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原稿種別: 表紙
1991 年 13 巻 6 号 p.
Cover1-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 表紙
1991 年 13 巻 6 号 p.
Cover2-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1991 年 13 巻 6 号 p.
App1-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1991 年 13 巻 6 号 p.
App2-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1991 年 13 巻 6 号 p.
App3-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1991 年 13 巻 6 号 p.
App4-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1991 年 13 巻 6 号 p.
App5-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 目次
1991 年 13 巻 6 号 p.
Toc1-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 目次
1991 年 13 巻 6 号 p.
Toc2-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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栗山 喬之
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
555-556
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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町支 素子, 田口 修, 山上 知也, Esteban Gabazza, 井端 英憲, 筒井 清行, 鈴木 司郎
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
557-563
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
気管支鏡検査による肺癌確定診断において, より効率的に診断するためにいかなる気管支鏡下の手技を組み合わせるべきかを検討した。対象145例の内訳は, 扁平上皮癌45例, 腺癌44例, 小細胞癌23例, 大細胞癌6例, 転移性肺癌27例であった。各症例を気管支鏡所見別, 組織型別, 病期別に分類し, 気管支鏡下の各手技別診断率および各手技の組み合わせ診断率を検討した。初回気管支鏡施行時の総合診断率は原発性肺癌で84.7%, 転移性肺癌で74.1%, 両者を合わせると82.8%であった。原発性肺癌では各組織型ともTBBによる診断率が最も高く, Brushing, Washingの順であった。一方転移性肺癌ではBrushingによる診断率が最も高く, TBB, Washingの順であった。いずれもBiopsyにTBAC, Brushing, Washing, 気管支鏡後採痰3日間を追加することにより診断率は上昇した。Stage別の気管支鏡下各手技の組合せ診断率ではStage間に有意差はなかった。以上の結果より, より効率的な肺癌確定診断のために, TBBやTBACにBrushing, Washing, 気管支鏡後採痰3日間を追加することは重要と思われた。
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工藤 律
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
564-571
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
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フリー
ウサギの胎生後期から生後9日における気管の線毛細胞の発生を観察した。線毛細胞の観察には走査型および透過型電顕を, 線毛運動の観察にはマイクロフォトオッシレーション法および高速度ビデオカメラを用いた。その結果, 線毛は走査型電顕下には胎生24日, また線毛運動は高速度ビデオによる観察で24日にはじめて見い出された。短い新生線毛にはその動きに線毛相互の協調性は認められなかったが, 成熟した長さを持つ線毛には線毛運動の協調性が認められた。線毛細胞の密度は胎生日が進むにつれ漸増して, 胎生29日にはおよそ気道粘膜表面の30%に達した。出生後も, 線毛形成の速度は低下するものの, なお増加をつづけ, 出生9日には約47%に達した。
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中田 正幸
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
572-579
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
食道静脈瘤を有する肝硬変患者20例に対して, 内視鏡的硬化療法施行の前後で気管支鏡検査を行い気管支粘膜の変化を観察した。20例中18例に気管支粘膜下の血管拡張がみられ, 特に左主気管支に強く認められた。軟骨輪部では短軸方向へ, 膜様部では長軸方向へ走行していた。血管拡張の程度を4段階に分類し, 食道静脈瘤の形態, 占拠部位との関係をみた。形態ではF1よりもF3の症例で, また占拠部位では静脈瘤が上部食道まで及ぶほど血管拡張は著明であった。気管支の潰瘍性病変は20例中6例(30%)にみられ, 1例は両側性であったが他の5例は左主気管支の輪状軟骨部に1∿数個認められた。潰瘍性病変は硬化療法前の食道静脈瘤の程度, 硬化剤注入量と相関は認められなかった。しかし肝予備能の悪化にともない出現率が有意(P<0.05)に増加した。気管支粘膜下の血管拡張は, 硬化療法による治療により軽度となり, 潰瘍性病変は悪化する傾向がみられた。これらの形成機序には胸部側副血行路の変化や動脈血酸素分圧の低下の関与が示唆された。
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荒木 潤, 増本 英男, 須山 尚史, 浅井 貞宏
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
580-584
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
気管支ウェブは稀な先天性疾患で, 現在までに本症例を含め5例の報告があるに過ぎない。症例は43歳, 女性で, 主訴は血痰であった。理学的所見は異常なく, 胸部X線で右中下肺野の虚脱所見が見られた。そのため気管支鏡検査を施行したところ右中間幹気管支にウェブが認められた。気管支造影ではウェブを認めるとともに, その末梢に気管支拡張所見がみられた。治療としては, 狭窄を改善するため, 内視鏡下にNd-YAGレーザーでウェブを焼灼した。本症例で興味深いことは, ウェブが, 気管支拡張や肺虚脱と何らかの因果関係を持っていると考えられた点であった。
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後藤 武近, 藤田 幸久, 木田 隆雄, 平盛 法博, 藤井 恒夫, 岩崎 吉伸, 坂井 麻友香, 有本 太一郎, 中垣 嘉信, 中村 泰三 ...
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
585-589
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は78歳女性。気管支鏡下生検により, 気管原発腺様嚢胞癌と診断した。入院時血清中SLX 137.6U/ml, CA 19-9 153.1U/mlと高値を示したため, 各抗体を用いて生検標本で免疫組織学的染色を施したところ, ともに腫瘍組織内に陽性反応を示した。Nd-YAGレーザーおよび放射線治療後これらの血清値は減少したことから, 本症例におけるSLXおよびCA 19-9の腫瘍マーカーとしての有用性が示唆された。
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小林 英夫, 加瀬 建一, 向井 万起男, 菊池 功次, 石原 恒夫
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
590-594
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
腺癌の術前診断で右上葉スリーブ切除を施行したpT2N2M0のpulmonary blastomaの一例を報告した。本例の経験からは, 肺野末梢の辺縁明瞭な腫瘤で, 内視鏡的に周囲粘膜への浸潤所見が乏しいポリポイド病変を伴う症例では, pulmonary blastomaを鑑別診断の1つとして想定すべきものと思われた。
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杉村 悟, 吉崎 振起
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
595-600
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
剖検により確定診断された縦隔悪性リンパ腫(びまん性B細胞混合型)肺浸潤巣の気管支鏡像を報告した。症例は78歳, 男性。左片麻痺と構音障害を主訴とし, 来院。脳梗塞の臨床診断のもとに入院したが, 入院時胸部X線検査により, 右下肺野の腫瘤状陰影が偶然に発見された。その気管支鏡検査は, 入院約1カ月後に施行され, 粘膜下腫瘤像を呈する結節隆起性病巣が, 右中葉支に認められた。その2カ月後, 病巣は, 中葉支腔の閉塞を伴う潰瘍形成性浸潤型の腫瘤像を示していた。患者は, 入院1カ月後に昏睡状態となり, リンパ腫に対する治療は行われなかった。この為, 自験症例においては, 気管支鏡によって観察されたリンパ腫肺浸潤巣の移行像は, その自然経過を示したものと思われる。
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力丸 徹, 田中 泰之, 川山 智隆, 八谷 直樹, 田上 祥子, 市川 洋一郎, 大泉 耕太郎
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
601-606
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
活動性気管支結核症と結核性胸膜炎を同時に発症した22歳女性, 53歳男性および54歳女性の3症例を報告した。同時発症例を検討することによって, 気管支結核症および結核性胸膜炎それぞれの発症機転が推察できた。発症機転として2例は肺門リンパ節結核からの進展が考えられ, 残りの1例は肺結核症に続発した結核性気管支炎と随伴性胸膜炎と考えられた。また, 結核性胸膜炎の患者で咳が持続する症例では, 気管支病変に注意を払うべきと考えられた。
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渡辺 洋一, 平木 俊吉, 荒木 雅史, 孫 弘人
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
607-610
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は糖尿病にて加療中の44歳の女性。約2年前腎周囲膿瘍, 腹膜炎にて加療を受け, その後外来で経過観察中であったが, 発熱, 腹痛が出現し再入院。入院精査の結果, カンジダ菌血症と診断。カンジダによる腎膿瘍, 腎周囲膿瘍, 肺炎もみられた。抗真菌剤の全身投与にもかかわらずカンジダ肺炎は増悪し, 呼吸不全のため人工換気を開始したが腎瘻よりair leakが認められ, 腎盂気管支瘻と診断した。全身状態不良のため, 腎盂気管支瘻閉鎖術は行えず, カンジダ肺炎および呼吸不全の改善を目的に経気管支的に抗真菌剤による治療的気管支肺胞洗浄と歯科用印象材を用いてlt B^<10>の気管支充填術を行った。その後, 呼吸状態の改善および腎瘻よりのair leakの消失が得られ, 全身状態も改善したため腎盂気管支瘻閉鎖術を行った。術後は呼吸管理も容易となり, 薬物療法により軽快退院し, 以後順調に経過している。歯科用印象材による気管支充填術は気道に対して異物として反応することもなく, 本法は比較的長期間の確実な気管支充填術を必要とする場合に有用であると思われた。
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高浪 巌, 四方 淳一, 師田 昇
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
611-615
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
気道内異物の大部分のものは気管支鏡下に摘出可能となったが, なかには気管支鏡下摘出が困難で開胸術が必要となる症例にも遭遇する。症例は77歳男性で歯科の治療中に歯科補綴物の合金製の支台を誤嚥した。誤嚥後10日目に胸部異和感を訴え来院した。気管支鏡下に生検鉗子ならびにワイヤーバスケット鉗子で異物摘出を試みたが異物はきわめて滑り易く落下し末梢気管支に嵌頓した。開胸し気管支切開により異物を摘出した。歯科関係異物の摘出には独自の創意と工夫が要求されるので歯科医より誤嚥時の説明と異物と同種の物の用意が強く望まれた。
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春日 郁馬, 水口 泰宏, 米丸 亮, 鳥居 泰志, 市瀬 裕一, 外山 圭助, 田口 雅彦, 木下 孔明, 加藤 治文, 海老原 善郎
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
616-619
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は21歳, 女性。咳嗽と白色の喀出物を認めたため来院。胸部X線上, 左肺門から左上葉に拡がる異常陰影を認めた。入院後に気管支鏡を施行し, 左B^3cに喀出物の原因とみられる白色の分泌物を検出した。同部位から経気管支肺生検を行い, 白色の毛髪を摘出したため奇形腫と診断した。縦隔に発生した奇形腫は, ときに肺および胸腔内などに穿通するが, 今回我々は肺内へ穿通した奇形腫を経気管支肺生検によって診断し得た1例を経験したので報告する。
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袖山 信幸, 三上 正志, 中村 清一, 馬場 美智子, 滝沢 潤, 足立 哲也, 宇野 博子, 角田 裕美, 川上 雅彦
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
620-625
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は60歳の女性で喀血と胸部X線異常陰影を主訴に来院した。3カ月前に近医で再発肺結核と診断され, 化学療法中であった。胸部CTにて右上葉無気肺が認められ, 気管支鏡では隆起性病変による右上葉支の完全閉塞を呈していた。繰り返し気管支粘膜生検を施行し, 気管支隆起性病変は組織学的に炎症性気管支ポリープと診断した。右上葉無気肺は炎症性ポリープが右上葉支を閉塞したことによって生じたものと考えた。炎症性ポリープの原因としてリファンピシンを用いた化学療法に伴う気管支結核の初期悪化が推定され, リファンピシンを含む抗結核薬の継続のみで経過観察したところ, 肺野, 気管支病変は著明に改善した。炎症性ポリープについて若干の考察を行った。
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稲垣 雅春, 藤原 明, 湯浅 洋司, 木下 朋雄, 鬼塚 正孝, 赤荻 栄一, 三井 清文, 堀 原一
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
626-631
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
診断の確定に気管支鏡検査が有用であった肺切除術後肺軸捻転症を経験した。症例は75歳の男性, 肺癌のため右肺上葉切除術を行った。術後, 微熱と血痰が続き, 胸部X線写真で右中下肺野の含気性の低下があった。気管支鏡検査を行ったところ中葉支が捻れるように狭窄していた。中葉軸捻転として術後11日目に再開胸した。中葉は中枢から見て時計方向に180度捻転し, 一部が梗塞に陥っていたため部分切除した。術後経過は良好であった。本症は死亡例の報告があり, 術後のmajor complicationの1つとして理解する必要がある。予防には残存肺葉の固定, 診断には気管支鏡検査が有用である。
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菊池 功次, 小林 照久, 小林 紘一, 石原 恒夫, 藤城 保男, 丸茂 健
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
632-637
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は62歳の男性。腎癌にて右腎摘出術を受けた後, 3年9カ月後の1986年11月血痰が出現。気管支鏡検査にて左下葉支の閉塞, CTスキャンにて両側に多発性の腫瘤を認め, 腎癌肺転移と診断した。腎癌に対する免疫療法はインターロイキン-2を1987年1月より開始した。1987年11月気管支鏡検査にて腫瘍による左主気管支の閉塞が危惧されたため, 内視鏡的YAGレーザーによる腫瘍焼灼術を開始した。YAGレーザー治療を開始して1年6カ月後気管支内腔の腫瘍は消失し, この効果は1年間続いた。1990年7月左下葉B6入口部に腫瘍の再発を認め, YAGレーザー治療を再開した。YAGレーザーは3年間に30回, 計128, 316J行った。IL-2を中心とした免疫療法と内視鏡的YAGレーザー治療により治療開始後4年経過し, 現在も日常生活を送っている腎癌肺転移の1例を経験したので気管支鏡所見を中心として報告した。
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中村 洋, 須田 博喜, 野村 敏, 有吉 功, 中木 浩司, 由水 多津子, 倉光 達也, 塚本 勝彦, 松本 常男, 中西 敬, 三浦 ...
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
638-643
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
菌球型肺アスペルギルス症の6例に対して気管支ファイバースコープを通したチューブより空洞内に直接アンホテリシンBの注入(Transbronchofiberscopic Intracavitary Infusion Therapy, TBII)を繰り返すことによって, 6例中5例で菌球の消失をみた。副作用としては注入当日の発熱だけであった。本法は外来で施行でき手技的にも容易で患者の負担も少なく良い治療法であると考えられた。
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大石 明雄, 鈴木 弘行, 高野 祥直, 遠藤 豪一, 矢内 康一, 管野 隆三, 薄場 彰, 井上 仁, 元木 良一
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
644-649
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は, 51歳の気管気管支軟化症の女性。3年来, 頑固な咳嗽と繰り返す喘息発作様症状があった。既往症として, 肺結核症(33歳)があった。入院時の胸部X線写真とCTでは, 右上葉の無気肺と, 下部気管から両主気管支の扁平化と横径の狭小化があった。気管支鏡検査で, 肺結核症による右上葉気管支の完全閉塞があった。右主気管支の狭窄が高度であったため, 右肺摘除術を行った。そののち, 自家肋骨スパンを用い膜様部固定術を行ったが, 十分な改善が得られず, 仰臥位時に高度の狭窄症状を生じ換気不能となった。そこで, 膜様部を外側凸に固定すべくリング付きEPTFE graftを用い膜様部固定術を再度行った。術後は, 合併症もなく良好であり, 咳嗽と喘息発作様症状の改善が見られた。
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藤本 公則, 隈部 力, 藤東 寛行, 河原 郁夫, 大竹 久, 西原 春實, 緒方 盛道, 小金丸 道彦
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
650-658
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
Tracheobronchopathia osteochondroplastica (TO)の2例を報告した。症例1は, 84歳男性で, 主訴は咳嗽, 喀痰, 発熱である。胸部X線写真では, 右下肺野に誤嚥性肺炎による浸潤影を認めた。症例2は, 主訴は血痰, 喀血, 発熱である。胸部X線写真では, 両下肺野に気管支拡張症に伴う肺炎による浸潤影を認めた。CTでは, 2症例とも膜様部を除く気管の前壁と側壁に石灰化様の結節が認められた。気管支鏡所見では, 症例1は膜様部を除く気管と左右主気管支の前壁と側壁に, 症例2は膜様部を除く気管の前壁と側壁に, 黄白色または白色の小結節が多数認められた。気管壁からの生検の病理標本では, いずれも扁平上皮化生と気管上皮下に異所性に骨組織がみられた。以上より, 症例1をtracheobronchopathia osteoplastica, 症例2をtracheopathia osteoplasticaと診断した。TOは, 気管や気管支の上皮下に骨組織や軟骨組織が異所性に新生し, 多数の小結節としてみられることを特徴とする比較的稀な疾患である。本邦では1938年から1991年2月までに86例の報告がある。これらを集計して報告した。この疾患の原因は明らかではないが, 気管や気管支壁の慢性炎症の存在が示唆された。
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原稿種別: 付録等
1991 年 13 巻 6 号 p.
659-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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中川 潤, 人見 秀昭, 沼本 明美, 佐藤 研, 村上 一宏
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
659-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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中川 潤, 人見 秀昭, 沼本 明美, 佐藤 研, 村上 一宏
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
659-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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中井 祐之, 斉藤 純一, 鈴木 修治, 菅原 俊一, 沼田 由夏, 本宮 雅吉, 斉藤 泰紀
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
659-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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川村 光夫, 草薙 芳明, 小林 新, 佐藤 幸美
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
659-660
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
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フリー
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佐山 恒夫, 今野 淳
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
660-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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川合 厚子, 笹井 祐之
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
660-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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高橋 牧郎, 桐井 宏一, 佐藤 清雄, 堀内 隆三
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
660-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
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フリー
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成田 久仁夫, 池田 徳彦, 野村 浩一朗, 篠原 義智, 立花 正徳, 岩波 洋, 左近司 光明, 長谷川 浩一, 坪井 栄孝
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
660-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
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フリー
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佐藤 佳宏, 管野 隆三, 大石 明雄, 薄場 彰, 井上 仁, 元木 良一, 比佐 純孝, 森谷 浩史
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
660-661
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
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フリー
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輿石 晴也, 会田 征彦, 和田 敏末, 金井 尚之, 細川 俊彦, 大谷 洋一
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
661-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
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フリー
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日野 俊彦, 塚本 東明, 山田 敬子, 長沢 正樹, 佐藤 徹, 村井 克己, 伊藤 道生
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
661-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
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フリー
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佐藤 雅美, 斎藤 泰紀, 永元 則義, 遠藤 千顕, 薄田 勝男, 高橋 里美, 菅間 敬治, 佐川 元保, 藤村 重文, 仲田 祐, 大 ...
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
661-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1991 年 13 巻 6 号 p.
661-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
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フリー
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松本 修一, 佐口 幸利, 大石 尚史, 谷川 吉政
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
662-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
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町支 素子, 田口 修, 山上 知也, ガバザ エステバン, 井端 英憲, 筒井 清行, 鈴木 司郎, 並河 尚二, 斉藤 誠, 加藤 治文
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
662-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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中村 和義, 寺田 尚弘, 大井 牧, 松下 智人, 加藤 憲幸, 中川 毅, 並河 尚二
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
662-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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佐野 正明, 水野 武郎, 小林 徹, 松井 寛
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
662-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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佐々木 一義, 半澤 儁, 籾木 茂, 玉地 義弘, 橋爪 一光, 笠松 紀雄, 中村 祐之
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
662-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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伊藤 剛
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
663-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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臼井 実, 石山 雅美, 小野木 啓人, 堀江 和子, 加藤 俊彦, 島 寛人
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
663-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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小笠原 智彦, 土屋 良記, 渡辺 篤, 桐岡 智二, 池田 拓也, 長谷川 好規, 坂 英雄, 下方 薫
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
663-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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陶山 元一, 國島 和夫, 高木 巌, 篠田 雅幸, 手塚 則明, 鬼頭 隆尚, 黒田 直樹, 竹内 誠次郎, 木全 秀人, 唐澤 和夫, ...
原稿種別: 本文
1991 年 13 巻 6 号 p.
663-
発行日: 1991/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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