気管支学

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12 巻, 6 号

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表紙

原稿種別: 表紙
1990 年 12 巻 6 号 p. Cover1-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_Cover1

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目次

原稿種別: 表紙
1990 年 12 巻 6 号 p. Cover2-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_Cover2

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第 14 回日本気管支学会抄録原稿

原稿種別: 付録等
1990 年 12 巻 6 号 p. App1-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_App1

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抄録作成要領

原稿種別: 付録等
1990 年 12 巻 6 号 p. App2-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_App2

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第 14 回日本気管支学会総会予告-第 3 報-

原稿種別: 付録等
1990 年 12 巻 6 号 p. App3-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_App3

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気管支学(中扉)

原稿種別: 付録等
1990 年 12 巻 6 号 p. App4-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_App4

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CONTENTS

原稿種別: 目次
1990 年 12 巻 6 号 p. Toc1-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_Toc1

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目次

原稿種別: 目次
1990 年 12 巻 6 号 p. Toc2-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_Toc2

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ボルドーの夕暮れ

斎藤誠次

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 563-564
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_563

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内視鏡による気道採取物の診断上の必須性を示す知見(第 13 回日本気管支学会総会特集)

重松信昭

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 565-568
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_565

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経気管支肺生検(TBLB)と開胸生検との優劣が論じられているので, TBLBによる所見の臨床の場における生かし方の問題と, TBLBの必須性を考えさせる所見を中心課題とした。TBLBの有用性は末梢気道とその周囲の肺胞領域病変で, Markによる病理像解析の考え方に基づき他の臨床所見との関連を検討すると, 治療への有用性は75%には可能であった。肺の血管異常関連疾患では, 成人呼吸促迫症候群(ARDS)例の硝子膜形成像とPre-DICの像の検出において有用性が明らかであった。また, step sectionによりBOOPなどに特異的所見や臨床所見として検出困難な末梢気道感染症像を検出し得た。末梢小病変の解析では, TBLBによる所見陰性例では, 内視鏡とカテーテルによる採取物ないし病変に最も近接した部よりのMini BAL採取から特異的検査所見を得られるように努力し, 開胸肺生検を要しなかった例を経験している。

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BRONCHIAL EPITHELIAL CHANGES IN THE EARLY DETECTION OF LUNG CANCER : APPLICATION OF MONOCLONAL ANTIBODIES IN THE MANAGEMENT OF LUNG CANCER(Special Issue for 13th Annual Congress of the Japan Society for Bronchology)

James L. Mulshine

原稿種別: Article
1990 年 12 巻 6 号 p. 569-575
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_569

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Evaluation of Pulmonary Infiltrates in Immunocompromised Host : The Use of BAL and Rapid Diagnostic Methods(Special Issue for 13th Annual Congress of the Japan Society for Bronchology)

Akira Funahashi

原稿種別: Article
1990 年 12 巻 6 号 p. 576-583
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_576

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気道出血の要因と対策, 予後 : 司会のまとめ(第 13 回日本気管支学会総会特集)

雨宮隆太, 松井英介

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 584-587
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_584

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気道病変の治療 : 基礎と臨床 : 司会のまとめ(第 13 回日本気管支学会総会特集)

山口豊, 白日高歩

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 588-590
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_588

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気道早期病変の読み方 : 画像診断の進歩を含めて : 司会のまとめ(第 13 回日本気管支学会総会特集)

小野良祐, 柴山麿樹

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 591-594
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_591

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経気管支材料の示すもの : 司会のまとめ(第 13 回日本気管支学会総会特集)

絹脇悦生, 松葉健一

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 595-597
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_595

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気管支肺感染症と内視鏡 : 司会のまとめ(第 13 回日本気管支学会総会特集)

副島林造, 原耕平

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 598-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_598_1

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肺結核診断における気管支鏡検査(BF) : BF 施行例と BF 未施行例の比較検討(気管支肺感染症と内視鏡 : 司会のまとめ(第 13 回日本気管支学会総会特集)

菊池典雄, 川島辰男, 小野崎郁史

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 598-599
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_598_2

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肺結核症における気管支鏡検査の意義(気管支肺感染症と内視鏡 : 司会のまとめ, 第 13 回日本気管支学会総会特集)

坂谷光則

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 599-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_599_1

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呼吸器感染症診断のための気管支ファイバーの有用性の検討(気管支肺感染症と内視鏡 : 司会のまとめ, 第 13 回日本気管支学会総会特集)

安岡彰, 前崎繁文, 勝又達哉, 山田洋, 道津安正, 河野茂, 神田哲郎, 原耕平

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 599-600
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_599_2

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気管支肺感染症と内視鏡, 特に慢性の気道感染症(気管支肺感染症と内視鏡 : 司会のまとめ, 第 13 回日本気管支学会総会特集)

井田徹也, 荻原正雄, 土屋匠, 大西明弘, 田中照二

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 600-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_600_1

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呼吸器感染症における気管支鏡の治療的活用に関する検討(気管支肺感染症と内視鏡 : 司会のまとめ, 第 13 回日本気管支学会総会特集)

矢木晋, 橋口浩二, 築山邦規, 角優, 梅木茂宣, 原宏紀, 沖本二郎, 副島林造

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 600-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_600_2

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内視鏡による救急患者の診断 : 治療の進歩 : 司会のまとめ(第 13 回日本気管支学会総会特集)

安岡劭, 山本保博

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 601-603
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_601

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サルコイドーシスの BALF 中グリコサミノグリカン定量の臨床的意義

荒井秀夫, 下田茂, 永井宏美, 本宮雅吉

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 604-609
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_604

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サルコイドーシス14例のBALF中のグリコサミノグリカン(GAG)の有無を検討した。I期症例(8例)ではGAGは検出されず, 進展例は未だ認めていない。III期症例(2例)ではGAGは検出されず, 2例とも無治療で肺野陰影の改善を認めた。II期症例(4例)では3例でGAGが検出された。GAGが検出された1例はステロイド治療後でも陰影の残存をかなり認めた。2例目では経過観察中に肺野病変の悪化をみた。最後の症例では2ヶ月後に胸水の貯留を認めた。II期症例でGAGの検出されなかった1例はステロイド治療によりすみやかに症状及び肺野病変の軽快をみた。以上のことよりBALF中のGAG量がサルコイドーシス症例の病期により異なることが判明した。

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気胸に対する気管支塞栓術

鈴木昭一郎, 高木啓吾, 菊地敬一, 千先康二, 尾関雄一, 阿部良行, 加瀬勝一, 増田秀雄, 田中勧, 尾形利郎

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 610-615
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_610

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気胸の内視鏡的治療を目的として, 肺切除後末梢肺胞瘻4例, 自然気胸6例の計10例に対し, フィブリン・グルーによる気管支塞栓術を施行した。10例中8例に有効でair leakは消失したが, このうち2例に再発(1か月と4か月後)が認められた。無効例2例はair leakに関与する気管支の同定が不正確であったことや, フィブリン・グルーの注入量が不十分であったためと考えられた。本法によるair leakの治癒機転はフィブリン・グルーによる一時的な気管支閉塞効果のみでなく, 注入肺に惹起された炎症反応も関与していると考えられた。本法は手技的にも比較的簡単で合併症も少なく, air leakが遷延する気胸症例に試みるべき治療手段の一つと考えられた。

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有茎広背筋弁被覆による自家気管移植の実験的検討

沖津宏, 田口雅彦, 内藤淳, 斎藤宏, 坪井正博, 高橋英介, 雨宮隆太, 於保健吉

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 616-627
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_616

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気管移植における5軟骨輪以上の広範な移植気管の栄養血流の確保を目的に, 雑種成犬11頭を用い, 8軟骨輪自家胸部移植気管を有茎広背筋弁により被覆する実験を行った。全例に気管支鏡による移植気管の観察を行い, 同時に蛍光内視鏡による血流再開過程を検討した。さらに, 血流再開の確認のため胸背動脈よりのシリコンラバー注入あるいはpostmortem arteriographyを行なうとともに, 組織学的に移植気管を検索した。11頭中7頭に1か月以上の観察が可能であり, 2頭は3か月以上生存した。著明な気管狭窄を呈したものは1頭のみであった。経時的な移植気管の変化として, 術後1週以降には有茎広背筋弁よりの血流再開が観察され, 両側吻合部よりの血流とともに, 術後4&acd;5週には宿主気管とほぼ同様な血流所見を呈し, 同時に気管支鏡所見の正常化を認めた。組織学的には移植気管の全面全層にわたる再生は, 術後8週以降に完成した。以上より本法は広範囲移植気管の栄養血流の確保に有用な手段と考えられた。

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気管支ファイバースコープにより摘出した小児気管支異物症例の検討

乾健二, レシャードカレッド, 高橋豊, 神頭徹, 和田洋巳, 糸井和美, 平田敏樹, 広瀬安之, 岡野昌彦

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 628-634
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_628

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昭和58年1月から昭和63年12月までに11例の小児気管支異物症例を経験した。年齢は11か月から10歳, 平均2歳5か月で男児9例, 女児2例であった。異物の種類は1例を除き食物性異物(ピーナッツ片7例, トウモロコシ1例, 麺類2例)であった。全例気管支ファイバースコープ(以下BFS)下に摘出し得たが, 特にピーナッツ片に対してはフォガティーバルーンカテーテルの使用が有用であった。麻酔は全身麻酔で行った。初期の3例では自発呼吸を温存し直接BFSを挿入したが, 気道確保の点からは問題があった。以後の8例では, 気管内挿管を行い調節呼吸下に摘出操作を行った。気道が確保されており, 安全に異物の確認, 摘出が可能であった。小児気道異物は硬性気管支鏡での摘出例が多いが, BFSでの摘出も充分に可能である。

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ピーナッツ誤嚥により膿胸をきたした気管支喘息の 1 例

加藤聡之, 安藤守秀, 松本修一, 堀場通明, 原通廣, 井上広治, 進藤丈

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 635-640
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_635

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ピーナッツ誤嚥により膿胸をきたした69歳男性の気管支喘息の1例を経験した。気管支喘息で当科に通院加療中であったために, 今回呼吸困難を主訴に来院した際も気管支喘息の発作と考えられて処置を受けた。発熱, 胸痛が加わった後も, 急性上気道炎症状と考えられていたが, 胸部X線写真で右胸水を認めたため入院加療となった。入院後の諸検査の結果, 膿胸と診断。さらに気管支鏡検査を行ったところ, 右底幹入口部にピーナッツ片が嵌頓しており, 従って本例はピーナッツ誤嚥肺炎に膿胸を合併したものと考えられた。本例ではピーナッツ誤嚥の記憶がなく, こうした無自覚の気管支内異物の例では, 肺炎, 膿胸等の種々の合併症をきたしてから初めて診断される場合もあり, 注意を要する。気管支内異物の諸問題につき, 若干の文献的考察も加えて報告する。

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肺摘除術後気管支断端瘻に対する内視鏡的治療経験 : cyanoacrylate を使用した 1 例

冨岡洋海, 長谷川幹, 岡崎美樹, 片上信之, 坂本廣子, 石原享介, 岩崎博信, 梅田文一, 中井準

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 641-644
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_641

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術後の気管支断端瘻に対し, cyanoacrylate(アロンアルファA)を使用して内視鏡的治療を試み, 良好な成績を得た1例を報告する。症例は51歳, 男性。肺癌のため右肺摘除術とSVC再建術とを受け, 術後約5ヶ月で気管支断端瘻の発生が認められた。経気管支鏡的にアロンアルファ0.5gを注入し, 瘻孔の閉鎖に成功した。気管支鏡による瘻孔閉鎖術は, 比較的早期であれば, 外科的に瘻孔閉鎖術を行う前にまず試みてみるべき方法であろうと思われる。

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第 2 癌に対し左上幹管状切除術を施行した肺多発癌の 1 例

丹羽宏, 水野武郎, 小林徹, 春日井敏夫, 礒田憲夫

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 645-650
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_645

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61歳, 男性。10か月前に右B^7発生の早期扁平上皮癌(T1N0M0)にて右中下葉切除術を受けた。6か月後の経過観察目的の気管支鏡にて左上幹に結節性隆起病変を認めたため3週間ごとに3回にわたり気管支鏡を施行したが, 高度異型化生との診断を得たのみであった。最後の気管支鏡検査から10週間後に呼吸困難が出現したため精査すると, ポリープ状扁平上皮癌が左主気管支をほぼ完全閉塞しており, YAGレーザーにて焼灼すると発生部位は上幹の前回頻回に生検を施行した部位であった。呼吸機能を温存する目的で左上幹の管状切除術を施行した。術後標本にて癌細胞の遺残は見られなかった。術後呼吸機能の低下はほとんどなく5か月経過した現在再発の徴候もなく経過良好である。

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壁在性増殖型, 菌球型肺アスペルギローマおよびアレルギー性気管支肺アスペルギルス症の 3 例 : miconazole の CT ガイド下経皮的, 気管支ファイバー下経気管支的空洞内注入

片山繁, 宮沢輝臣, 古川典子, 松本伸, 妹尾紀具

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 651-658
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_651

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菌球アスペルギローマ, 壁在性増殖型アスペルギローマおよびアレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)のタイプの異なる肺アスペルギルス症の3例を経験し, 抗真菌剤miconazole(MCZ)の全身投与を行った。アスペルギローマの2例に対してはそれぞれMCZの局所投与, つまりCTガイド下経皮的空洞内穿刺注入や気管支ファイバー下経気管支的空洞内注入を全身投与に併用した。またABPAの1例には抗原となる真菌の除去を目的にMCZの全身投与をステロイド療法に併用した。その結果, 3例ともに特に副作用もなく自覚症状および胸部レ線上の改善を認め臨床的に有効と考えられた。

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非挿管下小児気管支ファイバースコピー手技の検討 : 8 例の経験から

松島康, 平良修, 雨宮隆太, 小野充一, 岩淵裕, 三浦弘之, 木下雅雄, 斎藤宏, 小柳泰久, 於保健吉, 早田義 ...

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 659-663
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_659

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幼小児に対する非挿管下気管支ファイバースコピーの手技安全性等につき当科の症例をもとに検討を加え報告した。症例は年齢の関係から全身麻酔を必要とした8例(男3例, 女5例)で平均月齢は26.3か月であった。施行理由は異物が3例, 呼吸異常が2例, 胸部異常影が3例であった。気管支ファイバースコープ(BF)にはオリンパスBF type P10, type 3C 10, type 4 B 2が使用された。検査は主に非挿管下で総計13回行われ, 全例で目的とした観察治療が行えた。BF施行中, 施行後に特に重篤な合併症はなかった。異物摘出にはフォガテイカテーテルの応用が有用であった。施行に際してBFの挿入は経鼻の方が把持固定がし易く, 太いBFを使用する際は吸引チャンネルを酸素供給路として利用する等の工夫で, 非挿管下でも比較的安全に行えると考えられ, 今後その適応範囲は広がるものと考えられた。

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1. 気管神経鞘腫の 1 例(第 16 回日本気管支学会東北支部会)

笹井祐之, 川合厚子, 今井高二

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 664-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_664_1

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2. 内視鏡的ポリペクトミーを施行した気管内炎症性ポリープの 1 例(第 16 回日本気管支学会東北支部会)

佐藤幸美, 小林新, 草薙芳明, 川村光夫

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 664-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_664_2

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3. 気管支内腔にポリープ状発育を呈した転移性悪性神経鞘腫の 1 例(第 16 回日本気管支学会東北支部会)

野村浩一郎, 吉森浩三, 谷口泰之, 中広一善, 山田浩一, 杉本裕之, 長谷川浩一, 成田久仁夫, 斎藤誠, 立花正徳 ...

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 664-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_664_3

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4. CDDP 気管支動脈内注入療法にて CR の得られた肺扁平上皮癌例(第 16 回日本気管支学会東北支部会)

斉藤純一, 中井祐之

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 664-665
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_664_4

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5. 血友病を伴った肺癌 1 症例に対するレーザー治療の経験(第 16 回日本気管支学会東北支部会)

立花正徳, 成田久仁夫, 斎藤誠, 谷口泰之, 中広一善, 山田浩一, 野村浩一郎, 吉森浩三, 岩波洋, 坪井栄孝

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 665-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_665_1

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6. 肺門部早期肺癌の発見動機別気管支鏡所見(第 16 回日本気管支学会東北支部会)

塚本東明, 山田敬子, 長沢正樹, 佐藤徹, 山田昌弘, 伊藤道生

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 665-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_665_2

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7. 肺炎様陰影を呈し, 気管支肺洗浄を行い診断し得た肺結核症の 1 例(第 16 回日本気管支学会東北支部会)

俵谷幸蔵, 吉川晴夫, 柳生昭

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 665-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_665_3

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8. 転移性肺腫瘍に対する TBLB(第 16 回日本気管支学会東北支部会)

成田久仁夫, 立花正徳, 岩波洋, 篠原義智, 左近司光明, 長谷川浩一, 坪井栄孝

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 665-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_665_4

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1. タンパクが主要成分であった気管支結石症の 1 例(第 54 回関東気管支研究会)

井上昌彦, 谷川恵, 勝呂元, 仲谷善彰, 大塚健蔵, 安部幹雄, 萩原照久, 升谷雅行, 細川芳文, 堀江孝至

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 666-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_666_1

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2. 気管支鏡検査時における Sao_2 低下の要因 : 室内気吸入下での検討(第 54 回関東気管支研究会)

藤田明, 戸島洋一, 溝尾朗, 今橋正令, 樫山鉄矢, 渡辺明, 鈴木光

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 666-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_666_2

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3. 当院における気管ボタンの使用経験(第 54 回関東気管支研究会)

宇野博子, 中村清一, 足立哲也, 山内富美子, 三上正志, 馬場美智子, 滝沢潤, 藤川晃成

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 666-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_666_3

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4. 器質化肺炎の 1 例(第 54 回関東気管支研究会)

青柳徹哉, 佐々木俊雄, 天野裕子, 堀内正, 山口哲生, 白石透, 室田欣宏, 大塚俊通

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 666-667
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_666_4

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5. Roentgenologically Occult Lung Cancer の放射線治療成績について(第 54 回関東気管支研究会)

小野良祐, 高尾匡, 池田茂人

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 667-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_667_1

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6. 対側陰影を精査中発見され, 低肺機能の為, 左舌区区域切除を施行した扁平上皮癌の 1 例(第 54 回関東気管支研究会)

森田裕人, 吉村博邦, 品田純, 阿部能明, 今井寛, 高山俊政, 石原昭, 笠井潔, 亀谷徹, 矢那瀬信雄, 片桐真 ...

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 667-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_667_2

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7. 高齢者気管腺様嚢胞の一手術例(第 54 回関東気管支研究会)

関根康雄, 剏木茂, 由佐俊和, 藤野道夫, 青柳寿幸, 吉田成利, 尾辻瑞人, 鈴木洋人, 木村秀樹, 藤沢武彦, 山 ...

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 667-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_667_3

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8. 臨床的に気管嚢腫と思われた上縦隔嚢腫の 1 例(第 54 回関東気管支研究会)

川端英孝, 津端徹, 執行友成, 水内厚, 田口洋, 橋本大定, 鈴木恒道

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 667-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_667_4

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9. 気管支平滑筋腫の 1 例(第 54 回関東気管支研究会)

高山重光, 小平祥史, 片岡直之, 臼井裕, 中山杜人, 三浦溥太郎, 木村雄二

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 667-668
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_667_5

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10. 肺門及び縦隔リンパ節腫大を伴った気管支内過誤腫の 1 例(第 54 回関東気管支研究会)

三宅修司, 福村基之, 倉島篤行, 佐藤紘二, 林孝二, 小松彦太郎, 村上国男, 蛇沢晶

原稿種別: 本文
1990 年 12 巻 6 号 p. 668-
発行日: 1990/11/25
公開日: 2016/10/01

DOIhttps://doi.org/10.18907/jjsre.12.6_668_1

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