日本血栓止血学会誌
Online ISSN : 1880-8808
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24 巻, 4 号
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特集「静脈血栓塞栓症の血液検査と画像診断:その課題と展望」
  • 山田 典一
    2013 年 24 巻 4 号 p. 351-356
    発行日: 2013/08/01
    公開日: 2013/09/10
    ジャーナル フリー
  • 和田 英夫, 松本 剛史
    2013 年 24 巻 4 号 p. 357-363
    発行日: 2013/08/01
    公開日: 2013/09/10
    ジャーナル フリー
  • 孟 真
    2013 年 24 巻 4 号 p. 364-369
    発行日: 2013/08/01
    公開日: 2013/09/10
    ジャーナル フリー
    深部静脈血栓症の診断には客観的な画像診断が不可欠である.現在,超音波診断法とCT静脈造影(CT venography以下CTV)が主に使用されている.超音波診断法は低侵襲で深部静脈血栓症診断の第一選択である.方法はプローブでの圧迫法を基本としてカラードプラ,パルスドプラを併用する.超音波検査は術者の技量・習熟度が検査成績に影響し,下大静脈/腸骨/下腿領域で診断率が下がってしまう.CT肺動脈造影はすでに急性肺塞栓症の第一選択の画像検査である.CT肺動脈造影撮影後にCTVを行うことは早急な診断を要する病態では適している.CTVは下大静脈,腸骨静脈,大腿静脈,膝窩静脈の描出力は高いものの,静脈径の小さい下腿では分解能に限界がある.腎障害,造影剤アレルギー,被曝線量も問題となる.深部静脈血栓症の診断に関しては超音波検査が第一選択であるが,CTVは肺塞栓症合併例や超音波検査困難例などに施設の現状にあわせて超音波診断の相補的な役割を担い,重要性は増している.
  • 小泉 淳
    2013 年 24 巻 4 号 p. 370-379
    発行日: 2013/08/01
    公開日: 2013/09/10
    ジャーナル フリー
    a.急性胸痛・呼吸困難・失神などから急性肺血栓塞栓症が疑われてショック症状を呈する広汎型患者に対しては,ベッドサイドで低侵襲に施行可能な心臓超音波検査や胸部単純X線写真で拾い上げ,PCPSなどで管理しつつ血管内治療を兼ねた肺動脈造影で確定診断することになる.b.非広汎型では下肢静脈を含めたCTが第一に推奨される.c.ヨード系造影剤の使えないアレルギー,腎機能低下症例や,妊婦,臨床的に強く疑われるのにCTで陰性であった場合(末梢性のshower embolismなど),血栓溶解療法の際の治療効果判定例などに核医学検査を施行する.d.MRIは患者管理の困難性,空間分解能の低さ,撮像時間の長さにやや難があるが,CTを施行できない場合の代替手段として,また血栓のagingやperfusionなど,CT,核医学検査同等以上の情報を提供しうる.
総説
トピックス
2013年度日本血栓止血学会 学術奨励賞
報告
凝固・線溶・血小板タンパク質の機能発現機構
研究四方山話
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