秋田県赤十字血液センターでは,2009年5月から県下医療機関輸血療法委員会への積極的な参加活動を開始した.参加にあたり,依頼文書を血液センターから医療機関施設長及び輸血療法委員会委員長宛てで発送すると共に,血液センター学術担当職員を窓口に,輸血療法委員会委員長,輸血部門担当者へ参加依頼を行った.
輸血療法委員会への参加の実績は2009年6月から2011年3月までで,県内18施設,延べ87回で参加時の血液センターからの情報提供内容としては,2009年の指針の改定について10回,血液製剤の細菌汚染について14回,血液センター業務集約について23回などであった.参加の後,別途に自己血輸血や輸血の実際についての講習会開催に至った事例もあった.
血液センターの輸血療法委員会への積極的参加は,血液センターからの輸血関連情報の提供,意見交換など医療機関との連携をさらに密にするためにも重要と思われる.
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