日本血栓止血学会誌
Online ISSN : 1880-8808
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24 巻 , 3 号
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特集「血栓止血制御のレギュラトリサイエンス」
  • 池田 浩治
    2013 年 24 巻 3 号 p. 263-268
    発行日: 2013/06/01
    公開日: 2013/07/03
    ジャーナル フリー
  • 佐瀬 一洋
    2013 年 24 巻 3 号 p. 269-281
    発行日: 2013/06/01
    公開日: 2013/07/03
    ジャーナル フリー
    抗血小板療法は諸刃の剣である.
    疫学研究やアウトカム評価の結果で心血管イベント抑制というメリットが大出血というデメリットを上回れば,ハイリスク患者に対する抗血小板薬の社会的意義を理解する事は難しくない.
    しかしながら,解熱や鎮痛といった効果が分かりやすい薬剤,あるいは糖尿病,高血圧症,脂質異常症等のサロゲート・マーカーが存在する疾患とは異なり,二次予防(再発予防)あるいは一次予防(高リスク患者の血栓症予防)における抗血小板薬の臨床的効果は見えにくい.更に,不幸にして大出血という合併症を経験した患者やその家族にとっては,そのデメリットが強く印象づけられる.
    いわゆるドラッグ・ラグの問題,あるいは副作用被害救済の問題等を勘案すると,わが国の独自性のみを強調するのではなく,遺伝的因子や環境的因子を断面的かつ縦断的に評価しつつ国際化を進めることが急務である.また,バイアスや利益相反に配慮しつつ産学官が連携し,診断と治療のガイドライン作成やバイオマーカーの開発等,抗血小板療法の社会的意義を高める活動も必要である.
    本稿ではアスピリンを基本とする抗血小板療法の過去,現在,未来を俯瞰し,レギュラトリー・サイエンスの重要性とアカデミアの果たすべき役割について検討する.
  • 後藤 信哉
    2013 年 24 巻 3 号 p. 282-285
    発行日: 2013/06/01
    公開日: 2013/07/03
    ジャーナル フリー
    臨床医学では経験が重要である.しかし,個人に蓄積された経験には普遍性がない.普遍性を獲得するためには経験の数値データベース化が必須である.臨床の経験を数値化できれば,万人が共有できる.
    「臨床的仮説」を検証するためには,予め設定したプロトールに則って症例を登録する.仮説の多くは薬剤Aと薬剤Bの有効性,安全性の比較であるためである.登録された症例は薬剤Aと薬剤Bにランダムに割り付けられる.医師,患者ともにどちらの薬剤に割り振られたのが解らない二重盲検とすれば検証された仮説の科学的価値は増す.
    一般的に予後の改善した現在では仮説の検証には万を越える症例の登録が必要である.一国では短期間に大量の症例を集めることができない.国際共同試験が必須となる.各国毎に症例には特徴がある.国際共同試験では世界を代表する標準的症例に適応可能な仮説が検証される.その結果を各国に応用できる保証はない.
トピックス
報告
凝固・線溶・血小板タンパク質の機能発現機構
研究四方山話
  • 金地 泰典
    2013 年 24 巻 3 号 p. 322-325
    発行日: 2013/06/01
    公開日: 2013/07/03
    ジャーナル フリー
    私は現在ウィスコンシン州ミルウォーキーにあるBlood Research Instituteで研究生活を送っています.ここでの研究生活は早くも5年,以前のScripps研究所への留学を含めるとアメリカ滞在8年近くになります.この度血栓止血学会誌の,「海外研究室 Now」への寄稿依頼を頂き,私自身は二度目の研究留学という稀有な例ではありますが,今後海外留学を考える方の少しでも参考になればと思い,筆を執らせて頂きました.
学会見聞録
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