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原稿種別: 表紙
1998 年 20 巻 5 号 p.
Cover1-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 表紙
1998 年 20 巻 5 号 p.
Cover2-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1998 年 20 巻 5 号 p.
App1-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1998 年 20 巻 5 号 p.
App2-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1998 年 20 巻 5 号 p.
App3-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1998 年 20 巻 5 号 p.
App4-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1998 年 20 巻 5 号 p.
App5-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1998 年 20 巻 5 号 p.
App6-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1998 年 20 巻 5 号 p.
App7-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1998 年 20 巻 5 号 p.
App8-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 目次
1998 年 20 巻 5 号 p.
Toc1-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 目次
1998 年 20 巻 5 号 p.
Toc2-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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小中 千守
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
377-378
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
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重松 信昭
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
379-380
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
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南 寛行, 本庄 誠司, 荒木 潤, 岩崎 啓介
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
381-384
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
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フリー
過去10年間に当院で手術を施行した気管気管支原発の低悪性腫瘍13例(粘表皮癌5, 腺様嚢胞癌3, カルチノイド5)について臨床的検討を行った。性別は男性8例, 女性5例, 年齢は17∿79歳, 平均50歳であった。13例中9例が何らかの呼吸器症状を有して来院し, 血痰4, 咳嗽3, 喘鳴1, 反復性の肺炎1であった。全例に術前気管支鏡検査が行われたが, 術前の確定診断は13例中6例(46%)で, 他は術中または術後に診断された。手術は7例に気管気管支形成術, 5例に肺葉切除, 1例に肺全摘が行われ, リンパ節転移はカルチノイドの1例に認めたが, 他はp-n_0であった。術後合併療法は気管腺様嚢胞癌の1例に放射線照射を行った。予後では手術死亡はなかったが, 左肺全摘となった79歳, 粘表皮癌の症例が術後48日に対側気胸で死亡した。腫瘍死はカルチノイド(atypical type)の1例にみられ, 肝転移により術後34ヵ月に死亡した。他の11例は再発なく生存中であり, 5生率80.1%, 平均生存期間49ヵ月であった。
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國澤 晃, 楠本 洋, 米丸 亮, 市瀬 裕一, 外山 圭助
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
385-389
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
CEPの病態を検討するためCEP 5症例で気管支肺胞洗浄(BAL)を用い病変の存在する部位の炎症細胞を採取し解析した。その結果, 総細胞数, 好酸球とリンパ球の細胞実数の増加が観察され, T細胞サブセットではCD4^+CD29^+細胞とCD8^+S6F1^+細胞の細胞実数の増加が観察された。さらに, 3症例ではステロイド剤投与後で病変部陰影が消失している時期にBALを施行した。総細胞数, 好酸球細胞実数の正常化に対してリンパ球の細胞実数の増加は残存していた。T細胞サブセットでもCD4^+CD29^+細胞とCD8^+S6F1^+細胞の細胞実数の増加は残存しており, CEPの病態形成においてリンパ球, ことにCD4^+CD29^+細胞とCD8^+S6F1^+細胞が中心的役割を果たしていることが示唆された。
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白川 妙子, 田中 不二穂, 岸 裕人, 清嶋 護之, 難波 煌治, 直江 弘昭, 浦本 秀志, 今村 文哉, 志摩 清, Ott Stef ...
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
390-395
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
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フリー
経気管支肺生検においては, 十分な大きさの組織をより多く短時間で採取することが重要である。Multibite Forcepsは先端ブランチの径が長く採取した組織をsheath内に保持できるので, 鉗子を引き抜かずに連続4回の生検が可能である。我々は本鉗子の臨床上の有用性を通常の鉗子と比較して検討した。全麻下30例, 局麻下15例。対象はびまん性病変38, 気管支内病変8, 末梢限局性病変3(重複あり)。全麻下では平均10個の組織片採取。24/30例で鉗子の取り扱いは簡単であり, 23/30例で生検時間の短縮が得られ, 19/30例で大きい組織片が得られ, 全麻下での有用性は優れていた。局麻下では採取組織片は平均3.6個, 時間短縮が得られたのは7/15例, 鉗子の取り扱いは3/15例でやや困難, 大きい組織片が得られたのは8/15例であり, 症例によってばらつきがみられた。限局性病変や, 屈曲位での生検には適さないが, びまん性病変には有用であった。また, 全麻下, 局麻下ともに採取した組織の質は病理診断上優れていた。
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中野 寛行, 相澤 久道, 松元 幸一郎, 吉田 誠, 高橋 直嗣, 高田 昇平, 井上 博雅, 古藤 洋, 原 信之
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
396-400
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
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フリー
気道より得られる情報の評価は呼吸器疾患診療に重要であり, 従来喀痰検査や気管支肺胞洗浄, 気管支生検等が行われていた。しかし, 喀痰検査は気管支鏡検査に比べて簡便で侵襲が少ないが, 反面常に検体が採取できるとは限らないことや検体が常に良好とは限らないなどの問題があった。そこで, 我々は肺癌, 肺結核, 気管支喘息が疑われた患者に対して, 誘発喀痰検査が臨床的に有用か否かを検討するため1)通常の喀痰検査と比較した際の臨床的有用性, 2)誘発喀痰検査の侵襲性を評価した。その結果117例中111例(94.9%)で検査可能な喀痰が採取された。肺癌, 肺結核疑いの症例では誘発喀痰はいずれも検体採取率, 診断率ともに高く, 気管支喘息では非喘息症例と比較して誘発喀痰中の好酸球数は有意に高かった。また, 検査の合併症としては, 悪心(3例), 気管支喘息発作(3例)のみで, スパイログラムや動脈血酸素飽和度の変化も認められなかった。以上より誘発喀痰検査は臨床上有用であると考えられた。
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辻 博治, 吉永 恵, 古川 正人, 酒井 敦, 宮下 光世, 佐々木 誠, 徳永 祐二, 木下 明敏, 綾部 公懿
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
401-407
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
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右上葉気管支入口部に進展した肺門部癌に対する手術術式は, 右上葉管状切除を選択される場合が多いが, 気管分岐部レベルより分岐した右肺尖支による気管支分岐異常のため, 気管軟骨輪を切り込み, 下部気管に中下葉を再建した症例を経験した。症例は46歳, 男性。喫煙指数920。1997年3月, 咳嗽, 喀痰を主訴として近医受診し, 胸部レントゲン上, 右肺門部腫瘤陰影を指摘され精査加療のため入院となった。胸部レントゲンでは右肺門部に5.0×4.0cmの腫瘤陰影を認め, 胸部CTでは腫瘍による右上葉支の閉塞像, 縦隔リンパ節腫大が指摘され, 同時に気管分岐部レベルより分岐する右肺尖支(B^1, 第1上葉支)が描出された。気管支鏡では右肺尖支は気管分岐部レベルの気管右側壁から分岐しており, 同部への腫瘍浸潤を疑う所見は見られなかった。上葉気管支(B^<2+3>, 第2上葉支)は, 内腔にポリープ状に突出した灰白色の腫瘍で閉塞していたが, 中間幹に変化は認められなかった。気管支鏡下生検にて扁平上皮癌の診断を得た。肺動脈造影では, A^1が右主幹より直接分岐し, 上幹動脈(A^<2+3>)の尖形閉塞, 上行動脈(A^2b)の圧排偏位像が認められた。手術は気管右側壁に2軟骨輪切り込んだ右上葉管状切除後, 下部気管に中間幹を端々吻合, 肺動脈は一部合併切除しパッチ再建を行った。術後病理病期はp-T3N2M0 IIIA期であった。
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斉藤 美和子, 新妻 一直
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
408-413
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例1は53歳の男性。1995年4月咳嗽, 咽頭痛と嗄声が出現し11月当院に入院。両側肺尖部に空洞を伴う浸潤陰影が認められ, 喀痰塗抹でガフキー9号の抗酸菌が検出された。喉頭部に黄色の結節性病変がみられ, 喉頭結核を合併した肺結核と診断した。症例2は26歳の女性。1995年10月咳嗽が出現。1996年3月発熱と嚥下時痛, 嗄声も加わり近医で受診し, 当院へ紹介され3月入院。喀痰塗抹でガフキー3号の抗酸菌が検出された。胸部X線写真にて粟粒陰影を認めた。喉頭蓋に多数の黄色結節を認め, 喉頭結核を合併した粟粒結核と診断した。両者ともINH, SM, RFP, PZAの投与とINH吸入療法の併用により, 喉頭結核の改善や菌の陰性化が見られ経過良好にて退院した。嗄声や嚥下痛を伴う慢性の咳嗽には喉頭結核も念頭に置き積極的に気管支鏡検査を試みるべきである。また局所療法としてINH吸入療法の併用は疼痛軽減と治癒促進に有効であったと思われた。
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白井 拓史, 笠松 紀雄, 橋爪 一光, 山谷 英樹, 半沢 儁, 籾木 茂, 佐々木 一義, 岩崎 幸司
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
414-418
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
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フリー
症例は35歳, 女性。他院にて昭和57年より胸部X線写真上異常陰影を指摘されており, 血尿, 鞍鼻を認めることより臨床的にWegener肉芽腫症と診断され, 経過観察されていた。平成8年3月, 喘鳴, 呼吸困難にて当院に緊急入院。気管支鏡的に著明な浮腫性声門下狭窄が認められ, 緊急的に気管内挿管を行った。気管切開を施行し, ステロイド剤および免疫抑制剤を投与した。治療により浮腫はすみやかに改善したが, 気管の瘢痕性狭窄と多発陥凹を形成し遷延化したため, ST合剤を投与したところ, 軽度瘢痕狭窄を残しほぼ改善した。声門直下部はWegener肉芽腫症のtargetであるといわれている。本例は, 臨床経過14年目に発症した気道病変の経過を気管支鏡にて追跡しえた興味深い症例と考えられたので, 若干の文献的考察を加えて報告する。
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仲谷 善彰, 塩田 智美, 堀 賢, 坂本 匡一, 岩瀬 彰彦, 青木 茂行, 松岡 緑郎, 石塚 鉄男, 下田 雄丈, 高井 禎成, 加藤 ...
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
419-424
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は63歳の男性。平成9年2月頃から鼻閉感, 膿血性鼻漏が出現し, 当院耳鼻科を紹介受診した。抗生物質治療を受けたが軽快せず, やがて湿性咳嗽, 微熱, 両側耳痛, 難聴等が出現し, 4月入院となった。汎副鼻腔充満像, 気管支潰瘍, 顕微鏡学的血尿が認められ, 鼻粘膜病理組織像, C-ANCA価高値より全身型Wegener肉芽腫症と診断した。prednisoloneとcyclophosphamide標準治療によりC-ANCA価は著減し, 鼻腔内粘膜病変は比較的速やかに軽快したが, 顕微鏡学的血尿および気管支粘膜病変は遷延したためにmethylprednisoloneのpulse療法を施行した。C-ANCA価は確定診断に有用であった。しかし, 本症例の気管支粘膜病変は遷延化し, C-ANCAは気道病変の活動性を反映せず, 治療効果の指標とはならなかった。一方, 気管支鏡検査はその活動性の把握, 治療効果の判定に極めて有用な検査であった。
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沖津 宏, 川田 正史, 朝倉 奈都, 津田 洋, 田渕 寛, 佐尾山 信夫, 吉田 沖
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
425-428
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は69歳, 男性。肺癌検診にて喀痰細胞診E判定のため紹介となった。胸部X線およびCTにては異常所見なく, 気管支鏡検査にても可視範囲に肺癌の所見はなく, 気管支吸引液の細胞診および当科での喀痰細胞診にては異型細胞は得られなかった。3ヵ月後の気管支鏡再検査時の左右別洗浄細胞診にて右側より扁平上皮癌細胞が得られ, 1週後の再々検査にて同様に右下葉支より癌細胞が得られた。入院後, 右B^6よりの洗浄細胞診にのみ癌細胞を認めたが, thin slice CTにても腫瘤陰影は描出されなかった。以上より右S^6の末梢に発生したTXN0M0の扁平上皮癌としてS^6区域切除を行った。切除標本の病理組織診断はS^6cに発生した最大径2.8mmの微小な末梢型中分化扁平上皮癌で, 末梢気管支内腔に突出している所見を認めた。脈管侵襲像を認めたが, 郭清リンパ節には転移なく, pT1N0M0であった。
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萩原 真一, 石井 芳樹, 北村 諭, 村山 史雄, 蘇原 泰則, 弘中 貢
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
429-433
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
経気管支肺生検(TBLB)にて診断不可能であった肺野末梢小結節に対して, 胸腔鏡下肺部分切除術にて診断し治療が可能であった肺放線菌症の2例を報告した。症例1は湿性咳嗽を主訴に右S^2の末梢の小結節性病変で, 胸膜の嵌入と血管の収束を伴い, 肺癌が疑われた。症例2は無症状で経過し人間ドックで胸部異常陰影として発見され, 画像上は左S^<1+2>の末梢の小結節で, 局所に胸膜の肥厚を伴っていた。2症例とも臨床症状は軽微か無症状であり, 画像上は肺野末梢の小結節で周囲の血管収束や近接する胸膜病変を伴い, 悪性腫瘍との鑑別が困難であった。胸腔鏡所見として2例とも局所での胸膜癒着を認めたが, 胸水は認めなかった。無症候性の小病変を形成する肺放線菌症は, 肺癌との鑑別上念頭におくべき疾患と思われる。胸腔鏡下肺切除術は本症の治療法として安全かつ有用と思われた。
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吉富 淳, 佐藤 篤彦, 千田 金吾, 早川 啓史, 須田 隆文, 八木 健, 田村 亨治, 妹川 史朗, 菅沼 秀基, 豊嶋 幹生, 中村 ...
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
434-438
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は45歳女性で, 労作時呼吸困難を主訴に当科を受診し, 光線過敏症, 口腔潰瘍, 関節炎, リンパ球減少, 抗核抗体陽性よりSLEと診断された。胸部X線写真では両側中下肺野に粒状網状影を認めたが心拡大はなく, 心電図は非特異的な陰性T波を認めるのみで, 腎機能は正常, PaO_2は85.6Torrであった。しかし, 気管支鏡検査後に患者はショックに陥り, 翌日に急性心不全で死亡した。剖検肺ではdiffuse alveolar damage(DAD)と肺水腫が存在した。検査後の心電図, 心エコーの異常にもかかわらず, 心筋組織は病理組織学的に正常で, 心筋炎や血管病変は指摘できなかった。SLEのDADや心機能異常に加え, 気管支鏡検査による低酸素血症が心不全, 肺水腫の誘因になったと考えられた。心不全, 肺水腫はSLEの気管支鏡検査における合併症として留意する必要がある。
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藤森 勝也, 嶋津 芳典, 鈴木 栄一, 荒川 正昭
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
439-442
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は29歳, 男性。喘鳴・呼吸困難のない慢性咳嗽で受診し, 胸部X線正常, 喀痰中好酸球陽性, Dmin 22.5単位, 肺炎マイコプラズマ抗体価320倍より, 非喘息性好酸球性気管支炎と肺炎マイコプラズマ気管支炎の合併と考え, マクロライド系抗菌薬とH_1受容体拮抗薬等で治療し軽快した。約8ヵ月後再び慢性咳嗽で来院した。肺炎マイコプラズマ抗体価160倍と抗体価上昇の遷延があり, 肺炎マイコプラズマ感染症の持続感染の可能性が推定され, さらにDmin 18.7単位と気道過敏性は前回より亢進していた。喘鳴・呼吸困難がなく, 末梢血好酸球数・血清IgE値の上昇, 喀痰中好酸球陽性, 気道過敏性の亢進した慢性咳嗽を主訴とする症例であり, 咳型喘息と診断した。治療にはプランルカスト水和物が有効であった。気道過敏性亢進および咳型喘息の1つの原因として肺炎マイコプラズマ感染症が推定された。
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大塚 弘毅, 朝戸 裕二, 雨宮 隆太, 吉見 富洋, 菱川 修司, 黒木 義浩, 渡辺 睦弥, 保科 克行, 根本 一成, 清嶋 護之, ...
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
443-448
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
梅干しの種を誤嚥した77歳男性とピーナッツを誤嚥した3歳女児例に対し, MPR画像と3次元CT画像(3D-CT bronchography, 3D-CT bronchoscopy)を作成し, 従来のaxial CT画像と比較して, それらの必要性を検討した。2症例ともMPR画像と3次元CT画像はaxial CT画像と比べ病変部の3次元的な描出力に優れると思われた。気管支鏡の適応に慎重にならざるをえない小児の気道異物症例では, 特に有用であると思われた。MPR画像と3次元CT画像はaxial CT画像と比較し, 気管異物の3次元的な診断に有用であると思われた。
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古森 雅志, 松元 幸一郎, 柴田 和美, 相沢 久道, 原 信之
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
449-453
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
サルコイドーシスに, 耳下腺腫脹, 顔面神経障害, ぶどう膜炎を伴うものはHeerfordt症候群と呼ばれ, 稀な症候群である。我々は完全型のHeerfordt症候群の1例を経験した。症例は32歳の女性で全身倦怠感と霧視が出現し, 2ヵ月後に左顔面神経麻痺が出現した。眼科でぶどう膜炎, 胸部X線写真にて両側肺門部腫脹を指摘され, サルコイドーシスの疑いで当科に入院した。入院時, 発熱あり, 左末梢性顔面神経麻痺と耳下腺腫脹が認められた。胸部X線写真, CTで両側肺門リンパ節の腫大を認め, ^<67>Ga-citrateシンチグラムで両側の眼窩, 両耳下腺, 顎下腺, 肺門, 縦隔に異常集積を認めた。TBLBでは組織学的診断に至らなかったが, BALF中のリンパ球数の著増, CD4/CD8の上昇を認め, Heerfordt症候群を呈したサルコイドーシスと診断した。プレドニゾロン投与により各臨床症状の改善が認められ, 外来にて経過観察中である。
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大原 正範, 金田 雅子, 李 宗雨, 皆川 知広, 安部 達也, 田邊 康, 久須美 貴哉, 草野 真暢, 鈴木 雅之, 岡安 健至, 細 ...
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
454-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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室谷 光治, 須甲 憲明, 山本 宏司, 原田 敏之, 鈴木 章彦, 井上 幹朗, 渡辺 尚吉, 黒田 練介, 上泉 洋, 安部 憲司, 小 ...
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
454-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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中西 京子, 西垣 豊, 中尾 祥子, 西村 正人, 井手 宏, 長内 忍, 中野 均, 大崎 能伸, 菊池 健次郎, 徳差 良彦, 三代川 ...
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
454-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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高村 圭, 斉藤 路子, 谷口 聡, 山本 聡, 樋口 正人, 石黒 聖子, 横山 浩二
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
454-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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岡安 健至, 李 宗雨, 皆川 知広, 金田 雅子, 安部 達也, 鈴木 雅之, 草野 真暢, 田邊 康, 久須美 貴哉, 大原 正範, 細 ...
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
454-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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ロニー カルデロン, 小倉 滋明, 大泉 聡史, 小島 哲弥, 岡本 佳裕, 上村 明, 尾島 裕和, 石田 卓, 蒲池 匡文, 川上 義和
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
454-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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石浦 嘉久, 藤村 政樹, 明 茂治, 松田 昌子, 橘 秀樹, 日置 詩子, 白崎 浩樹, 安井 正英, 笠原 寿郎, 松田 保
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
455-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
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フリー
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水橋 啓一, 野田 八嗣, 野村 智, 藤村 政樹, 松田 保, 細 正博
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
455-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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斉藤 裕, 天谷 奨, 吉野 裕司, 松永 康弘, 柴田 和彦, 北川 清秀, 増田 信二
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
455-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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市橋 匠, 飯田 茂穂
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
455-456
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
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フリー
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常塚 宣男, 佐藤 日出夫
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
456-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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雨宮 隆太, 朝戸 裕二
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
457-458
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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高橋 敬治
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
459-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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前田 達男
原稿種別: 本文
1998 年 20 巻 5 号 p.
460-461
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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原稿種別: 付録等
1998 年 20 巻 5 号 p.
App9-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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原稿種別: 付録等
1998 年 20 巻 5 号 p.
App10-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
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原稿種別: 付録等
1998 年 20 巻 5 号 p.
App11-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
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原稿種別: 表紙
1998 年 20 巻 5 号 p.
Cover3-
発行日: 1998/07/25
公開日: 2016/10/01
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