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原稿種別: 表紙
1997 年 19 巻 2 号 p.
Cover1-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 表紙
1997 年 19 巻 2 号 p.
Cover2-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 19 巻 2 号 p.
App1-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 19 巻 2 号 p.
App2-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 19 巻 2 号 p.
App3-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 19 巻 2 号 p.
App4-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 19 巻 2 号 p.
App5-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 目次
1997 年 19 巻 2 号 p.
Toc1-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 目次
1997 年 19 巻 2 号 p.
Toc2-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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吉村 博邦
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
85-86
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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於保 健吉
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
87-88
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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峯村 和成, 黄川田 雅之, 宮本 大介, 内海 健太, 市瀬 裕一, 外山 圭助
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
89-93
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
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フリー
細径ファイバースコープを用いて慢性肺気腫の前駆状態と考えられる重度喫煙者の末梢気道を観察した。慢性安定期の小葉中心性肺気腫患者40例との比較のもとに閉塞性障害の無い重度喫煙者13例を対象とした。従来の気管支鏡の生検鉗子孔より外径2.2mmの細径ファイバースコープ(OLYMPUS XBF-22L)を挿入し細気管支領域を観察した。重度喫煙者の終末細気管支領域には, 発赤, 出血, 分泌物貯留といった急性炎症性変化が70%と高率に認められた。また肺気腫に特徴的な肉柱の早期病変と考えられた顆粒状気管支変形所見を2例に認めた。同2例については, 他の喫煙者と比較して喫煙指数など臨床所見上も明らかな相違は認めなかった。今後の経年的観察が必要であるが, 肺気腫の末梢気道の早期病変を内視鏡的に直視することができた。
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小林 裕康, 田口 修, 安井 浩樹, 小林 哲, 吉田 正道, ガバザ エステバン
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
94-97
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
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フリー
気管支鏡検査後に生じる発熱の病態把握の一助として検査後の末梢血白血球数の経時的変化を胃内視鏡検査例と比較し検討した。対象は当科入院中で気道感染のない気管支鏡施行患者15名と胃内視鏡施行患者10名である。方法は検査施行直前, 直後, 2時間後, 4時間後, および8時間後に体温と末梢血白血球数を測定し, 4時間後には咽頭ぬぐい液と静脈血培養を施行した。その結果, 胃内視鏡検査施行群では体温の上昇や, 白血球数の増加が認められなかったのに対し, 気管支鏡施行群では両者ともに上昇, 増加が認められた。しかし, 静脈血培養では細菌は検出されなかった。また, 気管支鏡検査時の処置内容による相違は認められず, 発熱の原因として気道へのファイバー挿入そのものによると考えられた。
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藤井 毅, 中山 聖子, 石松 祐二, 松原 祐一, 良永 倫子, 川上 かおる, 飯田 桂子, 白井 亮, 谷口 治子, 阿部 航, 河本 ...
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
98-104
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
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フリー
開胸もしくは胸腔鏡下肺生検によって, 病理組織学的にusual interstitial pneumonia(UIP)の診断が得られた慢性型の特発性間質性肺炎(idiopathic interstitial pneumonia ; IIP) 18症例の安定期の気管支肺胞洗浄液(BALF)所見を, 個々の症例についての臨床検査所見との対比を含めて検討した。IIP症例のBALF所見では, 非喫煙・健常成人(11例)と比較して総細胞数と好中球比率の有意な増加を認めたが, ばらつきもあり, 特異的な所見とは言えなかった。リンパ球比率, 好酸球比率およびCD4/CD8比には統計学的な差はみられなかった。総細胞数は, %VCとPaO_2との間に正の相関傾向を認め, IIPの病勢との関連が示唆されたが, 好中球比率をはじめ各細胞成分と検査所見との間には明らかな関連はみられなかった。また, UIPの病理組織診断を呈した膠原病性間質性肺炎8例とIIPのBALF所見の比較では, 明らかな違いは認めなかった。
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福原 徳子, 宮澤 輝臣, 土井 正男, 妹尾 紀具, 峯下 昌道, 山木戸 道郎
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
105-111
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
気道狭窄に対して挿入されたDumonステントおよびGianturco Zステントの合併症を検討した。1991年から4年の間に気道狭窄を呈する19例(男性15例, 女性4例)にステントを挿入した。Dumonステント使用例は11例でGianturco Zステント使用例は9例, 両方併用した症例が1例であった。19例の対象疾患は, 肺癌11例, 食道癌5例, その他3例であった。Dumonステント使用例では合併症として気道分泌物貯留, 移動, 肉芽形成, 腫瘍閉塞が見られた。Gianturco Zステント使用例では破損, 喀血, ワイヤーの間隙からの腫瘍増大, 肉芽形成が認められた。ステント使用後に生じた合併症に対処しうるか否かがステントを選ぶ際の重要な選択基準となると思われる。
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小橋 吉博, 中島 正光, 宮下 修行, 岸本 寿男, 二木 芳人, 松島 敏春
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
112-117
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
過去2年間に悪性腫瘍による中枢性気道狭窄例に対しexpandable metallic stent(EMS)を挿入・留置した症例で, 呼吸困難を主体とした自覚症状, quality of life, 検査所見, 生存期間, 安全性について検討した。対象は7例(原発性肺癌3例, 食道癌の気管内浸潤3例, 非ホジキン型悪性リンパ腫1例)で, 全例とも進行癌で手術適応はなかった。局所麻酔下で透視下で透視下にGianturco型EMSをintroducerを用いて挿入した。その結果, 以下の結論がえられた。(1)自覚症状として全例Hugh-Jones III∿V度の呼吸困難感がみられていたがEMS留置後は7例中6例で明らかな改善がえられた。(2)7例中6例では気道確保ができた上で化学療法, 放射線療法が平行して行えた。(3)生存期間は, 1例を除いて1.5ヵ月から6ヵ月で, 剖検しえた2例の病理学的検討では, 気管の粘膜が一部で欠損していた以外, 軟骨構造も保たれていた。(4)EMSに伴う合併症として1例が留置1日後にARDSを生じ死亡, 2例は再狭窄, 1例は落下がみられていた。多くの場合は安全な操作であるが, 悪性腫瘍では全身状態の悪い患者も含まれており, ステント留置前後の患者に対する経過観察が必要と考えられた。
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矢野 孝子, 陳 俊雄, 児浦 利哉, 小林 朋子, 高橋 典明, 谷川 恵, 堀江 孝至
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
118-121
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は52歳男性, 小児期に重症肺感染症の既往がある。40歳代に喀血を繰り返し, 某大学病院にて気管支拡張症と診断され, 長期間加療されていたが, 転居に伴い当院を紹介受診した。胸部X線写真では, 左一側肺透過性亢進と血管影の狭小化, また吸気時に縦隔の患側への偏位を認めた。肺機能検査上, 軽度閉塞性障害と低酸素血症があり, 肺動脈造影で動脈の狭窄像および, 毛細血管相の減少, 肺血流シンチでは患側肺の血流欠損がみられた。気管支鏡検査では, 左主気管支の瘢痕性狭窄を認めたが, 可視範囲に異常はなかった。また, 気管支造影では3次, 4次気管支に円柱状, 念殊状拡張像がみられた。以上からSwyer-James症候群と診断した。
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緒方 賢一, 綿屋 洋, 諸岡 三之, 濱武 基陽, 金子 聡, 中橋 恒, 原 信之
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
122-126
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例1は22歳の男性。症例2は61歳の女性。ともに自覚症状なく検診で胸部X線異常影を指摘された。気管支鏡で菌体を検出し, 症例1は原発性, 症例2は慢性関節リウマチを基礎疾患とする続発性肺クリプトコッカス症と診断した。今回, 1987年内田らの報告以後1995年末までの本邦報告116例について検討した。肺クリプトコッカス症116例のうち原発性は78例(67%), 続発性は38例(33%)であった。原発性の約半数と続発性の4割が検診で発見された。胸部X線陰影は右側一側性, 下葉に多く, 原発性が圧倒的に結節影であるのに対し, 続発性では浸潤影と結節影が同等に認められた。診断は気管支鏡が最も普及しており, 最近では血清クリプトコッカス抗原価の有用性が注目されている。治療においては有効で副作用の少ない抗真菌剤の開発に伴い, 同剤の使用が増加している。
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甲原 芳範, 三重野 龍彦
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
127-130
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
気管支に神経腫様病変を認めた陳旧性肺結核症の1例を経験した。神経鞘腫や神経線維腫等の神経原性腫瘍との異同が問題となったが, 本症例は臨床的, 組織学的に神経線維の過形成による神経腫様病変(気管支神経腫)と診断された。過去に肺結核症の既往があり気管支粘膜の慢性炎症を認めたことなどから結核感染による気管支粘膜の障害やその後の慢性炎症による粘膜下神経束の損傷と過剰再生が本症の発症に関与している可能性が示唆された。右下幹は高度に狭窄しており, 神経腫の圧排による気道狭窄が考えられた。
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笹野 進, 大貫 恭正, 足立 孝, 舘林 孝幸, 神崎 正人, 桑田 裕美, 櫻庭 幹, 前 昌宏, 新田 澄郎
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
131-135
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は65歳, 女性。1992年4月頃から, 喘鳴が出現し, 近医受診, 気管支喘息の診断で外来および入院治療を受けていた。1996年2月29日激しい咳嗽が出現, ステロイド静注により症状軽快。しかしながら, 3日後に咳嗽が再発, 呼吸困難も出現したため, 他院受診。ステロイド静注で症状軽快したが, 胸部X線写真で気管狭窄を認めたため, 当科転入院となる。胸部CT写真, 気管断層写真で気管右壁に広基性の腫瘤を指摘。気管支鏡では内腔2/3以上を占める腫瘍を認め, 生検では異型細胞が多く悪性の可能性有りの診断を得た。胸骨正中切開にて, 2軟骨輪(約18mm)の気管環状切除・端々吻合術を施行した。摘出標本の病理組織学的診断は炎症性ポリープであった。
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笹岡 彰一, 森田 志保
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
136-139
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は82歳, 男性。血痰を主訴に受診した。気管支鏡では右B^6入口部に発赤した表面平滑な腫瘤を認めた。易出血性のため無水エタノールを局所注入してから, 生検した。組織学的に気管支炎症性ポリープと診断した。診断確定後, 抗菌剤の内服治療を開始した。また気管支鏡再検により, 鉗子で残余ポリープを切除した。治療前に血清シフラ高値を認めたが, 治療後には正常化した。炎症性ポリープが血清シフラ高値に関与していると考えた。
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広瀬 敏幸, 近藤 和也, 日野 弘之, 三好 孝典, 高橋 敬治, 宇山 正, 門田 康正, 福本 泰三
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
140-144
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
今回, 我々は気管支に形成されたmucosal bridgeの2症例を経験したので若干の文献的考察を加え, これを報告する。症例1は35歳, 男性。左胸痛, 発熱を主訴に入院。胸部X線写真にて左肺の無気肺を認めた。気管支鏡検査にて左主気管支に異物を認めたため, 気管支鏡的にこれを除去した。その後の気管支鏡検査にて左主気管支にmucosal bridgeを認めた。症例2は67歳, 女性。咳嗽を主訴に近医を受診。右肺癌の診断にて, 右上葉管状切除およびリンパ節郭清(R2b)を施行した。術後経過は順調であったが, 術後3ヵ月目の気管支鏡検査にて気管支吻合部にmucosal bridgeを認めた。術後1ヵ月目の気管支鏡検査では認めていなかった。2例とも慢性炎症の修復過程で生じた肉芽組織が癒合することによってmucosal bridgeが生じたものと考えられた。
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萩原 真一, 星 朗, 金井 信行, 北村 諭
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
145-151
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
気管支内に著明な病変を呈したバーキットリンパ腫の1例を報告する。症例は52歳男性の会社員。持続する咳を主訴に当科を受診し胸部単純X線写真上, 左肺門部異常陰影を指摘された。気管支鏡検査では, 左主幹粘膜の発赤・腫脹と左上・下幹分岐部付近に腫瘤の突出を認めた。同部の生検にて当初は肺小細胞癌と診断し化学療法を1クール施行した。しかし治療中実施した喀痰細胞診により悪性リンパ腫が疑われたため, 特殊染色を追加施行した。その結果B細胞性悪性リンパ腫で, さらに染色体分析からt(2;8)(p12, q24)の転座が確認され, 特徴的な細胞形態と併せてバーキットリンパ腫と診断した。CHOP-Bleomycinを主とした化学療法を4クール追加施行したがCRにはいたらず, さらに薬剤を変更して治療を継続したが入院後191日目に全身転移により死亡した。非ホジキンリンパ腫では気管支内病変を呈することは稀であるとされてきたが, 近年その頻度は増加傾向にある。本症例は悪性リンパ腫の中でもバーキットリンパ腫と稀なものであり, 気管支鏡所見として主に結節腫瘤型を呈した稀な1例であった。
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武村 明, 池田 徹, 酒井 洋, 梁 英富, 鈴木 文直
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
152-156
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は31歳, 男性。左下腿の悪性黒色腫の手術を6年前に施行し再発所見なく経過していたが, 1996年7月の胸部X線にて右上肺野に単発の結節影を指摘され当科を紹介となった。胸部CTにて右S^3bに辺縁明瞭な紡錘形の腫瘤影を認め, B^3a内にも小結節影の存在が疑われた。悪性黒色腫の肺転移が最も疑われたが確定診断のため気管支鏡検査を施行したところ, 右B^3b内には異常所見を認めなかったが, B^3a入口部に気管支をほぼ閉塞する黒色の光沢のある腫瘤を認め, 同部の生検で悪性黒色腫の気管支転移と診断した。悪性黒色腫の気管支転移の報告はわずかで, 我々の施設における症例でも悪性黒色腫肺転移12例中, 今回の症例以外には認めていない。これは, 胸部X線のみで肺転移と診断され気管支鏡による精査にいたらなかった症例が多いためと考えられる。今後肺内に単発性結節影を認める症例については肺癌との鑑別および切除術の検討の面から, 確定診断のために気管支鏡検査を積極的に施行すべきであると考えられた。
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浜田 哲郎, 羽田 圓城, 宮元 秀昭, 朝井 克之, 池田 晋悟, 二川 俊郎, 坂口 浩三, 早川 和志
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
157-162
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は75歳男性。右S^1原発肺腺癌(c-T4N2M0-stage IIIB)で, 気管右壁, 上大静脈浸潤, および右気管・気管支リンパ節に腫大を認めた。術前気管支鏡では, 右上葉入口部に腫瘍が露出しており, carinaより3軟骨輪中枢側気管右壁に壁外浸潤所見を認めた。手術は胸骨正中切開下, 両側縦隔廓清, SVC(上大静脈)切除, 肺動脈管状切除, 気管分岐部と右気管支膜様部の一部を温存し, 気管右壁4軟骨輪, 主気管支および中間幹3軟骨輪の舟形切除で上葉を摘除し, 気管・気管支形成を行った。術後第1病日に抜管したが気管・気管支形成部の浮腫と著しい狭窄のため, 再挿管し第5病日に気管切開施行。著明な虚血変化による粘膜壊死, 潰瘍, びらん等の変化が長期にわたって残存。気管支鏡的に第25病日には改善を認め第38病日に軽快。MRSA肺炎を合併したが, 第55病日に気管カニューレを抜去し, 第69病日に退院した。本例では両側縦隔廓清と共に気管4軟骨輪, 右気管支8軟骨輪の切除となり, 気管支管状切除後に中間幹を気管右壁に吻合する方法では再建が困難であったと考えられた。carinaおよび右気管支壁の一部を連続的に残す切除法をとり, 再建方法を工夫したことにより, 気管支の高度な虚血性変化を認めたにもかかわらず, 治癒に持ち込めたものと考え報告した。
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朝戸 裕二, 雨宮 隆太, 大塚 弘毅, 黒木 義浩, 井上 真也, 小野 久之, 吉見 富洋, 長谷川 博
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
163-166
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
計124グレイの放射線照射後に残存肺全摘(completion pneumonectomy)を行い, 順調に経過した1例を経験したので報告する。症例は73歳, 男性。平成5年1月左肺下葉扁平上皮癌に対し, スリーブ下葉切除術を施行した。病期I(pT2N0M0), 治癒切除であった。平成6年2月縦隔リンパ節転移が疑われ, 64グレイの放射線照射を行った。平成7年11月局所再発を認め, 60グレイの放射線照射を行ったが, 効果なく残存した上葉の無気肺が出現した。平成8年7月左残存肺全摘・大網被覆・胸郭成形術を施行, 術後経過は良好で25病日軽快退院した。放射線照射は気管支瘻発生の危険因子であり, 気管支瘻は致命率の高い合併症である。本例では気管支断端に大網を被覆し, さらに胸郭成形を行ったことが順調に経過した要因と思われた。
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常塚 宣男, 本多 桂, 竹内 一雄, 中村 康孝, 蒲田 敏文, 清水 淳三
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
167-171
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
止血困難な気道出血に対し, 高出力半導体(GaAlAs)レーザーを用いることにより止血し得た症例を経験したので報告する。症例は85歳男性, 食事中に突然新鮮血を吐き, 意識不明状態で救急車にて搬送された。二次救命処置後, 気管内挿管チューブから血性痰が吸引されたが, 緊急上部消化管内視鏡検査でDieulafoy潰瘍からの出血を認めたため吐血の誤嚥と考えられた。しかし胸部大動脈瘤の病歴, および血痰の持続から, 気道出血の可能性を考え気管支内視鏡検査を施行した。気管および左中間幹に出血源を認めたためエピネフリン散布, トロンビン散布, バルーンカテーテルによる圧迫を5日, 計10回にわたり試みたが止血は不十分であった。今回, この気道出血に対し, 高出力半導体(GaAlAs)レーザーシステム(DIOMED 25, OLYMPUS)を使用し, 経内視鏡的に止血に成功し得た。
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横内 浩, 野村 智明, 須甲 憲明, 山本 宏司, 鈴木 章彦, 井上 幹朗, 渡辺 尚吉, 黒田 練介
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
172-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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猪俣 慎一郎, 田垣 茂, 千野 英明, 高畠 博嗣, 藤田 昭久, 関根 球一郎
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
172-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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藤井 偉, 千葉 弘文, 寺本 信, 菅谷 文子, 斉藤 司, 田中 裕士, 小場 弘之, 阿部 庄作
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
172-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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高橋 隆二, 田中 紳太郎, 明田 晶子, 原田 尚雄, 渡辺 英明, 阿部 庄作
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
172-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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鈴木 明宏, 村上 聖司, 森 雅樹, 村岡 俊二
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
172-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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岡本 佳裕, 大泉 聡史, 小島 哲弥, 上村 明, 尾島 裕和, 石田 卓, 蒲池 匡文, 花田 太郎, 小倉 滋明, 川上 義和
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
172-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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市川 幸次郎, 坂牧 勉, 木田 史郎, 立花 康人, 佐々木 悟, 渋谷 直道, 佐藤 くみ子, 田村 久, 伊志嶺 篤, 入宇田 能順, ...
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
172-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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中野 敦, 高橋 政明, 井出 宏, 西垣 豊, 長内 忍, 秋葉 裕二, 中野 均, 大崎 能伸, 菊池 健次郎, 山本 康司, 松橋 浩 ...
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
172-173
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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大原 正範, 林 祐二, 齋藤 学, 阿部島 滋樹, 安部 達也, 山崎 成夫, 田邊 康, 久須美 貴哉, 目片 英治, 岡安 健至, 細 ...
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
173-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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水口 雅之, 生垣 茂, 西 耕一, 渡辺 和良, 大家 他喜雄, 佐藤 日出夫, 渡辺 俊一, 藤村 政樹, 松田 保
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
173-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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笠倉 尚人, 松田 正史, 関根 理, 岩渕 三哉
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
173-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
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中村 祥子, 塚田 裕子, 三間 聡, 横山 晶, 栗田 雄三, 本間 慶一, 根本 啓一
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
173-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
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市橋 匠, 関 健一郎, 服部 昌和, 山村 浩然, 石田 文生, 関 征夫, 小林 弘明, 湊 宏
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
173-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
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山本 尚, 小林 理, 阿部 惇, 村川 英三, 平原 浩幸, 矢沢 正知, 石沢 伸, 関谷 政雄, 斎藤 元
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
173-174
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
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小林 弘明, 呉 哲彦, 宮山 士朗, 荒井 理夫
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
174-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
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保志場 毅一, 宮崎 英明, 石垣 昌伸, 岡田 恒人, 野口 哲彦, 長内 和弘, 栂 博久, 高橋 敬治, 大谷 信夫, 湯浅 幸吉
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
174-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
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瀬川 正孝, 草島 義徳, 上田 順彦, 泉 良平, 広野 禎介, 中村 裕行, 西辻 雅, 杉原 政美, 牧田 伸三, 斉藤 勝彦, 常山 ...
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
174-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
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中積 泰人, 安部 俊男, 野村 岳而, 東藤 義公, 長瀬 典子, 飯田 茂穂, 大竹 由美子, 上田 隆之, 廣田 幸次郎, 小田 誠, ...
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
174-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
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中島 幹夫, 真野 健次
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
175-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
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小林 淳, 北村 諭
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
176-179
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
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1995年に宇都宮で開催された第18回日本気管支学会総会出席者を対象に喫煙に関するアンケート調査を行い, 我々自身の喫煙に関する意識を調査した。その結果, 総配布数943枚に対して回収数は748枚で, 回収率は79%であった。喫煙率は22%であり, 回答者の勤務する病院が全面的に禁煙であるのはわずかに59名(8%)であった。また, 医師は39%のみが分煙されているのに対して, 患者は82%が分煙されていた。病院内たばこ販売については, 約6割で自動販売機や売店でたばこが販売されていた。その一方で82%の回答者が病院の無煙環境を望んでいた。我々は職業的倫理観から患者に禁煙を勧め, 同時に自らも率先して禁煙すべきであろう。また気管支学会内部でも十分に論議し, 関連学会と共同で何らかの社会的行動をとるべきではないかと考える。
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南 正人
原稿種別: 本文
1997 年 19 巻 2 号 p.
180-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
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原稿種別: 付録等
1997 年 19 巻 2 号 p.
App6-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
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原稿種別: 付録等
1997 年 19 巻 2 号 p.
App7-
発行日: 1997/03/25
公開日: 2016/10/01
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