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原稿種別: 表紙
1988 年 10 巻 4 号 p.
Cover1-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 表紙
1988 年 10 巻 4 号 p.
Cover2-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1988 年 10 巻 4 号 p.
App1-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1988 年 10 巻 4 号 p.
App2-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1988 年 10 巻 4 号 p.
App3-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1988 年 10 巻 4 号 p.
App4-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1988 年 10 巻 4 号 p.
App5-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1988 年 10 巻 4 号 p.
App6-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1988 年 10 巻 4 号 p.
App7-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 目次
1988 年 10 巻 4 号 p.
Toc1-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 目次
1988 年 10 巻 4 号 p.
Toc2-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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山口 豊
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
349-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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前田 昌純, 中元 賢武, 中村 憲二, 南城 悟, 太田 三徳, 谷口 清英, 坪田 典之, 多田 弘人, 成毛 韶夫
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
350-358
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
1, 562例の気管・気管支形成例の術型について分析, 追補した。術型数は, 1, 569手術例に57, 施行されていた。12の基幹術式のなかで, BBが974手術(62.1%)と最も多く, 続いてTTの282手術(18.0%), TBの92 (5.9%)の順位となる。Tp18手術(1.1%), CRは32手術(2.0%)施行されていた。CR, TB, BB術式は, 各々10, 10, 28のsub type術型にわかれる。手術数の上位3位を示すと, CRでは_<TI>__-CR, _<MM>__-CR_<TM>, ^^<CR>T-IM, TBでは左右のSP, 左右のWPと_<TI>SL, BBでは左右の上葉スリーブ(_<MI>SL SL_<ML>), 左右上葉のWL, 左右のMU吻合術型となる。術型別の合併症では, Tpの77.8%, TMTの40.0%, Teの37.9%, CRの34.4%が目立つ。7気管軟骨輪以下切除のTT, BBのうち_<MI>SL, SL_<ML>, _<MI>WL, WL_<ML>を標準術型とした。合併症頻度は, 各々, 20.3%と12.1%であった。
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今井 督, 斎藤 泰紀, 永元 則義, 薄田 勝男, 高橋 里美, 太田 伸一郎, 佐川 元保, 佐藤 雅美, 菅間 敬治, 須田 秀一, ...
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
359-366
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
進行中心型肺扁平上皮癌23切除例の光顕, 電顕観察を行なった。さらに気管支原発早期扁平上皮癌17切除例と比較検討し以下の知見を得た。1)扁平上皮癌の基底層の細胞を, 細胞質の明暗, 細胞間隙の大小, 細胞質突起の発育の程度より, 主に暗い細胞質を有し, 細胞質突起の発育が良好で, 細胞間隙が大きいI型から, 主に明るい細胞質を有し, 細胞質突起, 細胞間隙が殆どみられず, 密に接合するIV型までの四型に分類した。2)早期癌ではI型からIII型までの細胞が見られたが, 進行癌ではI型からIII型に加えてIV型も見られた。3)進行癌は, 早期癌に比べて, I型が少なくIII型が多い傾向がみられ, さらに基底膜の障害の程度, 核・細胞質面積, 核分裂像数も大であった。
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中村 清一
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
367-377
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
固有の分泌物が消失したカエル口蓋粘膜における綿毛による痰の輸送速度を計測し, 急速に移動する痰(F痰)と輸送速度が非常に遅い痰(S痰)の物理・化学的性状を比較検討した。F痰は粘液性で, 相対的に降伏値が高くアルブミン濃度が低かったのに対して, S痰は粘液膿性または膿性で相対的にpHおよびフコースとIgGの濃度が高くIgAの濃度が低かった。びまん性汎細気管支炎患者の痰の物理・化学的性状はS痰の特性と一致しており, 輸送速度も低値であった。びまん性汎細気管支炎は, 気道分泌物の末梢気道における貯留停滞, 気道感染の反復, 呼吸不全の発現を招来する予後不良の疾患であるが, 今回の研究により, このような病態をもたらす生体防御機構の破綻の重要な一局面である粘液線毛システムの障害の出現メカニズムが示唆されたものと思われる。
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市川 洋一郎, 久布白 幹男, 徳永 尚登, 荒木 健, 東 敏寛, 加地 正郎
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
378-384
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
未治療のサルコイドーシス(以下, サ症)の自験45例について検討した。サ症にほぼ特徴的とみなされている気管支鏡所見である網目状血管増生, 顆粒状粘膜変化, 小結節(plaque)形成の気管支鏡所見を呈示した。この中で網目状血管増生は34例(75%)と最も高率にみられた。顆粒状粘膜変化は網目状血管増生に随伴してみられることが多く14例(31%)に, 小結節形成は10例(22%)にみられた。7例(15%)は正常粘膜所見であった。気管支病変と年齢との関係をみると網目状血管増生と顆粒状粘膜変化は若年層にみられることが多く, 小結節形成や正常粘膜所見は中高年層に多くみられた。したがって網目状血管増生や顆粒状粘膜変化はサ症の気管支病変の中で最も普遍的かつ初期像と考えられた。気管支病変と血清ACE値との間には何ら関連を認めなかった。
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力丸 徹, 二宮 英昭, 市川 洋一郎, 加地 正郎, 大塚 穰
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
385-392
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
ブロンコファイバースコープ使用時に, 手技が簡単で特殊な機器を必要とせず, どの施設でも応用可能な内視鏡的計測法について報告した。ファイバースコープの鉗子口より目盛のついたスケールを挿入し計測対象に接するようにスケールの先端を移動させる。その時の内視鏡写真を撮影し, 写っているスケールの目盛から対象とファイバー先端との距離(Lens-Object-Distance : 以下LODと略称する)を測定する。LODが測定できれば同じLODにて撮影した方眼のfilmと比べることによって大井田らが胃潰瘍面積を求めた透明板と同じ原理で対象の面積や長さが測定できる。この方法でオリンパス製BF type4 B2, BF type1 T10を使用し種々の計測を行なった。4 mmの円の計測では, 平均値3.98 mm標準偏差0.24で誤差はいずれも0.5 mm以内におさまった。未知の大きさのゴム板を実測前に測定したが誤差は最大1 mmであった。この方法を利用することにより内視鏡所見の読影, 評価に際して客観性をもたせることに有用と考えられる。さらに経時的変化を見る時に大いに役立つと思われ, 抗癌剤による化学療法や放射線治療の効果をより正確に内視鏡的に判定できうる可能性や, 肺門部微小癌の内視鏡的診断および内視鏡的治療の適応の判断にさいしても有用と考えられた。
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佐藤 功, 坂本 和裕, 細川 敦之, 松野 慎介, 宮本 勉, 瀬尾 裕之, 田邉 正忠, 中元 賢武, 中村 憲二, 南城 悟, 前田 ...
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
393-399
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
気管支の分岐異常に関する報告の多くは, 気管支造影の施行された症例が中心となっていた。しかし, 胸部の異常陰影に対する検査手順としては, 当然のことながら, 単純写真や断層写真, あるいはCTを含むこれらルーチン検査が主体となる。そしてCTやディジタルラディオグラフィなどの画像診断機器や気管支鏡の進歩に伴い, 気管支造影の検査件数は減少している。我々は日常のルーチン検査を主体として気管支分岐異常と診断した6症例(2症例で気管支造影を施行)を経験したので報告する。4症例は右上葉の, また1症例は左上葉の転移気管支で, 各々主気管支から分岐していた。他の1症例はScimitar症候群で, 右B^3が中葉支から分岐していた。肺野の血管, 気管支などの既存構造の読影のみならず, 中枢の既存構造の読影も重要である。
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光宗 皇彦, 渡辺 俊晴
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
400-404
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
症例は, 72歳女性。主訴は, 咳嗽。昭和59年暮ころより咳嗽が持続するため, 昭和61年3月, 気管支ファイバースコピーを施行した。気管下部右側後壁に陥凹が見られた。さらに, 昭和62年3月, 気管支造影検査にて, 気管分岐部より上方33 mmの右後壁より外下方に突出する, 直径7 mm, 深さ10 mmの憩室を確認した。
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中岡 康, 師田 昇
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
405-410
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
症例は60歳男性。主訴は血痰。現病歴は昭和61年10月に咳嗽時, 少量の血痰が認められた。胸部X線側面像で左下肺野背側部に異常陰影が認められた。気管支造影でB^<8+9+10>の途絶が認められ, 気管支ファイバースコピーではB^6入口部の狭小化, B^<8+9+10>の完全閉塞が認められた。生検で悪性所見なく, 結核菌を含めた細菌検査で常在菌のみであった。左B^6が狭窄し炎症による血痰の原因となっていたこと, 今後も同様に炎症を繰り返す可能性があることより, 手術適応とした。左下葉はほぼ鶏卵大で含気性はなかった。下葉切除を行い病理組織学的所見で閉塞気管支以下では細気管支, 肺胞構造がなく形成不全の状態で, かつ炎症所見は極めて軽度であったことより先天性のbronchial atresiaと診断した。
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大野 彰二, 松岡 緑郎, 中谷 武, 小林 英夫, 倉富 雄四郎, 北村 諭, 角田 尚久, 斎藤 建
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
411-415
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
症例は66歳の女性。胸部異常陰影の精査のため受診した。気管支鏡検査にて偶然, 気管分岐部に白色の腫瘤性病変を認めた。生検では, 扁平上皮化生とともにhyperkeratosisを認めleukoplakiaと診断した。軽度ながらdysplasiaが存在し治療を考慮するも, 生検操作にて病変の機械的除去が得られた。本病変は口腔内の前癌状態のひとつと考えられているが, 気道系に発生した報告は極めて稀である。それとともに, 気道系の前癌病変としての位置付けは, 症例の集積を待たねばならず今後の課題と思われる。
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冨岡 洋海, 山本 孝吉, 倉澤 卓也, 久世 文幸
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
416-421
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
悪性リンパ腫において肺病変をみることは少なくないが, 気管支内に腫瘤形成をみることはきわめて少ない。今回, 右中幹を完全閉塞する腫瘤を形成した非ホジキンリンパ腫の1例を経験した。症例は70歳, 女性で, 4年前にも気管支内腫瘍と眼窩腫瘍を指摘され, 眼窩腫瘍の手術の結果, B細胞リンパ腫と診断されていた。胸部X線検査にて左肺門腫瘤影, 右中葉の無気肺を認めたため, 気管支鏡検査を施行した。右中幹は, 浮腫状で血管怒張を伴った腫瘤で閉塞されており, 同部の生検にて4年前の眼窩腫瘍の組織像と一致する幼若リンパ球の浸潤を認め, 悪性リンパ腫と診断した。COPP療法2クールと放射線療法48Gyを施行し, 気管支鏡的にもCRとなった。気管支腔内に明かな腫瘤を形成し, 気管支鏡下生検にて診断された非ホジキンリンパ腫の報告はきわめて少なく, 肺小細胞癌との鑑別の意味からも貴重な症例と思われる。
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永井 英明, 川辺 芳子, 倉島 篤行, 小松 彦太郎, 工藤 禎, 米田 良蔵
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
422-426
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
25歳男性。主訴は頸部腫瘤。生来健康であったが, 頸部腫瘤に気付き, 近医受診。胸部X線写真にて空洞病変を認め, リンパ節結核及び肺結核と診断され, 当院入院となった。気管支鏡では, 左B^<1+2>入口部に発赤腫脹, 白苔を認め, 同部の洗浄より抗酸菌を検出。INH, RFP, EBの投与にて結核菌は陰性化し, 頸部腫瘤, 肺野病変ともに改善したが, 2.5カ月後に右傍気管リンパ節の腫脹を認めた。その後施行した気管支鏡では, 右主気管支内側壁に腫瘤性病変を認め, その生検組織では乾酪壊死を伴う肉芽組織を認めた。同部は入院時気管支鏡では炭粉沈着を認めた部分であり, リンパ節の穿孔と診断した。治療7カ月目には頸部に新たにリンパ節の腫脹を認め, 切開排膿したが結核菌は陰性であった。一連のリンパ節の変化は, 順調に結核菌が陰性化している時期に出現しており, いわゆる初期悪化に類似の反応と思われるが, リンパ節結核は長期にわたり不安定な経過をたどりやすいと言える。
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鈴木 茂毅, 菅野 仁, 森谷 浩史, 木村 和衛
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
427-432
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
喀血により発症し, 手術により組織学的に肺ムコール症を確認した1例を経験したので報告する。症例は57歳, 男性。主訴は10年前より1∿2年に1度の喀血である。入院時喀痰検査では悪性細胞, 結核菌などは検出されなかったが, 真菌が陽性であった。繰返す喀血が認められたために手術を行ったが, 肺ムコール症は日和見感染として, 診断は困難であり, 診断は血清学的診断法はなく, 肺組織中に特徴的な菌糸を認めることで確認される。生存している肺ムコール症の報告では, 内科的に診断がついたものは約3分の1にすぎない。他は手術の切除標本により診断が確定されている。本症例でも, 喀痰中に真菌を考える所見を認めたが, 気管支出血の為に, 腫瘤にたいする直接の擦過, 生検は行なわれず, 診断を確定するまでは至らなかった。
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伊藤 清隆, 菅 守隆, 田中 不二穂, 池田 和隆, 坂田 哲宣, 木村 孝文, 中嶋 博徳, 河野 修, 本田 泉, 杉本 峯晴, 安藤 ...
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
433-437
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
症例は73歳, 男性。肺癌のため右上葉切除1年後に, 切除部断端の気管支腔内に露出したポリエステル縫合糸にアスペルギルス菌塊が増生した1症例を経験した。内視鏡所見は, 右上葉切除部断端に隆起した黄白色の白苔を認め, 周囲粘膜は正常であった。白苔は吸引および鉗子により容易に剥離し, その下に縫合糸を認めた。剥離した白苔はPAS染色によりアスペルギルスであることが判明した。縫合糸は経気管支鏡的に摘出した。本患者は自覚症状なく, 胸部X線写真に真菌感染症を疑わせる所見を認めず, アスペルギルスに対する免疫学的反応も陰性であった。今までポリエステル縫合糸にアスペルギルスが腐生した報告はなく, また, 気管支腔内に腐生したアスペルギルスは, 担癌体における免疫不全状態でのアスペルギルス感染症の原因病巣となり得る可能性もあり, 注意が必要であると考え報告した。
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前里 和夫, 川畑 勉, 国吉 真行, 石川 清司, 源河 圭一郎
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
438-442
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
肺癌の術後気管支瘻に対して, 経気管支的に接着剤を用いて瘻閉鎖できた症例を経験したので報告する。症例は82歳男性で, 主訴は発熱, 咳, 痰である。胸部X線で右下肺野に異常影を指摘され入院した。内視鏡では右底幹を閉塞する扁平上皮癌を認めた。c-T_2N_0M_0として右肺中下葉切除を行った。術後12日目より発熱し, 気管支瘻, 膿胸として胸腔ドレナージ, 抗生剤投与を行った。ドレナージ10日目に経気管支的に瘻閉鎖を試みた。瘻内へ抗生剤を注入後, オキシセル綿を挿入し, 次に硬膜外チューブを用いてアロンアルファー0.5 ccを瘻内に注入した。胸腔ドレーンからの空気もれは消失し, 胸水も浄化し, 瘻の閉鎖を得た。患者は元気に退院したが, 術後2年3カ月, 癌の遠隔転移で死亡した。術後気管支瘻は重篤な合併症であり, 多くの場合再手術を要する。接着剤による経気管支的瘻閉鎖術は簡便な方法であり, 状態の悪い患者や再手術を考慮する前に試みてもよい方法と考える。
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菰田 研二, 佐々木 峻, 伊藤 伊一郎, 佐々木 達哉, 飯田 衛, 新津 勝宏
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
443-447
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
症例は19歳の大学生男子で剣道の稽古中に胸痛を自覚した。終了後も胸痛が軽快せず同日救急外来を受診した。症状は顕著な胸痛のみで呼吸困難やチアノーゼは認められなかった。呼吸数は25/分とやや呼吸促迫で前頸部に軽度の皮下気腫を認めた。胸部X線像でMinimal Mediastinal EmphysemaとDeep Cervical Emphysemaを認めた。気管支破裂を疑い緊急に気管支鏡検査を施行し左主気管支のCarina直下で輪状軟骨と膜様部の境にPin Holeの穿孔と思われる部位を認めた。緊急入院し保存的治療で治癒した。穿孔の原因は気管支腺の巨大開口部が気管内圧上昇と外力による気管支の瞬間的な捻れにより穿孔したと考えた。若年者で気管支腺開口部が巨大であったことは珍しい。運動中に発症した気管支穿孔の報告は見られず, 稀な症例と考えられた。
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大森 一光
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
448-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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南 博信, 堀尾 芳嗣, 柴垣 友久, 岩原 毅, 渡邉 篤, 酒井 秀造
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
449-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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佐橋 浩一, 鳥井 義夫, 千田 嘉博, 伊藤 隆, 鈴木 雅之, 伊藤 伸介, 島浩 一郎
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
449-450
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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釈迦 戸晃, 中村 美加栄, 滝沢 茂夫, 鹿内 健吉
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
450-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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山田 雅彦, 松本 修一, 堀場 通明, 原 通広, 井上 広治
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
450-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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下元 博史, 今泉 和良, 溝口 健二, 池田 拓也
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
450-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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大井 牧, 中村 和義, 並河 尚二
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
450-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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森省 一郎, 望月 亮三, 松井 英介, 浅田 修市, 曽根 康博, 飯沼 元, 兼松 雅之, 関 松蔵, 柴山 麿樹, 土井 偉誉, 下川 ...
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
450-451
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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中島 一光, 飯沼 由嗣, 川端 厚, 矢守 貞昭, 山本 雅史
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
451-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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獅子原 孝輔, 高橋 義彦, 橋爪 一光, 斉藤 雄史, 佐々木 一義, 馬場 雅行, 半澤 儁, 小澤 享史, 岡本 一也
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
451-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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馬嶋 邦通, 横山 繁樹, 谷口 博之, 近藤 康博, 松本 浩平, 丸田 真也, 加藤 真二
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
451-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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雨宮 隆太, 並河 尚二
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
451-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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谷迫 輝美, 顕谷 美恵子, 上島 久美子, 赤松 冨三子, 岡田 佳世子, 加納 恭子, 久島 健之, 大林 加代子, 高田 佳木, 山本 ...
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
452-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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垣内 成泰, 傍島 徹, 大内 敏弘
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
452-453
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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中川 勝裕, 中原 数也, 松田 暉, 大野 喜代志, 橋本 純平, 松村 晃秀, 水田 隆俊, 明石 章則, 武田 伸一, 南 正人, 川 ...
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
453-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
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坂谷 光則, 古瀬 清行, 河原 正明, 荒井 六郎
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
453-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
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賀嶋 直隆, 福岡 正博, 楠 洋子, 劉 震永, 酒井 直道
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
453-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
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折野 達彦, 森本 大成, 大内 敏弘, 川上 万平, 垣内 成泰, 横山 和敏, 武内 敦郎
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
453-454
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
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村木 正人, 高木 洋, 山崎 公世, 上西 豊基, 久保 裕一, 杉原 錬三, 中島 重徳
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
454-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
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山中 貴世, 藤村 昌史, 福岡 和也, 鴻池 義純, 堅田 均, 成田 亘啓, 今井 照彦, 大石 元, 宮原 裕, 松永 喬
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
454-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
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楠本 昌彦, 金岡 徳芳, 酒井 英郎, 青木 理, 田中 浩司, 清水 雅史, 足立 秀治, 河野 通雄, 岡田 聰
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
454-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
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縄田 隆平, 西村 尚志, 川島 敦子, 熊谷 直和, 黒田 直明, 坂東 憲司
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
454-455
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
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安場 広高, 門 政男, 江村 正仁, 北市 正則, 大島 駿作, 小林 淳
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 4 号 p.
455-
発行日: 1988/11/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
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