日本血栓止血学会誌
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14 巻, 3 号
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総 説
第25回日本血栓止血学会
原 著
  • 射場 敏明, 木所 昭夫, 福永 正氣, 須田 健, 後藤 秀之, 川畑 貞美
    2003 年 14 巻 3 号 p. 253-259
    発行日: 2003年
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    sepsisにおいてFDPとD-dimer値の挙動は, 必ずしも一致しないことが知られている. 今回, 両者の特性を明らかにすることを目的とした.[方法]臨床的にsepsisと診断された42例において診断日と診断後3日目にFDPとD-dimerの測定し, 両者を比較した. [結果と 察]18例ではmultipleorgan dysfunction syndrome(MODS)の合併がみられた(MODS群). Sepsis発症時におけるFDP値は, MODSを合併しなかったnon-MODS群, MODS群間で差はみられなかったが, D-dimer値はMODS群において有意に高値であった(p< 0. 05). 一方発症後3日目におけるFDP, D-dimer値はいずれもMODS群が高値を示した. D-dimer/FDP比の比較では発症日, 発症3日後でともにMODS群が有意に高値を示した(p< 0. 01). sepsisではD-dimerは早期から上昇がみられ, MODS発症の予測に有用と考えられた.
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