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原稿種別: 表紙
1994 年 30 巻 6 号 p.
Cover1-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 表紙
1994 年 30 巻 6 号 p.
Cover2-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 6 号 p.
App1-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 6 号 p.
App2-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 6 号 p.
App3-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 6 号 p.
App4-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 6 号 p.
App5-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 6 号 p.
App6-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 6 号 p.
App7-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 6 号 p.
App8-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 6 号 p.
App9-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 6 号 p.
App10-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 6 号 p.
App11-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 6 号 p.
App12-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 6 号 p.
App13-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 6 号 p.
App14-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 6 号 p.
App15-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 6 号 p.
App16-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 6 号 p.
App17-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 6 号 p.
App18-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 6 号 p.
App19-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 目次
1994 年 30 巻 6 号 p.
Toc1-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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Frank M. Guttman
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1033-1038
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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S W Beasley
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1039-1046
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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鈴木 玄一
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1047-1052
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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島田 憲次
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1053-1057
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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辻本 幸夫, 生駒 文彦
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1058-1063
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
泌尿器科領域の小児緊急疾患について検討する目的で,兵庫医科大学泌尿器科における緊急入院小児症例107例の検討を行った.なお泌尿器科的手術や検査に続発すると考えられる症例は除外した.性別では男児93例,女児14例で,疾患別では精巣 (垂) 捻転症39 (8) 例,外傷22例,炎症23例,その他23例であった.そのうち緊急手術を要した例は66例 (61.7%), 泌尿器科的緊急処置を要した例は7例 (6.5%),予定手術10例 (9.3%) であり,1例が他科に転送された.精巣捻転症で発生後9時間以内の症例は100%保存できた.また,それ以後で回転角が360°以上の症例は全例精巣摘除術となった.外傷は臓器別では腎8例,精巣5例,尿道4例,外陰部3例,膀胱1例,その他1例であり,処置は緊急手術7例,緊急処置3例,予定手術6例であった.炎症では腎盂腎炎14例,精巣上体炎7例,膀胱膿症1例,海綿体炎1例,陰嚢蜂蝸織炎1例であった.そのうち腎盂腎炎では78.6%に,炎症全体では65.2%に基礎になる尿路生殖器系の異常を認めた.その他の疾患のうち43.5%が男児の陰嚢内疾患であった.
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藤本 隆夫, 宮野 武, 世川 修, 福永 研
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1064-1068
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
われわれは肥厚性幽門狭窄症患児に対し腹腔鏡下幽門筋切開術を現在標準術式として用いている.本法を短時間にかつ安全に行うために独自の器具を開発,現在までに7例に施行し良好な結果を得ており,最近では約40分で全過程を終了出来るようになった.角膜切開用の棒状メスの応用および確実な把持紺子,筋層展開用のベンソン型紺子の開発により,安全な幽門筋切開術が可能となった.器具の開発のみならず,手技上でも筋層切開後に細径内視鏡Olympus N-30 (直径5mm) を用いて胃内腔より切関部の観察, Air leakの有無の確認を行うことにより,手術が安全, 確実となった.この結果,本術式は開腹 Ramstedt 術と遜色なく,手術創は極めて小さく有用な方法であると考えている.本論文ではわれわれの器具を紹介するとともにその術式の要点について記載する.
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神山 隆道, 大井 龍司, 林 富, 矢尾板 誠一
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1069-1074
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
当科では現在までに124例の先天性胆道拡張症症例を経験しているが,最近7年間に6例の術後肝内結石発症をみた.これらについて初回手術所見を含め,検討を行った.本症根治術後,発症までの経過期間は平均11年間.すべての症例で,前回手術時に肝内胆管の拡張がみられ,かつ部分的狭窄を伴う多発嚢胞型の拡張であった.当科経験ではこのような形態を持つものは45例であり,6例すなわち約13%という高率で術後肝内結石を発症していた.これら症例には肝切除例3例を含む再手術を行い,良好な結果を得た.本症術後肝内結石発生には胆汁のうっ滞が重要な要因と考えられ,肝内胆管の狭窄については可能な限りこれを解除するような形での手術方法を考慮すべきである.
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寺島 和光, 佐野 克行
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1075-1078
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
腹腔内精巣32例,34精巣に対し,通常の固定術式 (17精巣), Fowler-Stephens 法 (10精巣)および staged orchiopexy (7精巣) の3術式にて精巣固定術を行った.術後3∿13年経過した時点での手術成績は,それぞれ76%,70%および86%が良好と判定された.各術式の選択は,精巣血管が非常に短い症例に対しては Fowler-Stephens 法または staged orchiopexy を,血管がそれほど短くない場合は通常の固定術式とした.多くの症例で術後に精巣の牽引を行ったが,その意義や安全性についても言及した.本症は鼠蹊部精巣と比べると診断,治療,予後などで異なる点が多いが,特に手術は手技的に難しいので,いくつかの術式を習得して,症例にあわせてそれらを使い分けることが必要であると思われる.
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中村 泰啓
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1079-1089
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
神経芽腫にはin situ neuroblastoma の存在,腫瘍の分化・成熟,自然消退など極めて興味ある現象が知られている.これには宿主の免疫能,特に細胞性免疫能が関与しているのではないかと考えられ,それを明らかにするために実験モデルとしてマウス神経芽腫細胞C1300を用いた基礎的研究が行われている.しかし,これらのほとんどは成熟マウスを用いての実験であり,胎生期に腫瘍の発生が考えられている神経芽腫に対して,新生児期の宿主免疫系がどのように働いているかを検討するのに適切な実験系とは言い難い.そこで,本研究ではヒト神経芽腫の年齢的特異性を考慮に入れ,新生仔マウスモデルを作成し,担がん各時期の腫瘍に対する宿主免疫応答を flow cytometer による two color 解析を用いて,主にリンパ球サブセットの動態面から検討した.その結果, L3T4, Lyt2, Thy1.2の推移から,免疫系が発達途上にある新生仔マウスでは担がん状態となっても,なおも免疫系の成熟過程が見られた.新生児期には潜在的にこのような成長に伴う免疫能の上昇能力が存在し,腫瘍の自然退縮など一連の特異的な現象に何らかの影響を及ぼしている可能性が考えられた.
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安藤 邦澤, 宮野 武, Claire N
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1090-1092
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
臍部弧状切開による肥厚性幽門狭窄症の手術について,自験例37例の検討を行った.臍部よりの幽門の腹腔外露出は全例において可能で,粘膜外幽門筋切開術を施行できた.筋切開が不十分で術後哺乳障害が持続した例は存在しなかった.合併症として4例に軽度の創感染を認めたが,保存的に治癒せしめた.臍の変形を来した症例はなく,美容的な瘢痕が得られ,本法は,有用かつ簡便な方法であると考える.
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大植 孝治, 福澤 正洋, 福井 雄一, 岡田 正, 小林 庸次
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1093-1097
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は4ヵ月男児.出世時より右睾丸の腫大を認め,3ヵ月検診で睾丸腫瘍を疑われて当科を紹介された.高位の右睾丸摘出術を施行した.摘出腫瘍は25×23×10mm,弾性硬で被膜を有し,割面は黄白色,充実性であった.病理組織所見では小型で細胞質に乏しい腫瘍細胞が均一,あるいは胞巣状に増殖し,一部管腔を形成する部分もみられた.免疫組織染色では, Vimentinが陽性, NSEが弱陽性で, Desmin, Myoglibin, Keratin, CEA, AFP, S-100 protein はいずれも陰性であった.転移を認めず術後8年を経過して再発も認められないが,腫瘍細胞の異形性が高く核分裂像を高頻度に認めること,睾丸組織,被膜,付属器への浸潤を認めることより組織学的には悪性と考えられた.新生児期発症の睾丸腫瘍は稀であり病理組織診断に難渋したが, 最終的に malignant gonadal stromal tumor と考えられた.
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冨重 博一, 岸川 輝彰, 加藤 敬純, 堀内 格, 青野 眞治, 西川 宰, 西田 純久, 丹羽 隆史, 金剛 むつみ, 黒田 誠
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1098-1105
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
10歳の女児で gliomatosis peritonei を伴った卵巣奇形腫 (以下本症) の1例を経験した.術前,血清α-fetoprotein (以下 AFP), 血清 CA125 が高値を示した.奇形腫は組織学的 grade 分類が予後の判定に重要とされ,この分類に従うと原発巣が1, 播種巣が0であった.免疫組織染色ではAFP が弱陽性, CA125 が陰性であった. AFP の陽性部位は未熟な腺上皮であり,卵黄嚢癌の成分を認めないことから,産生部位は腺上皮にあると考えられた. CA125 の高値は多量の腹水貯留と gliomatosis peritonei による腹膜の異常が原因と考えられた.術後化学療法は施行しなかった.患児は現在術後24ヵ月になるが,再発もなく元気に通学している.われわれが調べ得た本症の本邦小児報告例36例について検討した.
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須貝 道博, 石田 治雄, 林 奐, 鎌形 正一郎, 菅籐 啓, 広部 誠一, 平林 健, 本田 雅敬, Ryukichi Hada, Mi ...
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1106-1111
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
Continuous ambulatory peritoneal dialysis (以下 CAPD) 施行中に虫垂切除術を施行した急性虫垂炎の2例を経験した.臨床症状では CAPD 療法中にみられる腹膜炎との鑑別が困難であった.嘔吐を主訴とし, CRP 上昇,発熱に加え,腹痛が持続,増強し,最終的には筋性防御の出現が診断の決め手となった.手術に至るまでいずれも10日以上の期間を経過したが,これはCAPD 療法による腹腔洗浄効果により一時的に臨床症状の改善がみられたためと思われた.CAPD 療法に伴う腹膜炎の起因菌としては Staphylococcus aureus が37∿60%といわれ, Enterococcus fecalis は3∿10%にすぎない.自験2例ではいずれもE. fecalis が検出されたことにより,虫垂炎の診断の際には腹水の性状が変化することや,腹水培養でE. fecalis が検出されることに十分注意を払う必要がある.また超音波検査では灌流液の貯留により,膿瘍の同定や回腸末端部の癒着,ガス像より腫大虫垂の同定が困難であった.
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沖井 一哉, 北谷 秀樹, 小沼 邦男, 河野 美幸, 梶本 照穂
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1112-1117
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
腹壁内卵黄腸管嚢腫に異所性胃粘膜が存在し,さらにメッケル憩室を合併した珍しい卵黄腸管遺残症の1例を経験した.症例は生後2日男児,臍部に栂指頭大の腫瘤が存在し, <99m>^TcO_4^-pertechnetate シンチグラフィーで hot spot を認めたため,異所性胃粘膜を持つメッケル憩室の合併を疑い開腹手術を施行した.メッケル憩室は存在したがそれには胃粘膜の迷入は認めず,臍部の腫瘤 (卵黄腸管嚢腫) に胃粘膜を認めた.卵黄腸管嚢腫はこれまでに本邦で16例の報告があるが,胃粘膜を持つ腹壁内卵黄腸管嚢腫と,胃粘膜を持たないメッケル憩室が併存し,しかもそのあいだに索状物が存在しない病型の症例は本邦では報告がない.また,自験例を含む17集計例の肉眼所見,病理組織所見から Trimingham 分類による卵黄腸管嚢腫 (vitelline cyst) の定義に疑義を提起し,従来から用いられているこの分類を見直してみた.
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長江 逸郎, 木村 幸三郎, 小柳 泰久, 青木 達哉, 小野 充一, 伊藤 伸一, 多村 幸之進, 野牛 道晃, 野村 武則
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1118-1123
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は10歳男児,繰り返す意識喪失発作を主訴に当科を受診した.意識喪失発作時の血糖が30mg/dl,また血清IRI/血糖比が0.87でありインスリノーマの疑いでダイナミックCT, MRI,動脈造影が施行され腫瘍は膵体部に明瞭に描出される径約3cm大のものを1個認めたが多発型も考え,手術は術中の迅速IRI測定法を利用した門脈血,末梢血のIRIモニタリングと,血糖モニタリング施行下に行った.術中,門脈血採血用カテーテルは上腸間膜静脈から挿入し,計7箇所から採血を行い迅速IRI測定を施行した.血中IRIの明らかな step up は腫瘍近傍の1ヶ所にのみ認められ他には認められなかった.腫瘍を含めた膵体尾部切除を行ったのち再度門脈血採血を行い,血中IRIの step up のないことを確認した.術後は合併症なく, IRI/血糖比0.3以下と良好な経過をとり,2年6ヶ月経過した現在再発の兆候はみられない.
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千葉 庸夫, 志賀 千鶴子, 菊地 百合子
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1124-1127
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
陰茎前位陰嚢は比較的稀な疾患で外陰部や泌尿器系の合併奇形を有することが多い.本報告例は直腸肛門奇形,二分陰嚢を伴った11ヵ月不完全型の陰茎前位陰嚢例で,手術により良好な外観を得ることが出来た.直腸肛門奇形を合併した陰茎前位陰嚢例は本邦で13例報告されており,その他の合併奇形としては尿道下裂7例,二分陰嚢5例,直腸尿道瘻または会陰瘻3例,食道閉鎖症1例などがみられる.程度や合併奇形により手術法は異なるがいずれの例も満足すべき外観が得られている.
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堀内 格, 岸川 輝彰, 伊藤 寛, 本多 英邦, 津田 洋幸
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1128-1132
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
空腸結膜下の動脈瘤破裂により,大量の消化管出血をきたした小児例を経験した.症例は14歳の男児であり,突然に出現した大量下血によりショックとなり近医に入院し,赤血球濃厚液約400ml等の投与により回復した.当院転院後に内視鏡検査を行ったところ,十二指腸球部前壁にびらんを認めたため,出血源と判断し,シメチジン投与により保存的に治療を行っていたが,再び大量の下血が出現し,緊急開腹術を行った.出血源はトライツ靭帯より約120cm肛門側に存在した, 1.4×1.0×0.8cmの腫瘤であり,術後の病理組織学的検索にて空腸粘膜下にみられた動脈瘤破裂と診断された.小腸粘膜下の動脈瘤破裂の報告は稀であり,粘膜下の異常拡張動脈として報告された例をあわせても,自験例を含め17例の報告がみられるにすぎない.本症は平均年齢24.4歳と若年者に多くみられるが,小児例は自験例を含めて2例のみであった.
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原 真一, 森川 康英, 田村 哲郎, 勝俣 慶三, 塚田 真知子, 久住 浩美
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1133-1137
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
2歳女子の治療に難渋した胆管内回虫迷入症を経験した.患児はフィリピンに半年間滞在し日本に帰国した.上腹部痛と発熱,嘔吐,下痢を主訴に来院し,血液検査では白血球増多と著明な好酸球の増加を認め, GOT, GPTの上昇がみられたがビリルビン値は正常であった.便中に多数の回虫と鞭虫の成虫,これらの授精卵が排出された.腹部超音波検査 (US) にて拡張した胆管内に, acoustic shadow を伴わない多数の hyperechoic な陰影を認め,内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査 (ERCP) では胆管内に複数の帯状の陰影欠損がみられた.回虫は経口,非経口的な駆虫剤の投与を続けたにも関わらず,6週間にわたり便中に虫卵の排泄がみられ,USとERCP上,胆管内に生存し続けたため,開腹手術を施行したが虫体の遺残はみられなかった.
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伊藤 伸一, 小柳 泰久, 多村 幸之進, 浦田 義孝, 長江 逸郎, 野牛 道晃
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1138-1144
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
仙尾部に発生した小児 Alveolar Soft Part Sarcoma の1例を経験した.本症は比較的まれな疾患で,本邦での小児の報告は自験例を含めて24例であったが,仙尾部に発生した報告例はみられなかった.本症に対する治療はまとまった報告がなく,われわれは本症に対して腫瘍摘出後に加え,悪性軟部組織腫瘍に有効とされる CVB, DCPAV の多剤併用化学療法,放射線療法, TAE 治療をおこなったが,腫瘍の消失にはいたらなかった.われわれは本症例の経験をきっかけに小児癌のこどもの QOL 向上を目的として「がんのこどもを考える会」を発足させ,患児の QOL について両親を交えて話しあった.その内容を紹介するとともに癌患児における QOL に一考察を加えたので報告する.
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田中 松平, 田畑 敏, 吉野 裕司, 長利 あゆみ, 菊地 勤, 多治見 守泰, 大浜 和憲, 渡部 礼二
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1145-1150
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は5ヵ月男児.発熱・食欲低下・腹部膨満を主訴に入院した.腹部超音波検査で腹部全体を占める多嚢胞性病変が描出され,注腸造影では下行結腸が内側やや前方に圧排され横行結腸中央部で先細りとなりさらに口側には造影剤は進まなかった.引き続き行ったCT検査で結腸は嚢胞性腫瘍に挟み撃ちにされていた.結腸間膜より発生した巨大リンパ管腫が感染を合併したものと考えられ,抗生剤投与で炎症の鎮圧をはかった.しかし炎症は消退せず,入院第7病日に結腸間膜より発生した嚢腫を横行結腸とともに切除した.大きさ17×14×12cm,重さ1,120gで病理組織検査で嚢胞性リンパ管腫と診断された.腹部リンパ管腫には小腸間膜・結腸間膜・後腹膜由来のものがあり,部位診断には注腸造影および注腸CT検査が有用であった.
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矢尾板 誠一, 林 富, 千葉 敏雄, 後藤 真, 曽 尚文, 遠藤 尚文, 中村 潤, 吉田 茂彦, 大井 龍司
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1151-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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成毛 佳樹, 山際 岩雄, 小幡 和也, 由岐 義広, 大泉 弘幸, 鷲尾 正彦
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1151-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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太田 良雄, 松本 勇太郎, 島岡 理
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1151-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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小山 基, 羽田 隆吉, 須貝 道博, 飯沼 俊信, 伊藤 卓, 原 豊, 今 充
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1151-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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岩見 大二, 望月 泉, 中村 潤
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1151-1152
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
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遠藤 薫, 内山 継躬, 向井田 昌之, 岡田 修, 小川 雅彰, 川副 浩平
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1152-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
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松田 淳, 加藤 哲夫, 蛇口 達造, 吉野 裕顕, 小山 研二
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1152-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
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金沢 幸夫, 吉野 泰啓, 佐藤 志以樹, 松山 真一, 井上 仁, 元木 良一
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 6 号 p.
1152-
発行日: 1994/10/20
公開日: 2017/01/01
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