-
原稿種別: 表紙
1991 年 13 巻 4 号 p.
Cover1-
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 表紙
1991 年 13 巻 4 号 p.
Cover2-
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 付録等
1991 年 13 巻 4 号 p.
App1-
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 付録等
1991 年 13 巻 4 号 p.
App2-
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 付録等
1991 年 13 巻 4 号 p.
App3-
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 目次
1991 年 13 巻 4 号 p.
Toc1-
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 目次
1991 年 13 巻 4 号 p.
Toc2-
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
-
白日 高歩
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 4 号 p.
337-
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
-
Seiji Saito, Takanobu Kunihiro, Akiyoshi Sato, Hiroyasu Mashino
原稿種別: Article
1991 年 13 巻 4 号 p.
338-343
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
Foreign bodies in the airway of children can cause death and can be difficult to detect roentgenologically. The ventilation bronchoscope developed by the author allows good vision under general anesthesia, with maintenance of satisfactory blood oxygen levels and yields good results in foreign body cases.
抄録全体を表示
-
藤田 昌樹, 桑野 晴夫, 萩本 直樹, 大島 司, 二宮 清, 三宅 純, 真鍋 英夫, 大内 穣
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 4 号 p.
344-348
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
1984年より, 九州厚生年金病院において施行された, 喀血に対する気管支動脈塞栓術の成績を報告する。対象は保存的治療に抵抗性の喀血患者とし, 気管支動脈造影を実施した22例の内, 19例に塞栓術を施行した。施行後直後の止血は, 19例中19例(100%)に得られ, 合併症は, 22例中3例(14%)に認められた。観察期間中の再出血は, 19例中3例(16%)に認められた。死亡例は3例に認められたが, いずれも原疾患によるもので, 喀血または気管支動脈塞栓術に伴うものではなかった。それ以外の症例は, 喀血を認めず健在である。保存的治療に抵抗性の喀血に対する気管支動脈塞栓術は, 特に即時止血において優れ, 合併症の頻度も低く, 有用な方法と考えられた。しかし再出血の問題もあり, 止血が得られた時点での, 他の治療との組合せの重要性が示唆される。
抄録全体を表示
-
濱田 薫, 長 澄人, 藤村 昌史, 福岡 和也, 堅田 均, 澤木 政好, 成田 亘啓, 渡辺 裕之, 今井 照彦, 大石 元
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 4 号 p.
349-357
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
ヒート・プローブ法の気管支鏡への応用について検討した。1)基礎的検討 : ヒート・プローブ法の剖検気管標本に対する検討では, 膜様部, 軟骨間部においては90Jまでは直接の影響がほぼ軟骨線維層にとどまり, 軟骨上においては150Jまでは直接の影響が粘膜下組織にとどまっていた。2)臨床応用 : (1)肺癌症例において, 癌の浸潤部位の生検後の出血に対して, ヒート・プローブ法は有効であった。(2)気管癌症例にヒート・プローブ法を用いたところ, 加熱一週後では浮腫, 不整, 発赤などの炎症所見がみられ, 二週後では炎症はやや瘢痕化していたが, 部分的に癌組織が残存していた。以上, ヒート・プローブ法は, 気管支鏡下においても比較的安全に用いることができ, 止血法として有効であった。
抄録全体を表示
-
礒部 威, 倉岡 敏彦, 住吉 秀隆, 大橋 信之
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 4 号 p.
358-363
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
救急処置を必要とした大量喀血6例に対し, 気管支鏡により血液の吸引, 摘出を行い, 出血気管支を同定した後に, 生検鉗子でオキシセル綿球を把持し, 出血気管支に充填(経気管支鏡的オキシセル充填術)し, 全例に止血に成功した。オキシセル綿は出血気管支内で血液を吸収して膨潤するため咳によっても喀出され難く十分な止血効果が得られたものと考えられた。気管支鏡で確認したところ, オキシセル綿は1∿2週で消失し気道は再開通しており, 2例に発熱と閉塞性肺炎を認めたほかには重篤な合併症は認められなかった。対象は区域気管支より末梢の気道出血であったが, 本法は大量喀血の治療法として合併症も少なく, 極めて有用であると考えられた。
抄録全体を表示
-
大瀬 寛高, 金重 博司, 佐久間 俊行, 武士 昭彦, 小久保 武, 長谷川 鎮雄
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 4 号 p.
364-370
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は79歳女性。3年程前から血痰繰り返し, 外来で経過観察中, 血中CEA値の上昇を認め, また, 左S^<10>領域に認めた斑状影も徐々に増大し, 腫瘤影を呈してきたため, 入院となった。気管支鏡上, この腫瘤影はB^<10>_bのポリープとして認められ, 生検では確診には至らなかったが, 経過から悪性の可能性も考え, 左下葉切除術を施行した。手術標本で定型的カルチノイドと診断され, 酵素抗体法によるCEA染色では腫瘍部は強陽性を示し, 術後, 血中CEA値は一時下降したがその後, 再上昇を認めている。肺カルチノイドの組織でCEA染色陽性のものは陰性群に比較し, 予後が悪いとの報告があり, 臨床経過の把握や治療法の選択の助けにもなると考えられ, 肺カルチノイドと診断した際には, 施行すべき検査であると思われる。本例のように, 血中でもCEA値が上昇するとの報告は, 検索した範囲では認められず, 再発や転移などの経過を追う上で有用と考えられ, 報告する。
抄録全体を表示
-
津田 徹, 大和 浩, 加治木 章, 宮崎 信義, 城戸 優光, 堀江 昭夫
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 4 号 p.
371-378
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
38歳女性で咳嗽, 労作性呼吸困難を主訴として来院。胸部X線写真にて左無気肺を呈し, 気管支鏡下生検にて比較的高分化型の粘表皮癌Mucoepidermoid carcinoma (MC)と診断した。高分化型で比較的良好な予後が期待された。放射線照射と化学療法(CDDP・VCR・CPA)を施行し無気肺は改善したが, 1年3カ月後, 肝, 右脳前頭葉に転移を来した。再度化学療法と頭部への放射線照射を行ったが効果無く, 死亡した。死後の気管支鏡下組織診, 肝転移巣組織診にて低分化型のMCと判明した。これまでにも高分化型の像を示し血行性, リンパ行性転移を来した報告例があり, 予後は組織学的分化度とは必ずしも比例していない。本例においては当初組織学的に比較的高分化型の標本が採取されたが, 末期には低分化型の組織像に悪性変化し, 転移を来した可能性があると考えられた。
抄録全体を表示
-
増本 英男, 古賀 宏延, 須山 尚史, 荒木 潤, 浅井 貞宏, 南 寛行, 窪田 芙佐雄, 永吉 健介, 松尾 武
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 4 号 p.
379-383
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は54歳, 男性。B.I. 480。血痰で当科受診。胸部X線上, 異常影を認めなかった。気管支鏡を施行した際, 喉頭や気管には異常なかったが, 左B^6_a入口部より発生する有茎性の約5mm大のポリープを認めた。その表面はやや凹凸不整であった。生検の結果, 気管支扁平上皮乳頭腫の診断を得た。平成2年1月25日に左下葉切除術がなされたが, 癌の合併は認めなかった。孤立性気管支乳頭腫は比較的稀な疾患であり, 本稿では本邦報告例26例の集計を加えて報告した。気管支乳頭腫と肺癌との合併頻度が比較的高いことより, 喫煙歴を有する自験例では今後とも厳重なる経過観察が必要と思われた。
抄録全体を表示
-
田代 一博, 鐘ヶ江 秀明, 松本 勲, 臺丸 裕
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 4 号 p.
384-388
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
Granular cell tumorは比較的稀な腫瘍であるが, 気管支原発のものは更に稀である。我々は肺扁平上皮癌の気管支鏡検査中偶然発見した気管支Granular cell tumorを経験した。症例は62歳の男性。元来咳, 痰が多かった。健康診断にて右上肺に腫瘤影を指摘され, 某院における気管支鏡検査で, 右S^2扁平上皮癌及び舌支入口部ポリープ様病変を指摘された。精査目的で本院入院後, ポリープ様病変については気管支鏡下生検にて得られた標本にて細胞内にS-100蛋白を証明し, Granular cell tumorと診断した。また, 二期的に右上葉切除術及び舌区切除術を各々根治的に行い, 各々の切除標本でも, 気管支鏡下生検標本と同様の所見を得た。本例は気管支Granular cell tumorと肺癌との合併した本邦では初めての極めて稀な症例であると考えられる。
抄録全体を表示
-
倉科 奈保子, 三上 智, 武井 里美, 和穎 房代, 北村 諭
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 4 号 p.
389-394
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
呼吸器症状が先行し, 診断に苦慮した大動脈炎症候群の1例を経験したので報告する。症例は45歳女性。咳嗽, 労作時呼吸困難を主訴に来院し, 気管支鏡検査にて気管, 気管支に多発性隆起性病変を認め, 生検の結果, 肉芽腫が認められた。この時点では結核が最も疑われたため, 抗結核剤にて治療したが, 症状は持続し, 無効であった。症状発現から約1年3カ月後に脈なし症状が出現したため, 精査したところ大動脈炎症候群の診断がついた。ステロイド投与にて全身症状の改善とともに, 気管, 気管支病変も著明に改善した。病理学的所見及び治療効果より, 本症例の気管, 気管支病変が, 大動脈炎症候群による変化の1つである可能性が高いと考えられた。今後, 気道に肉芽腫性病変を認めた場合, その鑑別診断に大動脈炎症候群も加えるべきであると考えた。
抄録全体を表示
-
米山 文彦, 三田 三郎, 飯田 有二, 前田 光信, 秋山 三郎, 梶田 正文, 新美 隆男
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 4 号 p.
395-398
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
外傷性の右気管支断裂にて気管支形成術を行い治癒退院した症例を経験したので報告する。患者は18歳女性, 後退してきた車に背部よりはねられ受傷, 激しい胸痛, 呼吸困難にて来院した。開放創はなく, 頸部に軽度皮下気腫を認め, 動脈血ガス分析上酸素分圧は著明に低下していた。X線検査で右気胸, 右肺挫傷, 縦隔気腫, 左第4肋骨骨折を認めた。入院直後より, 右緊張性気胸となり胸腔ドレナージを施行, 数日持続吸引するも肺の拡張が得られず, 断層X線写真上, 右主気管支の途絶所見を認めた。受傷後10日目に気管支鏡を施行したところ, 右主気管支内腔が肉芽により完全閉塞しており, 右主気管支断裂と診断, 受傷後20日目に手術を施行した。開胸所見で, 断裂は上葉気管支にまで及んでいたため上葉を含め断裂部の気管支を切除し主気管支と中間気管支を端々吻合した。術後一過性に再膨脹性の肺水腫を起こしたがその後の経過は良好である。
抄録全体を表示
-
加瀬 勝一, 高木 啓吾, 千先 康二, 菊地 敬一, 尾形 利郎, 田中 勧
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 4 号 p.
399-403
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
29歳, 男性。建築現場の事故で頸胸部を強く前後に圧迫され, 顔面うっ血と胸痛が出現し近医に入院した。胸部X線写真で縦隔気腫と皮下気腫を, CT検査で気管膜様部の裂隙を指摘され気道損傷の疑いで, 本院へ転院された。気管支鏡検査で, 気管膜様部に縦走する裂傷が見られ, その範囲は気管下部から右上葉支入口部まで連続していた。他臓器に重篤な損傷はなく, 全身状態も安定していたため保存的に経過を観察した。受傷後1週間で, 膜様部裂傷は著明に改善し, 線状の粘膜欠損およびその上に白苔が見られた。受傷後3週間目の気管支鏡検査では, わずかに膜様部の膨隆がみられたが粘膜は光沢があり, 上皮化が完成していた。気管気管支損傷は必ずしも全例が緊急手術の適応となることはなく, 本症例のように他臓器損傷を伴わない症例には保存的療法で治癒する症例もあり, この際経時的な気管支鏡検査が重要であると考えた。
抄録全体を表示
-
千葉 喜三, 中村 清一, 山内 富美子, 三上 正志, 小関 隆, 馬場 美智子, 藤川 晃成, 笹本 良信, 川本 潔, 戸佐 真弓, ...
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 4 号 p.
404-409
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
46歳の男性が電撃傷により右上肢, 顔面, 頸部を受傷した。軽度の低酸素血症を示した以外血液検査のいずれも正常範囲内であった。受傷当日の気管支鏡では右中下葉気管支に発赤が認められた。受傷後6日目に施行した気管支鏡では右中下葉気管支に気管支内多発性隆起病変が認められた。その生検組織所見は凝固壊死像であった。受傷後14日目に病変は消失し, その後の臨床経過は良好であった。電撃傷による気管支内隆起病変の呼吸器合併症はこれまで報告例がなく, 我々の症例は第一例目と考えられ今後電撃傷の治療管理にあたっては, このような呼吸器合併症の存在を念頭に入れる必要があり, その早期診断には気管支鏡検査が有用であると考えられた。
抄録全体を表示
-
渡辺 真純, 小林 照久, 川村 雅文, 加藤 良一, 菊池 功次, 小林 紘一, 石原 恒夫, 相川 直樹
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 4 号 p.
410-414
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は44歳男性, 溶接作業中に漏出していたアセチレンガスが顔面付近で引火, 爆発した。直後より咳嗽, 喀血が出現し救急外来を受診した。来院時に軽度の低酸素血症(PaO_2 59Torr)および, 胸部X線写真で右下肺野の浸潤影を認めた。気管支鏡検査では, 分岐部直上の気管膜様部に紡錘型の粘膜の損傷を認めた。気管内挿管を行い経過を観察したが, 損傷部は良好に治癒した。気管損傷の発生機序として, 大気中に漏出していたアセチレンガスが気道内に吸引され, 顔面付近でのガスの引火, 爆発が連続性に気道内へと波及し, 気道内圧の急激な上昇が起こり, 気管膜様部の粘膜が断裂したものと考えられた。
抄録全体を表示
-
沖津 宏, 斉藤 勤, 永井 完治, 日吉 晴久
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 4 号 p.
415-419
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は65歳, 女性, 咳嗽, 発熱の初発症状より確定診断まで約5年6カ月を要した左主気管支カルチノイドの1例を経験した。末梢肺は荒蕪状となり, 長期間の気道狭窄による含気減少および易感染性のため, 高度の荒廃を来たしたものと考えられた。気管支鏡検査で左主気管支に表面平滑なポリープ状腫瘤を認めた。術前病期はT3N0M0, stage IIIaで, 荒蕪肺の存在のため左肺全摘を施行した。組織所見は定型的カルチノイドであり, リンパ節転移を認めず治癒切除であった。術後15カ月の現在再発を認めていない。本腫瘍は中枢気管支に好発し, 近年では気管支形成術, 内視鏡治療など肺機能を温存する治療手段が適応される場合がある。しかし, 本腫瘍の発育が極めて緩慢な経過をとり, 診断時期が遅延した場合, 稀には本症例のごとき経過を辿ることがあり, 気道の狭窄症状が存在する場合の気管支鏡検査の必要性を強調したい。
抄録全体を表示
-
橋詰 寿律, 渡辺 真純, 川村 雅文, 加藤 良一, 菊池 功次, 小林 紘一, 石原 恒夫, 鳥潟 親雄
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 4 号 p.
420-423
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は51歳, 女性。他院にて甲状腺癌の手術を施行された際, 気管支鏡検査で気管右側壁にポリープ状に発育した直径5mmの表面平滑な腫瘤を指摘され当院に紹介された。気管支鏡下の生検で悪性像が認められなかったため, 経気管支鏡的に胃ポリペクトミー用高周波スネアを用いて切除した。切除標本より組織学的に過誤腫と診断された。切除後1年2カ月の現在再発を認めていない。
抄録全体を表示
-
臼井 実
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 4 号 p.
424-428
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は45歳男性。主訴は右鎖骨上窩リンパ節腫大。主訴以外胸部症状はもちろん, 腹部その他の症状も全く認めなかった。胸部写真で右中葉の無気肺があり, 気管支ファイバーを施行した。右中葉B^4, B^5の分岐は著明な肥大を示し, 閉塞していた。また右中間幹も異常縦走襞と軟骨輪の不明瞭化, 凹凸不整を認め, 気管分岐部でも更に著しい分岐部の拡大と凹凸不整膨隆を認め, 左主気管支は右より著しい変化を認めた。リンパ節の生検から腺癌と診断した。消化管を始めとする腹部諸臓器の検索でも原発巣は認めず, 右中葉原発(中枢発生)で広範な両側気管支浸潤を示した稀な肺腺癌の1例と推測した。
抄録全体を表示
-
木山 程荘, 衛藤 安広, 藤野 昇, 吉永 健, 絹脇 悦生, 大塚 陽一郎, 中路 丈夫
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 4 号 p.
429-433
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は62歳女性で, 1カ月前から感冒様症状で発症し, TBLB標本でBOOPと診断出来ると考えられたが, 開胸生検で確認し, ステロイド治療にて改善した。
抄録全体を表示
-
河合 雄, 柴田 和男, 山川 洋右, 丹羽 宏, 鳥居 敬, 水野 力, 深井 一郎, 正岡 昭
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 4 号 p.
434-437
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
脳梗塞の既往をもつ65歳の男性に対し, 気管支鏡検査を施行したところ, 検査終了直後に痙攣発作が出現, 呼吸停止をきたし, 気管内挿管を要した。この痙攣発作は梗塞部をフォーカスとし, 気管支鏡検査による低酸素血症により誘発されたものと考えられた。脳に器質的病変が存在する場合, 低酸素血症により病変部をフォーカスとした痙攣発作をきたす場合があることを, 気管支鏡施行時の合併症として新たに認識すべきである。また, 痙攣発作は一旦起こると重篤で, 対処が遅れれば致命的となるが, 検査時の酸素投与, 静脈ルートの確保, 抗痙攣剤の設置, SaO_2のモニタリング等によりこの合併症に対処し得るものである。
抄録全体を表示
-
高木 洋
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 4 号 p.
438-439
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
-
山口 明, 藤田 康雄, 広野 達彦
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 4 号 p.
440-
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
-
小澤 眞二, 北尾 武
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 4 号 p.
440-
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
-
下野 真由美, 重田 享, 竹田 慎一, 森岡 健, 辻 博, 山内 博正, 牧野 博, 寺田 康人, 高桜 英輔, 新井 裕一
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 4 号 p.
440-441
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 付録等
1991 年 13 巻 4 号 p.
App4-
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 付録等
1991 年 13 巻 4 号 p.
App5-
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 付録等
1991 年 13 巻 4 号 p.
App6-
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 表紙
1991 年 13 巻 4 号 p.
Cover3-
発行日: 1991/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー