-
原稿種別: 表紙
2013 年 35 巻 6 号 p.
Cover1-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 付録等
2013 年 35 巻 6 号 p.
App1-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 付録等
2013 年 35 巻 6 号 p.
App2-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 付録等
2013 年 35 巻 6 号 p.
App3-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 目次
2013 年 35 巻 6 号 p.
Toc1-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 目次
2013 年 35 巻 6 号 p.
Toc2-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
岩崎 昭憲
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
585-586
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
高田 佳木
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
587-588
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
石田 卓
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
589-590
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
礒部 威
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
591-592
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
古賀 祐一郎, 富永 正樹, 眞田 宏樹, 澤本 良子, 日高 大, 肥山 淳一郎
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
593-599
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
背景.近年,本邦での悪性胸膜中皮腫の罹患率が増加しており,今後20〜30年間は増加を続けるものと推測される.中皮腫はびまん性の胸膜肥厚や血性胸水を認める症例で疑われるが,胸水細胞診のみでの診断率は高くない.目的.胸膜中皮腫の診断における胸腔鏡検査や画像検査,生化学的検査の有用性について検討する.方法. 2004年6月から2011年7月までに,当院で悪性胸膜中皮腫と診断した症例のうち局所麻酔下胸腔鏡を施行した14例について,その臨床像や検査所見・胸腔鏡所見についてレトロスペクティブに比較・検討を行った.結果.中皮腫の主因と考えられているアスベスト曝露に関して,問診により曝露歴を確認できたのは14例中7例(50%)であった.胸部CTで,アスベスト曝露歴を示唆する胸膜プラークを指摘できたのは14例中3例(21%)のみであった.対して,胸腔鏡では13例中9例(69%)で胸膜プラークを証明することができた.胸水中のマーカーとして, CYFRAは7例中6例(86%)で陽性であり,陰性マーカーであるCEAは全例(12例中12例,100%)で陰性であった.胸水細胞診の感度は,上皮型で70%(7例/10例),肉腫型で0%(0例/4例)と上皮型で有意に高かった(χ^2検定;0.018).胸腔鏡所見を上皮型と肉腫型に分けて比較・検討を行ったが,組織型による明らかな違いを指摘することはできなかった.結論.アスベスト曝露歴の聴取や胸膜プラークの存在,胸水中のバイオマーカーなどから中皮腫の存在を疑い,胸腔鏡検査による確定診断を行うことが重要であると考えられた.
抄録全体を表示
-
小野 綾美, 駒瀬 裕子, 山口 裕礼, 森田 あかね, 石田 明
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
600-605
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
背景.上下気道のアミロイドーシスやシェーグレン症候群に合併するアミロイドーシスは限局性が多く,全身性アミロイドーシスの報告は少ない.症例. 67歳の女性. 7年前にシェーグレン症候群, 5年前にMALTリンパ腫と診断され,嚢胞と結節をともなう肺病変を指摘されていた.気管支鏡検査で,気管支内のアミロイド沈着を診断されていたが,画像の悪化および嗄声が出現したため再度気管支鏡検査を施行した.左肺結節の生検からAA型アミロイドーシスと診断した.結論.声門下や消化管・眼窩にも病変を認め,シェーグレン症候群とMALTリンパ腫による慢性炎症を背景として発症した.全身性アミロイドーシスと考えられた.
抄録全体を表示
-
坂口 泰人, 磯和 理貴, 中崎 博文, 福嶋 健人, 徳安 宏和
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
606-610
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
背景.幼児の気管支異物は治療に難渋する疾患である.今回, 2.8mm極細径軟性気管支鏡を用いて摘出し得た,幼児気管支異物の1例を報告する.症例.1歳7か月,女児.食事中の誤嚥疑いで当院救急外来へ搬送.胸部CT検査にて左主気管支に索状物を認めたため,全身麻酔下で挿管後, 2.8mm極細径軟性気管支鏡を用いて気管支異物を摘出し得た.異物は魚骨であった.結論.幼児の気管支異物に対して2.8mm極細径軟性気管支鏡の使用は,有効な治療手段の1つである.
抄録全体を表示
-
藤田 琢也, 井上 修平, 尾崎 良智, 大内 政嗣, 大塩 恭彦, 上田 桂子, 手塚 則明, 花岡 淳, 北村 将司, 橋本 雅之
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
611-616
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
背景.中縦隔腫瘍は,周囲を大血管に囲まれアプローチが困難なために術前診断が困難な場合が多い.症例.症例は78歳の男性.咳嗽を主訴に受診し,胸部CTとMRI所見で中縦隔に3.6cm大の腫瘤を認めた.喉頭・気管内局所麻酔下での気管支鏡検査を試みたが,気管・気管支軟化症による換気不全のために検査不可能であった.そこで全身麻酔下にEBUS-TBNA(超音波気管支鏡ガイド下経気管支針生検)を行ったところ採取された検体では確定診断がつかず,引き続いて縦隔鏡検査を行った.縦隔鏡下に観察したが鏡視下には腫瘤と断定できず, EBUSで腫瘤を確実に描出し,縦隔鏡下生検を行った.病理検査所見で紡錘形細胞からなる腫瘍性病変を認め,免疫染色でS-100蛋白が陽性であり神経鞘腫と診断した.結論.中縦隔腫瘍に対して縦隔鏡とEBUS-TBNAの両者を併用することで,安全に確定診断を得ることが可能であった.
抄録全体を表示
-
西根 広樹, 栗本 典昭, 森川 慶, 井上 健男, 峯下 昌道, 宮澤 輝臣
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
617-621
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
背景.通常の白色光気管支鏡による異形成(dysplasia)と上皮内癌(carcinoma in situ)の鑑別は,時に困難である.狭帯域光観察(narrow band imaging : NBI)の併用が病変部における赤色点の検出,評価に有用である.症例. 65歳男性.肺癌検診で舌区に異常陰影を指摘され,気管支鏡検査を施行したところ,右B^6分岐部に偶然異常を発見.白色光で右B^6分岐部に軽度の発赤を伴う肥厚を認め,表面は光沢あり. AFIでは同部位は淡いマジェンダ調を呈し,NBIでは比較的均一な赤色点が地図状に分布しており,境界は不明瞭であった.赤色点などの気管支鏡所見から上皮内癌と異形成の鑑別を要したが,同部位での生検結果はmild dysplasiaであった.結論.異形成ではNBI所見で赤色点の形態が均一,境界不明瞭が認められ,上皮内癌との1つの鑑別点である可能性が考えられた.
抄録全体を表示
-
芳賀 高浩, 長 晃平
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
622-625
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
背景.円形無気肺は胸膜異常に伴い発症する特殊な無気肺である.症例. 56歳.男性.右気胸を指摘され当科を紹介受診した.胸部画像所見にて,右自然気胸,および右下葉に49mm大の腫瘤影がみられた.腫瘤影は気胸腔と接しており,気管支,血管の弧状陰影を伴っていた.気管支鏡検査を施行し, TBLBにて肺胞壁の線維化がみられ,円形無気肺に矛盾しない所見であった.結語.自然気胸に伴う円形無気肺は稀な病態であるが,気胸に伴う腫瘤影の鑑別疾患にあげるべきである.
抄録全体を表示
-
原永 修作, 比嘉 太, 平井 潤, 田里 大輔, 宮城 一也, 古堅 誠, 藤田 次郎
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
626-631
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
背景.巨大嚢胞の治療法としては一般的に手術療法が選択される.しかしながら残存肺機能が低かったり全身状態が悪かったりして手術が行えない症例も多い.近年,手術困難な重症肺気腫症例に対して気管支内視鏡を用いた気管支鏡的容量減少術が試みられているが,用いる器具や技術が特殊であり,種々の合併症の報告も見られ一般的には用いられていない.症例.症例は61歳男性.重症インフルエンザ肺炎後のARDSを背景に急速に増大し手術療法が困難と判断されたため,巨大嚢胞に対して気管支鏡下嚢胞内瘻術に気管支閉塞術を併用し,嚢胞を縮小し得た.結論.リスクの高い巨大肺嚢胞に対して,気管支内視鏡下嚢胞ドレナージは治療選択肢の1つとなる可能性がある.
抄録全体を表示
-
大西 真裕, 小林 哲, 岡野 智仁, 都丸 敦史, 高橋 佳紀, 藤原 研太郎, 浦和 昌史, 高木 健裕, 小林 裕康, 油田 尚総, ...
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
632-636
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
背景.検診にて発見され,経気管支肺生検にて診断しえた肺類上皮血管内皮腫の1例を報告する.症例. 44歳.男性.生来健康であったが, 2006年12月の胸部検診にて異常影を指摘され,当院を紹介受診.胸部CTにて両側全肺野に境界明瞭な多発結節影を認め,転移性肺腫瘍,肺類上皮血管内皮腫を疑い,気管支鏡検査を施行した.経気管支肺生検検体の組織,免疫染色(第VIII因子関連抗原, CD34)の結果から,肺類上皮血管内皮腫と診断した.結論.診断のため,外科的肺生検を要した症例報告が多いが,本例は経気管支肺生検にて診断しえた貴重な症例であり,今後同様に診断可能な症例が増えるものと思われる.
抄録全体を表示
-
月岡 卓馬, 山本 良二, 高濱 誠, 丁 奎光, 多田 弘人
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
637-642
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
背景.術後難治性肺瘻に対して,鎖骨-第1肋骨間からの胸腔ドレナージと気管支充填術の併用が有効であった症例を報告する.症例. 74歳・男性.右下葉肺癌に対し右下葉切除術および縦隔リンパ節郭清を施行した(Small cell carcinoma, pT2bN0M0 Stage IIA).術後肺瘻のため2度の肺瘻閉鎖術と胸膜癒着療法を施行して術後49日目に退院となったが,肺瘻再燃を認め再入院となった.肺尖部に虚脱腔を認め,癒着のため鎖骨-第1肋骨間から肺尖部胸腔内にドレーンを挿入した.気管支造影により肺瘻の原因気管支は右B^1と同定し,EWSによる気管支充填術を施行した.さらに胸腔内に色素を注入し気道内に流入する色素を確認することで原因気管支を同定し気管支充填術を追加した.少量の気漏が残存したためドレーンを挿入した状態で退院となり,充填術後70日目に外来にてドレーンを抜去した.結論.癒着などで胸膜頂へのドレナージ経路が限られる場合には,鎖骨-第1肋骨間からの胸腔ドレナージも選択肢になりうる.また気管支充填術時の原因気管支の同定に,気管支造影や胸腔内色素注入は有効な手段である.
抄録全体を表示
-
太田 池恵, 高柳 昇, 杉田 裕, 岡田 克典
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
643-649
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
背景.肺移植後の真菌感染症は死亡率の高い合併症である.脳死両肺移植後に気管支アスペルギルス症を合併した症例を経験したので報告する.症例. 53歳,女性.重症気管支拡張症のため脳死両肺移植術を受けた.移植後よりイトラコナゾール(ITCZ)予防内服をしていたが,移植3カ月後の喀痰培養検査でAspergillus fumigatusが検出された.気管支鏡検査の結果,右主気管支吻合部と左上下幹分岐部に白苔を認めアスペルギルスの菌体が検出されたため,抗真菌薬をボリコナゾール(VRCZ)へ変更した.移植1年後の気管支鏡検査では白苔は消失し喀痰培養も陰性化した. VRCZ投与を継続していたが,移植1年半後の喀痰培養でAspergillus nigerとPenicillium属が陽性となり,現在経過観察中である.結論.肺移植後の真菌感染症は無症状のことがあり,抗真菌薬予防投与の有用性については明らかでないため,頻回な喀痰検査や気管支鏡検査を行い早期診断することが必要である.
抄録全体を表示
-
島田 裕之, 須原 宏造, 岡本 師, 古澤 春彦, 立石 知也, 土屋 公威, 藤江 俊秀, 玉岡 明洋, 坂下 博之, 角 勇樹, 宮崎 ...
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
650-655
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
背景.縦隔原発大細胞型B細胞性リンパ腫(primary mediastinal large B-cell lymphoma : PMBL)は胸腺組織に由来するとされ,縦隔を主な病巣として腫瘤を形成する悪性リンパ腫で,比較的稀な疾患である.縦隔外病変が少ないことや採取した組織が小さいと壊死や線維化,嚢胞性変化,挫滅を伴うことも多いため適切な検体採取に難渋し,診断には縦隔鏡検査や胸腔鏡検査を要する場合も多い.症例. 38歳女性.発熱,労作時呼吸困難を主訴に近医を受診し,胸部X線で右大量胸水貯留を疑われ当院へ紹介となった. CTでは縦隔から連続し右胸腔内に及ぶ径11cmの巨大腫瘤を認め,超音波気管支鏡ガイド下針生検(endobronchial ultrasound-guided transbronchial needle aspiration : EBUS-TBNA)を行った.得られた検体でCD20(+)の異型リンパ球を認め,その他の免疫組織学的所見および臨床所見からPMBLと診断した.結論. PMBLにおいてもEBUS-TBNAは有用な診断手技の1つと思われる.
抄録全体を表示
-
串間 尚子, 石井 寛, 横山 敦, 岡 宏亮, 鳥羽 聡史, 門田 淳一
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
656-660
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
症例. 77歳, 男性. 2009年から下腿浮腫が出現し, 2011年には再発性の胸水貯留を認めるようになった.初発時は好酸球優位の胸水であったが,徐々にリンパ球優位となった.胸腔鏡下の胸膜生検組織の免疫染色でリンパ管の拡張が確認され,黄色爪を欠く黄色爪症候群を強く疑った. 2005年に右肺に結節影を指摘され,経気管支肺生検にて好酸球浸潤を伴う壊死性肉芽腫を認めた経過から寄生虫疾患の関与を否定できないが,明らかな発症の原因は不明であった.結語.難治性の胸水貯留とリンパ浮腫をみた場合,本症候群を鑑別の1つに挙げる必要があり,胸膜生検は診断の一助になると思われた.
抄録全体を表示
-
青山 万理子, 三好 孝典, 露口 勝, 日野 直樹, 坪井 光弘
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
661-665
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
背景.気管支炎症性ポリープは,稀な非腫瘍性病変であり,その成立機序は明確ではない.今回,炎症性ポリープの成因としてStenotrophomonas maltophiliaが考えられ,手術を施行した1例を経験したので報告する.症例. 66歳,男性.血痰を主訴に前医を受診し,胸部CTで左B^<1+2>末梢気管支内腔に腫瘤を認め,精査加療目的で当科へ紹介となった.細径気管支鏡検査を行ったところ,左B^<1+2>内腔にポリープ様腫瘤と白苔付着を認めた.生検では悪性所見はなく,細菌検査でも有意な細菌は検出されなかった.悪性の可能性が完全に否定できなかったため,胸腔鏡下S^<1+2>区域切除を施行した.肉眼では,腫瘤はB^<1+2>内腔に突出しており,病理所見では,腫瘍性変化はなく,慢性炎症所見を認めた.後日,組織の培養検査よりStenotrophomonas maltophiliaが検出され,気管支炎症性ポリープの要因の1つと考えられた.
抄録全体を表示
-
坂口 幸治, 堀尾 裕俊
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
666-670
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
背景.気管支分岐異常の出現頻度は0.6%程度であり,その約70%が転位気管支である.転位区域気管支は右上葉の異常が約70%といわれるが,今回転位気管支を伴った右上葉肺癌の2手術例を経験したので報告する.症例1. 81歳男性.胸部CTで右S^3に大きさ5.6×4.5cm大の肺腫瘤を認めた.気管支鏡では右主気管支からB^1の分岐を認めた. B^3aからの細胞診で扁平上皮癌,精査にてcT2bN0M0 Stage IIAと診断し,右上葉切除術を施行した. B^2+B^3はSweet法の方向で転位気管支B^1とともにstaplerで一括処理した.症例2. 83歳男性.胸部CTで右S^1に3.7×3.0cm大の肺腫瘤を認めた.気管支鏡では右B^1とB^3の共通幹が気管右壁から直接分岐し,B^2は中間幹のB^6の中枢側で分岐を認めた. B^1aからの細胞診で扁平上皮癌,精査にてcT2aN0M0 Stage IBと診断し,右上葉切除術を施行した.上葉支,転位気管支それぞれをOverholt法の方向でstapler処理した.結語.気管支分岐異常の葉切除において,術前には十分な精査を行い手術にも注意が必要である.
抄録全体を表示
-
立原 素子, 田村 大介, 畠山 由記久, 新家 治子, 堀 朱矢, 石川 結美子, 櫨木 暢子, 小林 和幸, 船田 泰弘, 小谷 義一, ...
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
671-676
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
背景.肺末梢小型病変に対する仮想気管支鏡ナビゲーションシステムの有用性は広く知られてきているが,肺門・縦隔気管支壁外病変に対する穿刺ガイドとしての報告はない.症例. 49歳,女性.呼吸困難を自覚して近医を受診した.胸部造影CTにて左肺動脈に接して腫瘍が認められたため,当科紹介受診となった.気管支鏡検査では腫瘍は気管支に表出しておらず,腫瘍が存在すると考えられたB^<1+2>c背側部を穿刺したが,病理学的な診断に至らなかった.再検として仮想気管支鏡ナビゲーションシステムを併用した経気管支針吸引(TBNA)を行うこととした.仮想気管支鏡ナビゲーションでは腫瘍はB^<1+2>a入口部上背側に位置しており,同部位を穿刺したところ,出血も少なく,組織も採取でき,肺MALT(mucosa-associated lymphoid tissue)リンパ腫の確定診断をしえた.結論.肺門・縦隔気管支壁外病変に対する経気管支鏡的診断は,腫瘍の存在部位が同定できないため困難となる場合が多い.仮想気管支鏡ナビゲーションシステムは,肺門・縦隔気管支壁外病変に対するTBNAの診断支援にも有用であると考えられた.
抄録全体を表示
-
桂田 雅大, 出雲 雄大, 松元 祐司, 土田 敬明, 笹田 真滋
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
677-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
河手 絵理子, 高柳 昇, 渡邉 崇靖, 桐生 育美, 劉 櫂, 山本 学, 合地 美奈, 太田 池恵, 田村 仁樹, 石黒 卓, 高久 洋 ...
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
677-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
田中 邦英, 多賀谷 理恵, 新明 卓夫, 安藤 幸二, 佐治 久, 栗本 典昭, 高木 正之, 中村 治彦
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
677-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
米山 礼美, 古川 欣也, 片場 寛明, 斎藤 誠, 洪 建偉, 矢野 陽子, 森下 由紀雄
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
677-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
真木 充, 坪地 宏嘉, 遠藤 哲哉, 遠藤 俊輔
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
677-678
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
渡邉 泰治, 武政 聡浩, 宮尾 智之, 奥富 泰明, 奥富 朋子, 藤松 孝旨, 森田 弘子, 町田 安孝, 横山 達也, 曽田 紗世, ...
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
678-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
続 敬之, 酒巻 雄一郎, 巴山 紀子, 阪口 真之, 結城 秀樹, 中村 守男
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
678-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
酒井 友子, 岡本 師, 玉岡 明洋, 日下 祐, 榊原 里江, 柴田 翔, 瀬間 学, 貫井 義久, 立石 知也, 古澤 春彦, 土屋 公 ...
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
678-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
古賀 暖子, 小山 良, 加藤 三春, 推名 健太郎, 竹川 英徳, 高木 陽, 吉見 格, 長岡 鉄太郎, 菊地 賢, 高橋 和久
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
678-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
大木 康成, 大西 司, 齋藤 光次, 田澤 咲子, 平井 邦朗, 宮田 祐人, 村田 泰規, 大田 進, 鈴木 慎太郎, 石田 博雄, 白 ...
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
678-679
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
富永 慎一郎, 鎌倉 栄作, 片柳 真司, 藤原 高智, 三ツ村 隆弘, 矢野 尚, 夏目 一郎, 小松崎 恵子, 大河内 稔
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
679-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
中橋 宏充, 佐伯 祐典, 北沢 伸祐, 小林 敬祐, 山本 純, 井口 けさ人, 菊池 慎二, 酒井 光昭, 後藤 行延, 鬼塚 正孝, ...
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
679-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
大場 智広, 和田 翔子, 松林 南子, 川辺 梨恵, 奥田 良, 小出 卓, 天野 雅子, 松島 秀和, 佐藤 博之, 東海林 琢男, 安 ...
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
679-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
齊藤 裕子, 山本 真一, 滝 雄史, 峯岸 健太郎, 中野 智之, 手塚 憲志, 長谷川 剛, 遠藤 俊輔, 大圃 美穂, 細野 達也, ...
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
679-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
豊田 行英, 藤原 大樹, 高橋 好行, 飯田 智彦, 柴 光年
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
679-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
石田 渉, 河野 匡, 藤森 賢, 酒瀬川 浩一, 松井 啓夫, 原野 隆之, 鈴木 聡一郎, 福井 雄大, 川島 峻, 高本 尚弘
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
679-680
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
木村 祐美子, 田中 希宇人, 長谷川 司, 荒井 亮輔, 大森 奈緒, 佐山 宏一
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
680-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
大島 穣, 氷室 直哉, 富田 由里, 片岡 大輔, 野中 誠, 門倉 光隆
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
680-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
中澤 真理子, 藤田 一喬, 金澤 潤, 角田 義弥, 根本 健司, 林 士元, 高久 多希朗, 林原 賢治, 齋藤 武文
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
680-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
佐野 文俊, 北見 明彦, 大橋 慎一, 林 祥子, 鈴木 浩介, 植松 秀護, 神尾 義人, 小玉 春菜, 肥田 典子, 〓原 洋輔, 藤 ...
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
680-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
渡邊 勇人, 坪井 正博, 椎野 王久, 永島 琢也, 乾 健二, 橋本 佑輔, 長井 堅次郎, 渡邉 恵介, 三科 圭, 篠田 雅宏, 都 ...
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
680-681
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
稲毛 輝長, 中島 崇裕, 坂入 祐一, 佐田 諭己, 尹 貴正, 山本 高義, 鎌田 稔子, 森本 淳一, 鈴木 秀海, 田川 哲三, 岩 ...
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
681-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
山口 公一, 上野 学, 鈴木 雅文, 高野 峻一, 山口 彩, 竹村 仁男, 増渕 裕朗, 神戸 将彦, 北原 信介, 折居 美波, 原 ...
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
681-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
清水 麗子, 武井 秀史, 平田 佳史, 相原 健一, 橘 啓盛, 河内 利賢, 苅田 真, 中里 陽子, 長島 鎮, 近藤 晴彦, 呉屋 ...
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
681-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
-
福田 祐樹, 杉山 亜斗, 井上 慶明, 青木 耕平, 泉 陽太郎, 儀賀 理暁, 中山 光男
原稿種別: 本文
2013 年 35 巻 6 号 p.
681-
発行日: 2013/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー