み, 術後の疼痛を軽減させ鎮痛剤の使用回数を有意に減少させうることを報告してきたが, 鍼鎮痛の作用機序についてはいまだ完全には明らかにされていない. そこで, 内因性 opioid peptid の1つであるβ-endorphin および adrenocorticotropic hormone (ACTH) を指標に手術侵襲や術後疼痛に対する鍼鎮痛の効果について検討した. 鍼鎮痛法は, 経穴 (合谷, 足三里) へ術後3時間目より連続3時間の3Hz鍼通を行なった鍼通電群11例, 対象群として通電を行わない非通電群11例を設定した. 末梢血β-endorphin, ACTHは, 術前, 術中と術直後から術後12時間までの3時間ごとに3mlずつ採血し radioimmuno assay (RIA) にて定量した. その結果, β-endorphin, ACTHは術中全症例で有意に上昇した. 術後は非通電群では時間の経過とともに両者とも術前値に復する傾向が認められたが, 鍼通電群では通電によりβ-endorphin が再び有意に上昇した. 一方, 術後疼痛に関しては, 非通電群では11例中10例で鎮痛剤が使用されたが, 鍼通電群では鎮痛剤が使用されたのは, 11例中1例のみであった. 以上のことから鍼通電はβ-endorphin を再上昇させ術後疼痛を軽減に導くこと, また, 全身麻酔下にあっても手術侵襲は中枢に入力され, ストレス誘発鎮痛が賦活されている可能性が示唆された.
    抄録全体を表示
  • 松田 富雄, 古野 英典, 松田 知之, 福岡 直, 田辺 毅, 白石 美治
    6 巻 (1999) 1 号 p. 17-21
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    直線偏光近赤外線の星状神経節近傍照射 (PIRISG) による手指の発汗量の変化を定量的に計測することにより, PIRISGの末梢交感神経活動に及ぼす影響を検討した.
    健康成人10名を対象とし, 左側PIRISG (東京医研社製スパーライザーHA-550) を20分間施行した. 照射前を対照とし, 照射10分, 20分の時点で両側拇指の発汗量, および皮膚温を比較した. その結果, 発汗量, 皮膚温ともに対照と比較し有意な変化を認めなかった. また, 照射側, 非照射側間にも有意な差を認めなかった.
    PIRISGによって, その照射後に照射側の皮膚温が上昇するなどPIRISGの交感神経抑制作用を示唆する報告がある. しかし, 皮膚温は交感神経のみならず内因性血管拡張因子によっても変化する. 一方, 汗腺はコリン作動性交感神経に直接支配されるため, 交感神経活動をより鋭敏にとらえられると考えられる. 今回の結果は, PIRISGは健康成人において少なくともその照射中には末梢交感神経活動に影響を及ぼさないことを示唆すると同時に, PIRISGの内因性血管拡張因子などに対する影響を検討する必要性を示すものである.
    抄録全体を表示
  • 福田 秀樹, 森脇 克行, 大澤 恭浩, 弓削 孟文
    6 巻 (1999) 1 号 p. 22-25
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    I度の房室ブロックを有する手掌多汗症の2症例に対し内視鏡下の胸部交感神経遮断術を行なったところ, 1例で一過性の Mobitz II型の房室ブロックを, 他の1例で一過性のPQ間隔の延長をきたした. 症例1は18歳の女性で, 第2, 第3, 第4胸部交感神経遮断術を行なったが, 術後約10時間で Mobitz II型の房室ブロックが2拍発生した. 第1病日に行なった Holter 心電図では不整脈は認められなかった. 症例2は25歳の女性で, 第2, 第3胸部交感神経遮断術を行なったが, 術直後と第1病日には術前に比してPQ間隔が延長し, 術後1カ月以内で術前のPQ間隔に復した.
    抄録全体を表示
  • 小佐井 和子, 宇野 武司, 小金丸 美桂子, 高崎 眞弓
    6 巻 (1999) 1 号 p. 26-30
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    目的: 神経因性疼痛患者に0.05%カプサイシン軟膏を塗布し, カプサイシン軟膏の鎮痛効果と副作用を検討した. 対象と方法: 従来の治療法で除痛困難であった患者12名, 帯状疱疹後神経痛 (PHN) 群6名と神経外傷後疼痛 (外傷後疼痛) 群6名を対象とした. 塗布前, 塗布中, 中止後の痛みの強さを, 0~100の Visual Analogue Scale (VAS: 0=痛みなし, 100=耐えがたい痛み) で比較した. さらに睡眠, 気分, 日常動作の変化, および塗布中の副作用を調べた. 結果: VASの中央値はPHN群で塗布前45, 塗布中10, 中止後10であり, 外傷群で塗布前80, 塗布中40, 中止後50で, 両群とも塗布中および中止後は塗布前に比較して有意に低下した (p<0.05). 睡眠, 気分, 日常動作の改善がそれぞれ42%, 75%, 58%で認められた. 軽度の皮膚剥離を1名に認めた以外, 重篤な合併症は認めなかった. 中止後, PHN群では痛みは変化しなかったが, 外傷群では痛みは少し増強した. 結論: 0.05%カプサイシン軟膏は, PHNおよび外傷後疼痛の治療に有効であることがわかった.
    抄録全体を表示
  • 清水 直子, 田上 正, 田尻 晃彦, 高群 博之, 笹岡 由香里, 寺崎 秀則
    6 巻 (1999) 1 号 p. 31-34
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    硬膜外麻酔施行中の局所麻酔注射針による脊髄損傷下肢痛を, ケタミン持続点滴療法で改善できた. 症例は19歳, 女性. 急性虫垂炎手術の麻酔のため, 左側臥位にしてL 1-2間で傍正中法で硬膜外麻酔を行ない, 23ゲージ5cmの局麻針で局所麻酔中, 左下肢への放散痛を訴えた. 術後, 左側L5-S2領域に痛みを訴え, 同部位の知覚低下とアロディニアを認めた. アロディニアを生じたので, ニューロパシックペインを疑い, ケタミン持続点滴療法を行なった. これにより痛みの範囲, 程度ともに著明に改善した. また, 内服治療として, NMDA (N-methyl-D-aspartic acid) 受容体拮抗作用のあるデキストロメトルファンとアミトリプチリンを併用した. これらの治療により痛みは自制内となり, 日常生活の制限もなくなった.
    脊髄損傷後早期のニューロパシックペインの治療にケタミン持続点滴療法は試みてよいと思われる. またケタミンと同様の作用をもつ薬剤の内服療法に変更し, 入院や外来通院をしなくてすんだことも, その後の好結果につながったものと思われる.
    抄録全体を表示
  • 6 巻 (1999) 1 号 p. 35-41
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
feedback
Top