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露木 俊, 藤井 伸哉, 安井 牧人, 千秋 智重, 藤森 芳郎, 渡邉 大樹, 吉田 哲矢, 菱沼 典正, 小林 正嗣, 大久保 憲一
2021 年 43 巻 4 号 p.
377-382
発行日: 2021/07/25
公開日: 2021/08/25
ジャーナル
フリー
背景.悪性腫瘍による気管支閉塞は治療に難渋する.症例.61歳男性.血痰,咳嗽,呼吸困難を認め救急搬送.来院時高度の呼吸不全を呈し,胸部CTにて気管分岐下から連続した腫瘍性病変により左主気管支内腔は閉塞していた.気管内挿管を施行したが呼吸不全が改善せず,体外式膜型人工肺(extracorporeal membrane oxygenation:V-V ECMO)を導入のうえ,上部消化管用高周波止血鉗子により腫瘤の摘除を行い,左主気管支閉塞の改善を認めた.生検組織診と合わせて左下葉原発肺扁平上皮癌Stage IIIBと診断,化学放射線療法を施行したところ腫瘍の著明な縮小を認めたが,左気管支食道瘻を併発した.食道ステント,気管ステントの適応外と判断されたため,食道バイパス術を施行し経口摂取可能となった.結語.気道閉塞を伴う高度呼吸不全症例において,V-V ECMO導入下に焼灼を伴う気道内処置が可能であった.また,食道バイパス術により経口摂取を獲得することができた.
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光星 翔太, 四手井 博章, 高圓 瑛博, 青島 宏枝, 前田 英之, 井坂 珠子, 長嶋 洋治, 岡本 高宏, 神崎 正人
2021 年 43 巻 4 号 p.
383-387
発行日: 2021/07/25
公開日: 2021/08/25
ジャーナル
フリー
背景.顆粒細胞腫(granular cell tumor:GCT)は,Schwann細胞由来の比較的稀な腫瘍である.呼吸器に発生するGCTは大部分が気管・気管支発生で,肺原発は極めて稀とされる.症例.40歳代,女性.3年前,甲状腺癌術前の胸部CTにて右肺上葉に2 cm大の腫瘤を認め,経過観察されていたが,悪性腫瘍を否定できず精査・加療目的で当科紹介となった.本人の希望により経過観察となり,1年後の胸部CTで腫瘤は増大傾向,右S2は閉塞性肺炎像を認めた.気管支鏡検査で右B2は完全閉塞し,確定診断に至らず,精査加療目的で手術の方針となった.胸腔鏡下に右上葉切除術を施行した.病理診断は肺GCTであった.結論.小型肺結節4年の経過により閉塞性肺炎を生じ切除後判明した肺GCTの1例を経験したので,報告した.
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末吉 国誉, 小島 史嗣, 大坪 巧育, 廣田 晋也, 板東 徹
2021 年 43 巻 4 号 p.
388-392
発行日: 2021/07/25
公開日: 2021/08/25
ジャーナル
フリー
背景.中枢神経系外に発生する髄膜腫は稀であり,とりわけ肺原発髄膜腫の報告は国内外合わせても数十例に留まる.今回われわれは,画像所見で肺癌を疑い,切除支援気管支鏡下肺マッピング(virtual-assisted lung mapping:VALMAP)を併用して肺部分切除を行うことで診断および治療し得た肺原発髄膜腫の症例を経験したので報告する.症例.68歳,男性.胸部CT検査で左肺下葉の縦隔側に経時増大する6.8 mm の充実性結節が指摘された.原発性肺癌cT1aN0M0の疑いで,術前のVALMAPによる腫瘍近傍の色素マーキングを参考に,胸腔鏡下左下葉部分切除術を行った.迅速病理組織検査で髄膜腫様の所見だったため,手術を終了した.永久病理標本の組織学的・免疫組織学的評価では移行型髄膜腫(WHO grade I)の診断であり,頭部および脊髄画像評価において中枢神経髄膜腫が否定されたことと合わせて,肺原発髄膜腫と診断した.結論.増大傾向を示す肺腫瘤の鑑別として肺原発髄膜腫も考慮することが望ましいが,疾患頻度の観点から術前予想は困難なことが多い.本症例ではVALMAPを補助的に用いることで病変の位置の推定が容易になり,肺切除範囲を小さく抑えられた.
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山内 浩義, 中山 雅之, 吉住 直子, 齊藤 健也, 内山 歩, 大貫 次利, 間藤 尚子, 山本 真一, 坂東 政司, 萩原 弘一
2021 年 43 巻 4 号 p.
393-398
発行日: 2021/07/25
公開日: 2021/08/25
ジャーナル
フリー
背景.気道ステント留置の有益性についての報告は多数あるが,気道ステント抜去について考察した報告は少ない.症例.40歳男性.原発性肺腺癌で,右肺上葉切除術後(pT2aN2M0 stage IIIA)に再発を認め,化学療法を施行した.気管狭窄および気管食道瘻を認めたため,気管にDumon Yステントを留置した.その後の約2年間,化学療法を行いながらステント内に貯留した痰を除去するための気管支鏡処置を計29回要した.気道ステント抜去後には,気管切開やスピーチカニューレ交換および吸引チューブによる吸痰処置を必要とする場面はあったものの,気管支鏡処置はほぼ不要であった.結論.肺癌終末期に気道ステントを抜去することで,本人の苦痛の一因であった気管支鏡処置の必要性を最小限にした.
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清水 翔平, 林 誠, 張 秀一, 藤嶋 彬, 刑部 優希, 井上 大輔, 山﨑 洋平, 山口 史博, 横江 琢也, 鹿間 裕介
2021 年 43 巻 4 号 p.
399-403
発行日: 2021/07/25
公開日: 2021/08/25
ジャーナル
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背景.気管支胆汁瘻は気管支と胆道が交通する稀な疾患であり,治療法は確立されていない.症例.65歳男性.上行結腸癌で結腸切除術と術後化学療法を施行され,2年後に肝転移の診断で腹腔鏡下肝右葉切除術と胆囊摘出術が施行された.肝切除部位に胆汁漏を認めたものの無症状のため経過観察となっていた.10か月後に突然胆汁様喀痰が出現し,重症肺炎として入院し,人工呼吸器管理となった.胸部CTで気管支胆汁瘻が疑われたが,全身状態不良で透視室への移動が困難であり,胆汁貯留部位への経皮ドレナージは困難であった.それゆえ,ベッドサイドで気管支鏡検査を施行し,右B9より胆汁様喀痰を認めた.右B9bにEndobronchial Watanabe Spigot(EWS)を挿入したところ,胆汁様喀痰の消失とともに呼吸状態は改善した.人工呼吸器を離脱し,透視下での経皮ドレナージが施行された.結語.ベッドサイドでのEWS挿入は,全身状態不良な気管支胆汁瘻に対して一時的だが有効な治療法であると考えられる.
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中山 絵美, 北村 知嵩, 濵田 恵理子, 前倉 俊也, 中村 孝人
2021 年 43 巻 4 号 p.
404-410
発行日: 2021/07/25
公開日: 2021/08/25
ジャーナル
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背景.一般的に,経気管支肺生検で多発血管炎性肉芽腫症(granulomatosis with polyangiitis:GPA)に特徴的な組織所見を得ることは難しい.症例.76歳男性.胸膜肥厚に対する経過観察目的の胸部CTで,両側肺野の多発結節・腫瘤影を認めた.3日後の造影CTで結節・腫瘤影は増大し,感染性肺疾患を疑い抗菌薬投与を開始した.しかし結節・腫瘤はさらに増大を認め,第4病日に右B3bで経気管支肺生検(transbronchial lung biopsy:TBLB)を施行した.第6病日にproteinase 3抗好中球細胞質抗体(proteinase 3 anti-neutrophil cytoplasmic antibody:PR3-ANCA)48.4 U/mlが判明し,第7病日に組織検査で肉芽腫様病変,壊死組織中の小動脈壁の断裂,地図状壊死を認めた.腎病変はなく副鼻腔に病変を認め,限局型GPAと診断した.第8病日にシクロフォスファミド水和物750 mg/body,第9病日にプレドニゾロン70 mg/日の投与を開始した.結論.活動期にあるGPAの診断にTBLBは有用な可能性がある.
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Satoshi Etori, Fumiko Kobayashi, Shinichi Takeda, Masanori Fukuhara, Y ...
2021 年 43 巻 4 号 p.
411-414
発行日: 2021/07/25
公開日: 2021/08/25
ジャーナル
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Introduction. Brentuximab vedotin (BV) is a CD30-directed antibody-drug conjugate. It is indicated for the treatment of CD30-expressing malignant lymphomas, such as CD30-expressing Hodgkin's lymphoma. Detailed case reports of BV-induced lung injuries are rare. We herein report a case of drug-induced lung injury caused by BV. Case. The patient was an 82-year-old Japanese woman who had been diagnosed with diffuse large B-cell lymphoma. BV was used as third-line chemotherapy for relapsed CD30-positive lymphoma. Fifteen days after the third BV infusion, the patient experienced dyspnea on exertion. Chest computed tomography showed bilateral diffuse ground-glass opacities. Bronchoalveolar lavage revealed an increase in the number of lymphocytes (52%), and a transbronchial lung biopsy confirmed the presence of interstitial fibrosis associated with lymphocytic infiltration. She was diagnosed with BV-induced lung injury based on the temporal association between the use of BV and the development of lung injury, recovery following drug discontinuation, and the exclusion of all other possible causes. Conclusion. We herein report a case of drug-induced lung injury caused by BV. Bronchoscopy should be performed to rule out any other diseases when diagnosing drug-induced lung injury caused by BV. In addition, the clinical course should be carefully monitored in such cases.
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山本 千恵, 木村 吉成, 竹内 義人, 二村 俊, 澤田 凌, 原田 大司
2021 年 43 巻 4 号 p.
415-420
発行日: 2021/07/25
公開日: 2021/08/25
ジャーナル
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緒言.肝切除後に生じた気管支胆管瘻に対しEndobronchial Watanabe Spigot(EWS)による気管支充填術を施行した1例を経験した.症例.67歳男性,大腸癌肝転移に対する肝右葉切除術より2週間後,気管支胆管瘻を発症した.胆道再建術や肝性脳症の既往および原病の進行から外科的や消化器内視鏡的治療は困難であった.経皮経肝胆管造影下瘻孔塞栓術を施行したものの部分奏功に留まり,気管支鏡下でEWSによる気管支充填術を施行した.その結果複数の瘻孔を閉鎖でき,再燃までの約2カ月半の間,胆汁痰や咳嗽は消失し,症状緩和および患者のQOLの改善が示された.結論.気管支胆管瘻に対するEWSを用いた気管支充填術は外科的治療や胆管介入治療の代替術式として安全かつ有効な治療の選択肢となりうる.
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濵田 恵理子, 中山 絵美, 前倉 俊也, 中村 孝人, 森山 寛史
2021 年 43 巻 4 号 p.
421-425
発行日: 2021/07/25
公開日: 2021/08/25
ジャーナル
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背景.超硬合金は,炭化タングステンと約10%のコバルトの合金である.超硬合金肺は,超硬合金を使用または製造する労働者やダイヤモンド研磨者に起こる慢性呼吸器疾患であり,微細粉塵となった超硬合金の吸入が原因である.症例.41歳男性.7年前よりサージカルマスク使用下で超硬合金の研磨作業をしていた.1年前より咳嗽が出現し,健診の胸部X線で両側下肺野の網状影を指摘され,当科紹介受診となった.CTでは両側下葉に微細な粒状影を認め,職業歴と画像所見から超硬合金肺が疑われた.気管支肺胞洗浄・経気管支肺生検の結果,肺胞洗浄液中には多核巨細胞を認め,初期の多核巨細胞を疑う核の集合像を伴う間質性肺炎の組織像を認めた.気管支鏡検体の元素分析の結果,タングステンを確認したことより,超硬合金肺と確定診断した.結論.経気管支肺生検,気管支肺胞洗浄,元素分析で診断した超硬合金肺の1例を経験した.職業歴から超硬合金肺を疑った時は,CTで病変が軽微であっても気管支鏡検査を行っていくべきである.
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足立 泰志, 坂口 泰人, 西岡 憲亮, 北岡 文, 平山 寛, 谷﨑 潤子, 松本 和也, 高橋 憲一
2021 年 43 巻 4 号 p.
426-430
発行日: 2021/07/25
公開日: 2021/08/25
ジャーナル
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背景.難治性気胸や有瘻性膿胸における気管支瘻孔の治療として,Endobronchial Watanabe Spigot(EWS)を用いて瘻孔閉鎖を行う手技はいくつか報告されている.当科ではEWS体部の長軸方向にループを2か所並ぶように作成し,ガイドワイヤをループ内に通して,把持鉗子でEWSを目的気管支まで誘導できる,Two-loop cable car法を新たに考案した.症例.75歳,男性.上葉肺癌切除後の残存右下葉第2肺癌に対して右下葉部分切除後に右B6bが気管支瘻孔となり有瘻性MRSA膿胸を発症した症例に対して,2回のTwo-loop cable car法によってB6biとB6bにEWSを挿入して瘻孔閉鎖術を施行し,有瘻性MRSA膿胸を治癒し得た.術後6か月で膿胸の再燃はみられていない.結論.Two-loop cable car法はEWS挿入の際に操作性と視野を向上させることで充填困難な気管支へのEWSの挿入に有用な手段である.
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渡邊 梓月香, 佐藤 亮太, 川島 正裕, 大島 信治, 赤川 志のぶ, 田村 厚久, 松井 弘稔, 木谷 匡志
2021 年 43 巻 4 号 p.
431-436
発行日: 2021/07/25
公開日: 2021/08/25
ジャーナル
フリー
背景.超硬合金肺は,超硬合金粉塵,特にコバルトの吸入による職業性肺疾患である.曝露歴と肺組織での超硬合金成分の証明が診断には重要である.症例1.49歳男性.防塵マスクの使用なく超硬合金加工業に従事.咳嗽,発熱,呼吸困難で受診した.胸部単純CTで両肺に多発粒状影と下葉胸膜側優位の囊胞性変化を認めた.経気管支肺生検でコバルトやタングステンなどを検出し,超硬合金肺と診断した.曝露回避とステロイド内服治療で部分的な改善を認めた.症例2.27歳男性.防塵マスクの使用なく超硬合金加工業に従事.咳嗽,呼吸困難で受診した.経気管支肺生検で超硬合金成分を認めた.自然気胸を繰り返していたが,退職後は気胸の再発なく,肺活量の改善を認めた.結論.経気管支肺生検組織で元素分析を行い,超硬合金成分を同定した2例を経験した.外科的肺生検が難しい低肺機能例などでは,気管支鏡検査での超硬合金成分の証明は診断に有用である.
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森 彰平, 原田 愛倫子, 重盛 林太郎, 加藤 大喜, 柴﨑 隆正, 松平 秀樹, 平野 純, 大塚 崇
2021 年 43 巻 4 号 p.
437-441
発行日: 2021/07/25
公開日: 2021/08/25
ジャーナル
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背景.胸腺腫再発による中枢気道への進展は稀であるが,呼吸苦の症状はquality of lifeを著しく低下させる.中枢気道閉塞に対し,硬性気管支鏡によるインターベンションが行われることがある.症例.53歳,女性.20年前に胸腺腫に対して胸腺摘出術,上大静脈・心膜合併切除が施行された.病理診断はtype B2,正岡III期.術後7年で右肺門近傍に局所再発巣が出現し,化学療法と陽子線治療が施行されたが緩徐に増大した.術後20年目には右主気管支内へポリープ状に進展した腫瘍が左主気管支に及び,著しい呼吸苦を呈した.硬性気管支鏡下で高周波スネアを用いて腫瘍減量術が施行され,呼吸苦は著明に改善した.6か月後に腫瘍が再増大し呼吸苦が出現したため,2回目の腫瘍減量術を同様に行った.さらに6か月経過したが,症状は安定している.結論.胸腺腫の気道内進展により呼吸苦や窒息の危険がある場合,積極的に硬性気管支鏡下でのインターベンションを考慮する価値がある.
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東條 裕, 鈴木 眞奈美, 綿貫 善太, 齊藤 涼子, 大藤 高志, 岡田 信司
2021 年 43 巻 4 号 p.
442-447
発行日: 2021/07/25
公開日: 2021/08/25
ジャーナル
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背景.血管免疫芽球性T細胞リンパ腫(angioimmunoblastic T-cell lymphoma:AITL)に肺病変を伴うことがあるが,これまでにびまん性粒状影の報告はない.症例.72歳男性.発熱,リンパ節腫脹,末梢血好酸球増多・リンパ球減少があり,胸部CTで両側肺野の多発粒状影を認め精査のため入院した.可溶性インターロイキン2受容体が高値で,悪性リンパ腫が疑われた.気管支肺胞洗浄液(bronchoalveolar lavage fluid:BALF)では好酸球37%,リンパ球1%であった.経気管支肺生検組織では肺動脈壁に異型T細胞の浸潤を認めたが,少数のため診断には至らなかった.頸部リンパ節生検を行い,AITLの診断となった.結論.びまん性の粒状影と好酸球増多を末梢血,BALFで認めたAITLの症例を経験した.確定診断にはリンパ節生検が必要なことが多く,本疾患を念頭に置いた検査が必要である.
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石川 立, 澤井 健之, 高橋 晴香, 堀部 亮多, 田中 康正, 橋本 みどり, 西山 薫, 千葉 弘文
2021 年 43 巻 4 号 p.
448-452
発行日: 2021/07/25
公開日: 2021/08/25
ジャーナル
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背景.肺癌生検後に肺化膿症を併発した場合は治療に難渋することがある.症例.63歳男性.慢性腎不全に対して血液透析をしていたところ,胸部異常影を指摘され,紹介された.CTで右上葉S2に4 cm大の腫瘤があり,気管支鏡検査を施行したところ右B2bが狭窄していた.経気管支生検で小細胞癌の診断となった.生検後に肺癌に一致して肺化膿症を併発したため,抗菌薬加療を行ったが改善しなかった.肺癌の縮小による気管支狭窄の改善を試み,慎重に化学療法を行った.さらに気管支鏡的に排膿を行うことによって,肺化膿症は治癒した.その後,肺癌に対する化学放射線療法に移行することが可能となり,長期生存を得られている.結論.経気管支生検後に併発した肺化膿症に対する気管支鏡的排膿は有用である.本症例は,感染症の治療をしながら肺癌に対する化学療法も継続することが可能であった.
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