静脈経腸栄養
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28 巻, 5 号
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特集
  • 葛谷 雅文
    2013 年 28 巻 5 号 p. 1027-1031
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/10/25
    ジャーナル フリー
    過栄養は肥満、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病に直結し、その食事・栄養管理はそれらの疾患の根本的な治療法として認識され、その重要性に関しては論を待たない。高齢者においても過栄養状態は存在し、若年者、成人と同様に生活習慣病に関わり健康障害に関与していることは間違いない。しかし、一方で高齢者においては、特に後期高齢者においては、栄養障害のリスクを持ち合わせているという点で過栄養とは真逆の低栄養に関する注意も必要である。さらに高齢者における過栄養は若年成人ではあまり考慮に入れる必要のない、高齢者に特有な病態にも関与していることを強調したい。
  • 叙述的総説
    雨海 照祥, 一丸 智美, 大西 泉澄, 鉾立 容子, 林田 美香子, 脇田 真季
    2013 年 28 巻 5 号 p. 1033-1043
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/10/25
    ジャーナル フリー
    高齢者の栄養状態からの予後予測を叙述的に総説解析した。【方法】PubMedにより2013年6月までに、{“elderly” and “older”} and “nutrition” and “outcome” をMeSHキーワードとしてサーチした。方法1-臨床研究アウトカム論文の予後期間別検討、方法2-臨床研究アウトカム論文の予後予測指標と論文発表年度の検討、方法3-アウトカム論文の系統的総説の検討。【結果】方法1-アウトカム指標と予後期間は生存 (死亡) 率、バイオマーカーが1~3年、身体機能、身体計測値が3~6ケ月を予後期間として扱った臨床研究が多かった。またこれらの指標は栄養アセスメント、栄養介入、病態別の3つの異なるカテゴリーに分類できた。方法2-方法1で得られた3つのカテゴリー別に、発表論文の時期を検討した結果、栄養アセスメント研究が2000年前後の5年間、栄養介入研究が2008年以降に集中していた。一方、病態別では脳卒中、褥瘡、Community-acquired pneumonia (CAP)、認知症などの臨床研究が見られたが論文の発表年度に一定の傾向は認めなかった。方法3-系統的総説は3本であった。これらの論文から栄養アセスメントによる栄養状態の悪化は身体計測値が身体機能の低下よりも先に現れ、栄養介入の効果も同様に身体計測値の効果が先に現れる傾向が認められた。
  • 若林 秀隆
    2013 年 28 巻 5 号 p. 1045-1050
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/10/25
    ジャーナル フリー
    高齢者では軽度の侵襲や短期間の安静臥床でも廃用症候群を認めやすい。高齢者の廃用症候群の約9割が低栄養であり、廃用症候群は安静臥床と低栄養の両者による病態といえる。廃用症候群では二次性サルコペニアを認めることが多く、サルコペニアの原因の適切な評価と対応が重要である。高齢者の廃用症候群では低栄養、低アルブミン血症、悪液質を認める場合に機能予後が悪い。そのため、早期離床や機能訓練だけを行うのではなく、リハビリテーション栄養管理を行うことが重要である。
    侵襲の異化期の場合、関節可動域訓練や呼吸訓練だけでなく、座位、立位、歩行訓練を実施する。侵襲の同化期では筋力増強訓練や持久力増強訓練を行う。飢餓の場合、筋力増強訓練や持久力増強訓練は禁忌であるが、安静臥床も除脂肪体重がより減少するため不適切である。悪液質の場合、抗炎症作用のあるエイコサペンタエン酸や運動療法が有用な可能性がある。
  • 吉田 貞夫
    2013 年 28 巻 5 号 p. 1051-1056
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/10/25
    ジャーナル フリー
    高齢者は、低栄養の罹患率が高い。また、それによって、骨格筋の減少 (サルコペニア) が進行し、転倒・ 骨折や入院、死亡のリスクが高い状態 (フレイルティ) である可能性も高い。回復期リハビリテーション病棟に入院する高齢者33例で、低栄養、サルコペニア、フレイルティの罹患率を調査するとともに、それらとリハビリテーションのアウトカムの関連について検討したところ、これら3つの因子には強い関連性があることがわかった。また、MNA-SFにより栄養アセスメントを行い、適切な栄養ケアにより栄養状態を改善することは、サルコペニア、フレイルティの改善のみならず、リハビリテーションのアウトカムの改善にもつながることが示唆された。リハビリテーション後の予後を改善し、自力歩行や、日常生活の自立、在宅復帰を目指すため、回復期リハビリテーション病棟においても、栄養アセスメントや栄養ケアは、きわめて重要だと考えられる。
  • 在宅低栄養患者におけるラコールを用いたONSの有用性
    菊地 勤, 小川 滋彦, 山本 浩美, 斎藤 由紀, 岡部 正美, 白山 武志, 上野 真由美, 大谷 千晴, 手塚 波子
    2013 年 28 巻 5 号 p. 1057-1064
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/10/25
    ジャーナル フリー
    金沢・在宅NST研究会のアンケート結果から医療従事者の90%が低栄養患者を診ている。低栄養患者においては経腸栄養剤の経口補助、いわゆるOral nutritional supplements (以下、ONSと略) が日常的に実施されているが前向きに検討した報告は少ない。今回、外来通院患者のうち低栄養に陥った、あるいは陥りかけている患者に対してONSを施行し、栄養状態への影響およびQOL変化を前向きに検討した。その結果、SGAでは、一段階評価が改善した症例が9例中5例であった。また、コリンエステラーゼ、プレアルブミン、総コレステロール、SEIQoL-DWインデックススコアで改善を示すものが多かった。自宅で少しでも長く過ごしていただくために、外来通院できるADLの間に低栄養を早期発見し、早期に「栄養治療」として投与したONSが、有効と考えられた。
  • 山田 実
    2013 年 28 巻 5 号 p. 1065-1068
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/10/25
    ジャーナル フリー
    サルコペニアとは加齢に伴う筋量減少のことを指し、身体的虚弱の要因となることから国内外で注目されている。日本人高齢者の有症率は20%を超えることが予想されており、その予防や改善は重要な取り組みとなる。サルコペニアの要因は多岐に渡るが、中でも可変的因子として運動と栄養が挙げられ、近年ではこの両者のコンビネーション介入が注目されている。我々も運動と栄養のコンビネーション介入を実施しており、運動単独に比べて栄養補助を加えることで、筋量の増加効果、歩行速度改善効果、それに転倒発生抑制効果などを認めている。このように適切な介入を実施することで、サルコペニアの予防・改善につながる可能性が示唆されており、今後の更なる発展が望まれる。
  • 谷口 裕重, 真柄 仁, 井上 誠
    2013 年 28 巻 5 号 p. 1069-1074
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/10/25
    ジャーナル フリー
    高齢者の摂食・嚥下障害の問題は、複数の疾患がもたらす病態の複雑化、多剤服用がもたらす副作用、生理的加齢変化や認知機能の低下といった本人の問題のみならず、キーパーソンをはじめとする周囲の環境によって予後が左右される可能性も高いことなどを十分に考慮する必要がある。臨床現場では、嚥下機能にとって重要な役割をもつ舌と舌骨筋の機能変化に注意を払うことが大切である。全身と舌の加齢に伴う機能低下を比較すると、舌筋の筋委縮の速度が全身の筋に比べて遅いことは、加齢に伴う全身の運動機能低下に対して舌運動機能の衰退が比較的検出されにくいことと関連していると考えられる。これに対して、喉頭を上から吊ってこれを引き上げるために重要な働きを示す舌骨上筋は加齢による影響を受けやすく、喉頭下垂や咽頭収縮と喉頭閉鎖との時間的協調を崩すこととなり、結果的に誤嚥のリスクを増加させるのかも知れない。
  • 看護の現場から
    山田 圭子, 伊藤 明彦
    2013 年 28 巻 5 号 p. 1075-1081
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/10/25
    ジャーナル フリー
    高齢者の栄養を考える上で、看護師は、高齢者の身体的機能低下や心理的機能低下を理解し、病院、在宅、施設など場所を問わず、本人や家族、施設職員に行う聞き取りや、実際の患者の身体計測、摂食・嚥下状態を詳細に観察した上で栄養評価を実施し、栄養障害や栄養障害のリスクをもつ高齢者を早期に発見することが最も重要な役割である。そして、これらの情報をもとに、多職種と連携を図りながら、患者や家族に一番身近な存在として、そのチームの中心となって栄養療法を実践、モニタリングし、栄養障害からくる様々な問題を回避し、その人らしい生活の質 (Quality of life; QOL) の維持、向上を目指してケアを継続していくことが重要である。
原著
  • 鈴木 規雄, 木田 圭亮, 明石 嘉浩, 武者 春樹, 三宅 良彦
    2013 年 28 巻 5 号 p. 1083-1090
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/10/25
    ジャーナル フリー
    【目的】蛋白代謝、免疫能、脂質代謝の三つの生体指標から栄養評価するCONUT法が知られているが、心不全における栄養評価方法は十分に確立していない。急性心不全患者に対してCONUT法を用いた栄養評価が、短期予後の予測に有用であるか検討した。【対象及び方法】急性心不全で入院となった連続38名に対し、入院時にCONUT法でスコア化 (CONUT score) 及び栄養評価を行い、短期予後との関連性について調べた。【結果】CONUT法により36名 (95%) が軽度以上の栄養障害と評価された。CONUT scoreは感染症合併群、非合併群において感染症合併群の方が有意に高値 (p=0.02) であり、CONUT scoreが高値であると入院期間が長期化していた (p=0.02)。また、軽快退院群は有意に低値であった (p=0.02)。【結論】多くの急性心不全患者が栄養障害を有している可能性がある事が示唆された。また、CONUT法は早期に急性心不全患者の栄養障害をスクリーニングし、短期予後を予測する簡便な方法として有用性があると考えられた。
  • 測定法改良による指標値の乖離
    橋本 儀一, 片山 寛次, 井村 敏雄, 黒瀬 知美, 北山 富士子, 早瀬 美香, 立平 宏美, 斎木 明子, 大中 博晶, 木村 秀樹
    2013 年 28 巻 5 号 p. 1091-1099
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/10/25
    ジャーナル フリー
    【目的】血清アルブミン値を計算に使う代表的な臨床的栄養指標について、BCG法および改良型BCP法の2種類の血清アルブミン測定法を用いて、クラス分類にどのような影響を及ぼすかを検討した。【方法】本学においてAlb測定法変更時 (2009年2月10日~2009年3月31日) にBCG法および改良型BCP法を同時測定した入院・外来を含む延べ7,891検体を対象とした。栄養指標は小野寺のprognostic nutritional index (PNI) 値、Controlling Nutritional status (CONUT) 値、がん悪液質の指標であるGlasgow Prognostic Score (GPS)、三木らの分類で、各指標の基準に基づいて群分けし評価した。【結果】Alb値を2法により計算した各栄養指標のクラス分類は次のような特徴を示した。小野寺のPNI値は、改良型BCP法による分類にて栄養障害のある群が7%上昇していた。CONUT値は、中等度以上の栄養障害群が改良型BCP法による分類にて5%上昇していた。GPSでは、改良型BCP法による分類でがん悪液質を示すclass2群が5%上昇した。また、三木らの分類においても、改良型BCP法によるがん悪液質群が8%上昇した。これらの上昇は統計学的に有意なものであった。【考察】改良型BCP法による各臨床的栄養指標は、BCG法に比べ高度な低栄養群やがん悪液質群をより分類できるものと考えられた。今後、各施設の改良型BCP法採用率上昇とともに、研究者はAlb値がどの方法によって測定された結果を用いているかを確認する必要があり、学会等で報告する場合にも明確にしなければならない。また、改良型BCP法が完全にAlb測定法のスタンダード法となりつつある現状をふまえ、各栄養指標の群分け識別値についての再検討が必要であると考える。
  • 医学的に適切な治療方針と患者・家族の希望に相違がある場合の原因と対応
    中島 信久, 日下部 俊朗
    2013 年 28 巻 5 号 p. 1101-1108
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/10/25
    ジャーナル フリー
    【目的】がん終末期には医学的に適切な輸液栄養治療の内容が患者・家族の希望と異なることがある。本研究の目的はこの問題の原因や対応を明確にすることである。
    【方法】最近1年間に経験した29例の原因、対応、転帰を調査した。
    【結果】原因: a) 病状理解の不足が19例、b) 輸液治療への思いが10例であった。対応: a) の14例で話し合いの上、適切な治療に変更した。b) の6例で患者・家族の思いを共有し支援した。理解を得られなかったa) の5例とb) の4例では彼らの希望に配慮した治療を暫定的に実施し、患者への影響を定期的に評価する方法 (Time-limited trial) を試みた。転帰: 本trial後2~7日で、全例で溢水徴候の増強や栄養状態の改善がないなどのため治療内容を変更した。本trialによる患者への負担はその後の治療により改善した。
    【結論】がん終末期に輸液栄養治療を適切に行うためには、患者・家族との良好なコミュニケーションと本trialを行う際の患者負担への配慮が不可欠である。
症例報告
  • 奥本 真史, 要田 裕子, 金只 ひとみ, 近森 正和, 多田 敦彦
    2013 年 28 巻 5 号 p. 1109-1112
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/10/25
    ジャーナル フリー
    症例は91歳、男性。保存期慢性腎臓病 (CKD) ステージ5 (血清Cr値4.41mg/dL、eGFR10mL/分/1.73m2) を基礎疾患とし、IV度仙骨部褥瘡 (6.5×7.5cm D5E6s9G4N3P6)・炎症反応高値 (CRP24.6mg/dL) を生じ入院。まず末期CKDの病態改善のため、エネルギー量・蛋白質投与量を控えた栄養管理を開始し、褥瘡に対する局所治療を行った。全身状態・腎不全が安定後、褥瘡に対してエネルギー量・蛋白質投与量を漸増し、治癒促進を図った。褥瘡が縮小・改善後、腎機能悪化が見られたため、入院時の栄養投与量に戻した結果、腎機能は血清Cr値2.96mg/dL、炎症反応もCRP0.39mg/dLまで改善した。また褥瘡も2.8×4cm D3e1s6g1まで改善し特別養護老人ホームへ退院できた。褥瘡を有する慢性CKD患者の栄養管理では、血清尿素窒素や血清Cr値などと褥瘡の状態を考慮しながら、エネルギーや蛋白質の投与量を調整することが、病態改善に重要である。
施設近況報告
  • 光吉 明, 松本 恵子
    2013 年 28 巻 5 号 p. 1113-1118
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/10/25
    ジャーナル フリー
    Nutrition Support Team (以下、NSTと略) としての活動形態は病院によって多種多様である。手術治療を中心とする小規模急性期総合病院におけるNSTの立ち上げと、Diagnosis Procedure Combination (以下、DPCと略) を導入後の活動形態のあり方、消化器外科手術症例に対しての具体的関与法を検討し、当院NSTとしての一つの方向性が得られたので報告する。消化器外科医を含むNSTメンバーは感染対策委員会やDPC委員会、クリティカルパス (以下、パスと略) 委員会と情報交換を密にし、手術症例は可能な限りパス診療の支援を行った。また毎月提出される各委員会での検討結果をNSTが総合的に分析し、バリアンス分析と、より良いパス作成のために積極的助言を行った。その結果、感染性合併症の減少、TPN、抗生剤を中心としたコスト減少、平均在院日数の減少傾向がみられた。DPC導入後の急性期病院においては、改良を重ねたパスに沿った診療を行えば「医療サービス」と「経営効率」の高いレベルでの両立が可能であり、そのためにはNSTが病院経営に関わる各種委員会に積極的に関与し、診療データの分析とパスの改良を推進することが重要であると考える。
  • 巽 博臣, 信岡 隆幸, 川崎 喜恵子, 竹中 ユキ江, 佐藤 香織, 高橋 和也, 菊池 敦子, 角谷 真由美, 井山 諭, 平田 公一
    2013 年 28 巻 5 号 p. 1119-1123
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/10/25
    ジャーナル フリー
    【目的】スタッフの臨床栄養に関する知識の把握を目的に調査を行った。【対象および方法】2011年4月と11月にアンケート調査を行った。1回目の結果を公表し、2回目の調査までに栄養療法の基礎的な内容のNSTセミナーを行った。【結果】基本項目の正答率 (1回目) は3大栄養素の熱量は52%、6大栄養素の成分は20%、微量元素製剤に含まれる微量元素は11%、急性期の栄養指標は5%であった。略語の意味の正答率はIVH、BMI、NSTについては約5割にとどまり、半数以上の略語が20%以下であった。高カロリー輸液製剤に含まれる栄養成分を理解している医師は50%以下で、経腸栄養剤の特徴は一部を除き10%以下の正答率であった。1回目に比べ2回目にはアンケート回答数が増加し、多くの項目で正答率の上昇傾向がみられた (有意差なし)。【結論】スタッフの栄養に関する基本知識の理解度は低かった。NSTセミナーで臨床栄養の重要性を啓蒙することで、栄養に対する興味や知識の理解度は向上すると考えられた。
  • 栄養管理と地域の連携 (第1報)
    横山 奈穂美, 宮田 亜紀, 三輪 恭子, 菅原 淳
    2013 年 28 巻 5 号 p. 1125-1129
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/10/25
    ジャーナル フリー
    【目的】胃瘻造設は急性期病院で行われるが、造設後の管理は慢性期病院、在宅や介護施設が殆どである。本研究では、介護施設における胃瘻管理に関する現状を報告する。【対象及び方法】当院と連携している152の介護施設を対象にアンケート調査を行った。【結果】75施設から回答を得た。57%の介護施設が胃瘻患者の受け入れを可能と回答した。受け入れが困難な理由は、医療体制、人員不足、情報不足、コスト等の問題があった。胃瘻管理の対応に最も困ることはスキントラブルであった。病院連携の不十分さや胃瘻造設に対し疑問を感じる意見があった。【結論】介護施設で胃瘻管理を適切に行うための体制は不十分である。今後、介護施設での胃瘻管理には、看護職の増員、24時間の医療体制・連携等の改善が必要である。また、胃瘻造設の適応や栄養療法のあり方について、病院だけでなく介護施設の意見を含めた議論が必要と考えられる。
日本静脈経腸栄養学会認定地方研究会
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