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原稿種別: 表紙
1997 年 19 巻 1 号 p.
Cover1-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 表紙
1997 年 19 巻 1 号 p.
Cover2-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 19 巻 1 号 p.
App1-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 19 巻 1 号 p.
App2-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 19 巻 1 号 p.
App3-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 19 巻 1 号 p.
App4-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 19 巻 1 号 p.
App5-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 19 巻 1 号 p.
App6-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 目次
1997 年 19 巻 1 号 p.
Toc1-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 目次
1997 年 19 巻 1 号 p.
Toc2-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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堀江 孝至
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
1-2
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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武野 良仁
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
3-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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小林 寿光, 金子 昌弘
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
4-8
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
X線透視下で位置の確定できない末梢肺病変の確定診断のために, computer tomography (CT)を利用し気管支鏡検査を施行した。10例10病変(平均腫瘍径1.2×0.9cm)に対し, 局所麻酔下に気管支鏡を経口挿入した。前5例ではCTのみ, 続く5例ではX線透視の補助にCTで生検器具を誘導した。初期のCTのみで誘導した0.7×0.7cmの1病変では鉗子を病変に到達させられなかったが, 残りの病変には到達でき, その生検部位はthin section CTにて明確に確認することができた。5例で肺腺癌, 1例で肺扁平上皮癌, 1例で異型腺腫様過形成, 2例で炎症性疾患の診断を得た。患者は検査に充分耐え, 検査の中止や, 特筆すべき合併症は認めなかった。CTガイド下気管支鏡検査は末梢肺微小病変の確定診断に有効な検査で, 標本採取部位が明確に確認できるため良性疾患の診断にも信頼性の高い検査と考えられる。
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松島 康, 上原 淳, 野口 正之, 森山 浩, 緒方 潔, 林 和, 三浦 弘之, 平良 修, 藤田 明, 加藤 治文
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
9-13
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
主に救急処置用として気管支ファイバースコープ(ポータブルFFB)を開発し臨床例でその有用性を検討した。ポータブルFFBには気管支鏡本体にオリンパス社製BF Type 1T-20を使用し, 光源及び電源は気管支鏡脱着型で電源には単三乾電池3本(4.5V)を使用した。臨床使用には8名の気管支鏡医が参加し, 13例19回の使用が行われた。内容は病棟, ICUでの気管支吸引気道観察がもっとも多く光源の持続点灯時間は平均3分であった。TBLB等の検査にも応用され20分以上の持続点灯でも光源に問題は生じなかった。検査医のアンケートから操作性機動性は良いと判断された。視野や明るさに関しても乾電池光源を考慮に入れると妥当と判断された。以上の結果から粘膜面の微細な解析を行わない処置を中心とした本機の使用は有用と考えられ今後救急処置の場が広まるとともに本器の需要も拡大するものと考えた。
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可児 久典, 山川 洋右, 丹羽 宏, 桐山 昌伸, 深井 一郎, 近藤 知史, 斉藤 雄史, 佐々木 秀文, 藤井 義敬, 正岡 昭
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
14-18
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
瘢痕性気管・気管支狭窄症6例に対しバルーン拡張術を施行した。原疾患は結核4例, 気管切開後1例, 気管支形成術後1例で, 部位は気管3例, 気管支3例であった。3ヵ月から3年間経過観察中であるが, 5例で良好な拡張効果が得られた。気管切開後の1例では, 瘢痕狭窄部の拡張は得られたが, 合併した軟化症のため内ステント留置を継続している。肺機能検査は症例3を除く5例に施行し, FEV_<1.0>の改善率は平均10.2%(4∿20%), PFRの改善率は平均31.2%(6∿84%)で, いずれも良好な結果であった。また, 術前の呼吸困難感も著明に改善した。術後合併症として, 2例で気管膜様部の裂創を生じたが, 保存的観察で治癒した。瘢痕性気管・気管支狭窄症に対するバルーン拡張術は狭窄の長さ, 程度を問わず有効な手段であると考えられる。
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田中 英明, 中井 良一, 坂本 浩子
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
19-24
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
胸部X線所見陰性の気管気管支結核症の臨床像を明らかにする目的で, 最近6年間に経験した本症8例(男性1例, 女性7例, 年齢55∿83歳)を対象として気管支鏡所見および化学療法効果とその後遺症について検討した。X線所見陽性(肺結核症合併)は3例8病巣, X線所見陰性は5例18病巣であった。X線所見陰性例は診断確定までに3.8∿9.4ヵ月を要しており, 小野分類による病型は第III型が11病巣(61.1%)で最も多く, 次いで第II型が6病巣(33.3%)あり, その横断面的拡がりは半周以上, 全周性が10病巣(55.6%)にみられ, X線所見陽性例との間に病型や進展度に差は認められなかった。化学療法により排菌は約2ヵ月で陰性化し, 化療後にはX線所見陰性例の10病巣(55.6%)に気管支の狭窄や閉塞を認め, 化学療法の効果とその後遺症の発症率にも差を認めなかった。X線所見陰性例の1例は, 化療後気管の2/3以上の狭窄をきたし窒息死した。胸部X線所見陰性といえども進行例が多いことは興味深く, X線所見は必ずしも本症の重症度を反映していない。早期発見のためには頻回の喀痰の抗酸菌検査と早期の気管支鏡検査の施行が必須である。
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野中 誠, 門倉 光隆, 谷尾 昇, 山本 滋, 片岡 大輔, 尾頭 厚, 松岡 穣, 井上 恒一, 高場 利博
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
25-28
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
過去4年間における胸部心臓血管外科手術後に発症した, 喀痰排出障害による胸部理学的異常所見に対して, 術後帰室時から退院までの間に気管支鏡検査を施行した78症例, 176回を対象として, 各疾患ごとの特徴を明らかにすることを目的とした。食道癌手術38例中29例に81回, 胸部大動脈瘤36例中14例に37回, 原発性肺癌106例中11例に23回, その他24例に35回, 術後に気管支鏡を行った。食道癌ではリンパ節郭清に伴う虚血と咳嗽反射の減弱による分泌物の貯留が特徴的であるのに対して, 胸部大動脈瘤では瘤の長期圧迫による気道狭窄と易出血性が主な所見であった。肺癌では術後の肺瘻, 気道変形, リンパ節郭清による虚血性変化の強い症例に気道分泌物の喀出障害が多くみられた。胸部外科領域では食道癌や胸部大動脈瘤の術後に気道分泌物の貯留が起こりやすく, 胸部写真にて異常を指摘する以前に気管支鏡検査を施行することが肺合併症の予防に有効と思われた。
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山沢 英明, 石井 芳樹, 北村 諭
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
29-34
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
気管支鏡検査時の表面麻酔に用いるリドカインの吸収抑制を目的に, エピネフリンの併用が有効か否か検討した。エピネフリン併用群(n=6)は前処置として8万倍エピネフリンを吸入後, 8万倍エピネフリン含有2%リドカインを使用し喉頭局所麻酔と気管支内麻酔を行った。対照群(n=6)は2%リドカインを使用し検査を行った。リドカインの総使用量, 単位体重あたりの体内残留リドカイン量は2群間で有意差はなかった。すべての症例において血中濃度は40分もしくは60分で最高となり, 血中濃度が最高値に達するまでの時間は両群で差を認めなかった。最高血中濃度の平均値は, エピネフリン併用群1.9±0.6μg/ml, 対照群2.0±0.5μg/mlで2群間で有意差はなかった。検査中の脈拍数の増加は, エピネフリン併用群が対照群に比べて大きい傾向が認められたが有意差はなかった。気管支鏡検査において, エピネフリン併用はリドカイン血中濃度の低下に有用とは言えなかった。
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野田 容子, 田井 久量, 長澤 博, 丸毛 美千子, 秋山 一夫, 石井 愼一, 竹田 宏, 岡島 直樹, 岡野 弘, 牛尾 剛雄, 田所 ...
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
35-39
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
気管, 気管支に発生する顆粒細胞腫は稀である。我々はサルコイドーシスの気管支鏡検査中, 偶然発見された気管支顆粒細胞腫を経験した。症例は19歳, 男性。右眼の充血と霧視を主訴に眼科を受診し, 眼サルコイドーシスが疑われたため精査入院となった。眼所見, ツ反陰性, 気管支粘膜の細血管増生, 気管支肺胞洗浄液のリンパ球増加, CD 4/8比上昇などよりサルコイドーシスと考えられた。気管支鏡検査中, 右下幹前壁に黄白色の多結節状の隆起性病変を認めた。その生検組織では粘膜下に, 細胞質に好酸性細顆粒を有する大型の腫瘍細胞の増殖を認めた。腫瘍細胞は抗S-100蛋白抗体による免疫染色が陽性で, 顆粒細胞腫と診断された。半年後の内視鏡所見では結節状隆起性病変は消失していた。本例は気管支顆粒細胞腫とサルコイドーシスの合併した極めて稀な症例であり, 本邦では2例目の報告であると考えられる。
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宍戸 真司, 鳥谷 武昭, 中野 博子, 矢野 修一, 徳島 武, 福田 幹久, 中井 勲
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
40-44
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は18歳, 女性。学校検診の胸部X線写真で, 左上葉に径30×24mm大の結節性陰影を指摘された。左上葉結節性陰影部の経気管支肺生検のHE染色標本にて, 細胞質内に好酸性微細顆粒を有す腫瘍細胞を認め, granular cell tumorと診断し腫瘍摘出術を施行した。腫瘍は左B^<1+2>_bより発生し, 薄い被膜を有していた。腫瘍部の免疫組織化学的検討にて, S-100蛋白およびNSE陽性であり, 神経細胞由来であると推定された。気管・気管支に発生するgranular cell tumorは稀であり, その大多数は2次気管支までの比較的太い気管支に発生している。自験例の如く, 胸部X線写真にて結節性陰影として発見され, かつ亜区域支発生でしかも被膜を有するgranular cell tumorは極めて稀である。
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黒島 聡, 下地 克佳, 洲鎌 いち子, 奥平 笙子, 与儀 裕, 斎藤 厚, 久田 友治, 源河 圭一郎, 北市 正則
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
45-49
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は75歳, 男性。約10年間にわたって気管支喘息様発作で入退院を繰り返していた。胸部CTで気管支腫瘍が発見され, 気管支鏡を施行したところ, 腫瘍は右主気管支内腔をほぼ占拠し, 山田3型様で, 表面は平滑で光沢を認め, 怒張血管は認められなかった。気管支良性腫瘍が最も疑われ, 内視鏡下にて高周波電気スネアによるポリペクトミーを施行し, 残存腫瘍をNd-YAGレーザーで昇華した。組織学的には頻度的に稀な気管支線維腫であった。腫瘍切除後, 臨床症状は著明に改善し, 切除2年後, 喘息様症状の再出現はまったく認められなかったが, 前立腺癌の再発により死亡した。
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土田 文宏, 中村 博幸, 足立 秀喜, 柏原 光介, 三神 竜, 岸 厚次, 庄田 慎一, 柳生 久永, 木口 俊郎, 松岡 健, 魏 柏 ...
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
50-53
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
肺過誤腫は肺の良性腫瘍の中で頻度の高い疾患であり, また本邦では気管支内腔型の肺過誤腫は現在まで約70例が報告されている。また肺実質および気管支内腔へ進展した肺過誤腫は1例のみである。今回我々はその1例を経験したので報告する。症例は55歳女性。主訴は咳嗽で胸部X線写真, 胸部造影CT像にて右S^8に辺縁が明瞭な石灰化を伴う腫瘤陰影を認め精査, 加療目的にて入院となった。気管支鏡所見にて右B^8入口部に表面平滑な有茎性のポリープ状隆起が認められ生検したところポリープが切除され組織学的に軟骨性肺過誤腫と診断された。画像所見より肺内の腫瘤との連続性が疑われたため右下葉切除術が施行された。摘出標本にて肺内の腫瘤は組織学的に軟骨性過誤腫と診断された。本症例は肺実質および気管支内腔へ進展した極めて稀な発育形式をとった肺過誤腫であった。
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大下 祐一, 矢野 敬文, 井上 順, 志賀 裕美子, 中原 伸, 古賀 英之, 竹尾 貞徳, 大泉 耕太郎
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
54-57
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は55歳, 女性。主訴は喀血。51歳時に左腎盂腫瘍による左腎盂尿管全摘術の既往がある。平成7年3月17日から発熱と咳嗽, 喀痰が出現し, 喀血も認めたため, 当科紹介入院となる。胸部CT検査で右S^6に"CT angiogram sign"を呈する腫瘤状陰影が認められた。気管支鏡検査では, 右B^6入口部からの持続的な出血を認めたが, 可視範囲には明らかな腫瘍性病変は認められなかった。開胸肺生検の結果, 腎盂腫瘍による転移性移行上皮肺癌と診断された。病理学的に多発性に気管支周囲への腫瘍浸潤が認められ, このため喀血を来したものと考えられた。本例の病態について考察を加え報告した。
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菅野 学, 秋葉 裕二, 高橋 啓, 西垣 豊, 藤内 智, 中野 均, 大崎 能伸, 菊池 健次郎, 本間 昭彦
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
58-62
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は47歳, 男性。青年期より反復性の上気道炎の既往があった。平成7年5月から上気道炎の症状とともに血痰の出現をみたため気管支鏡検査を行ったところ, 右上葉気管支からの少量の出血が確認された。その後大量の喀血症状を呈したため気管支動脈造影を行い, 右S^2領域を灌流する気管支動脈の塞栓術が施行され止血を得た。肺動脈造影では右S^2aへの灌流が欠如し, その領域には右気管支動脈と右第4肋間動脈からの異常血管の流入が確認された。気管支鏡検査では右B^2入口部の狭小化を認めたがCT画像上, S^2領域は含気を有しており明らかな嚢胞性変化を認めなかった。本症例は明らかな分画肺構造を有しておらず, 異常動脈のみを認める右上葉に発生したPryce I型肺分画症に相当すると考えられた。また本症例は体循環-肺シャント等の概念にも該当するものと考えられた。
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中村 昭博, 内山 貴堯, 山岡 憲夫, 村岡 昌司, 井手 誠一郎, 森永 真史, 近藤 正道, 山下 秀樹
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
63-66
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は42歳男性。慢性気管支炎による血痰・喀血に対し, 9年間にわたり対症的に治療を受けていた。気管支動脈塞栓療法を2回施行し, いずれも一時的には有効であったが, 3ヵ月程度で再発していた。出血部位は気管支鏡所見から右B^2と確認され, また, 気管支動脈造影所見から右上葉に血管増生がわずかにみられたが, 肋間動脈からの増生血管はみられなかった。以上より, 気管支動脈のクリッピングを目的に, 胸腔鏡を行った。胸膜癒着は全くなく, 肋間動脈からの交通枝はみられなかった。肺門部背側から右主気管支を露出し, 上葉へ入る拡張した気管支動脈を, endo-clipを用いて血行を遮断した。術後の経過は良好で, 25ヵ月目の現在, 出血はみられていない。
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濱田 泰伸, 坂谷 光則
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
67-70
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
28歳の男性で銀ろう溶接作業中に金属フュームを吸入し, 急性間質性肺炎をきたした症例を経験したので報告する。入院時の胸部X線写真では両肺野にスリガラス状陰影を, 胸部CTでは散在性のground-glass opacityを認めた。呼吸機能検査では%VC 70.7%, %DLco 37.3%と拘束性換気障害および拡散能の低下を認めた。気管支肺胞洗浄液では軽度の好酸球増加を認め, 気管支鏡下肺生検ではリンパ球浸潤を伴った間質性肺炎像を認めた。発症後約2週間で無治療にて自覚症状, 呼吸機能, 画像上の改善を認めた。本症例の間質性肺炎は銀ろう溶接作業中に発生した金属フューム, 特にカドミウム, 亜鉛が原因と考えられた。
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矢野 真, 荒井 他嘉司, 稲垣 敬三, 森田 敬知, 野村 友清, 伊藤 秀幸, 石和 直樹, 木内 茂之, 笠原 一郎, 大河内 稔
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
71-74
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
33歳, 女性。発熱, 咳, 嗄声, 頚部腫瘤の精査のため他院に入院し, 右方より気管を圧迫する前頚部から上縦隔にかけての嚢腫と右反回神経の不全麻痺を指摘された。抗生剤の投与により解熱し, 嚢腫は若干縮小した。嚢腫摘出の適応と考えられ, 当院へ紹介となった。嚢腫の下半は縦隔内に存在したが, 前頚部の横切開により, 反回神経を損傷することなく摘出可能であった。病理結果は気管支性嚢腫で, 術後, 嗄声は軽快し, 経過良好である。気管支性嚢腫の多くは無症状で発見されるが, 時に咳, 発熱, 呼吸困難等の症状を呈することがある。嗄声を来すことは稀であるが, 本例のように反回神経が気管に接して走行する部位に嚢腫が発生した場合に起こりうると考えられる。
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佐藤 紀子, 中村 清一, 安部 康生, 文元 日和, 三上 正志, 馬場 美智子, 滝沢 潤, 川上 雅彦, 大久保 麗, 八巻 隆, 本 ...
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
75-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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細村 幹夫, 池田 高明, 西村 嘉裕, 森山 裕一, 関 みな子, 岡村 樹, 太田 智裕, 石井 晴之
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
75-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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笹野 進, 大貫 恭正, 足立 孝, 神崎 正人, 桑田 裕美, 櫻庭 幹, 前 昌宏, 新田 澄郎
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
75-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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矢野 孝子, 陳 俊雄, 児浦 利哉, 中山 智子, 小林 朋子, 高橋 典明, 谷川 恵, 堀江 孝至
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
75-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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久保 雅子, 秋山 佳子, 中山 雅晴, 杣 知行, 竹田 雄一郎, 鈴木 直人, 川田 博, 鈴木 恒雄, 工藤 宏一郎
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
75-76
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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千葉 優子, 永友 章, 岡本 浩明, 国兼 浩嗣, 渡辺 古志郎
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
76-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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寺尾 一郎
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
76-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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村田 眞知子, 田嶋 誠, 中嶋 康之, 関根 健太郎, 久保田 滋, 宮坂 崇, 岸 ひさ子, 中島 幹夫, 山田 和人, 中野 純一, ...
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
76-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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吹野 恵子, 鈴木 純子, 塩田 智美, 仲谷 義彰, 坂本 匡一, 岩瀬 彰彦, 青木 茂行, 松岡 緑郎, 永山 剛久, 河端 美則
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
76-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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大出 智子, 加藤 知子, 石井 芳樹, 伊澤 聡美, 重永 哲洋, 田島 俊児, 松下 尚憲, 龍野 恵, 鈴木 道明, 弘中 貢, 千葉 ...
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
76-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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中嶋 英治, 石田 順造, 平栗 俊介, 中村 治彦, 小中 千守, 加藤 治文, 清川 浩, 菊池 和彦, 市瀬 裕一
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
76-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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緒方 潔, 松島 康, 長束 美貴, 鬼頭 隆尚, 山村 章彦, 柴沼 弘行, 加藤 治文, 森山 浩, 野口 正之
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
77-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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和久 宗明, 佐藤 之俊, 小島 玲, 原 英則, 中島 由槻
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
77-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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儀賀 理暁, 桑原 克之, 河野 光智, 田島 敦志, 吉津 晃, 成毛 聖夫, 泉 陽太郎, 川村 雅文, 堀之内 宏久, 菊池 功次, ...
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
77-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
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金子 淳永, 品田 純, 須藤 恭一, 宮永 茂樹, 吉村 博邦, 片桐 真人, 矢那瀬 信雄, 蒋 世旭, 亀谷 徹
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
77-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
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武村 明, 梁 英富, 池田 徹, 酒井 洋, 野口 行雄, 米田 修一, 鈴木 文直, 柳川 茂, 黒住 昌史
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
77-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
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大塚 英彦, 倉石 博, 植島 葉子, 金子 教宏, 山田 峰彦, 秋澤 孝則, 成島 道昭, 鈴木 一
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
77-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
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石井 治彦, 山形 達史, 田尻 道彦, 石橋 信, 金藤 睦実, 加藤 雄二, 尾下 文浩, 山田 耕三, 野村 郁男, 野田 和正, 亀 ...
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
77-78
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
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大森 繁成, 滝口 裕一, 須田 明, 森谷 哲郎, 宮澤 裕, 杉戸 一寿, 杉本 尚昭, 濱岡 朋子, 松尾 直樹, 岡田 修, 木村 ...
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
78-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
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長坂 不二夫, 大森 一光, 北村 一雄, 並木 義夫, 羽賀 直樹, 古賀 守, 四万村 三恵, 木下 潤一, 瀬在 幸安
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
78-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
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湯浅 章平, 西内 正樹, 小野 完二, 入江 利明, 中島 秀嗣
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
78-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
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盛 万里子, 小倉 高志, 高橋 健一, 小田切 繁樹, 大沢 宏至, 小川 伸郎, 稲山 嘉明
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
78-
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
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嘉村 哲郎, 岩淵 裕, 奥山 正治, 服部 博之, 関口 令安, 徳留 麻理
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 1 号 p.
78-79
発行日: 1997/01/25
公開日: 2016/10/01
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