熱物性
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27 巻, 2 号
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論文
  • 高阪 裕二, 清野 俊, 小川 伸太, 寺井 隆幸
    2014 年 27 巻 2 号 p. 63-68
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/12/31
    ジャーナル フリー
    熱伝導率の異なる二相において,一方の相が他の連続相中に分散して存在する固相のバルク熱伝導率について,分散相の形状・分布及び二相の熱伝導率比が与える影響を有限要素法解析(FEM)を用いて定量的に評価した.その結果,分散相の配置,体積率,二相間熱伝導率比をパラメータとしたバルク熱伝導率との相関を明らかとし,その結果との比較により二相材熱伝導率を評価するSchulz熱伝導率モデル式の適用範囲を明らかにした.
  • 赤松 正人, 安原 薫, 大坂 育央, 臼井 慎弥, 日向野 三雄
    2014 年 27 巻 2 号 p. 69-76
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/12/31
    ジャーナル フリー
    広い温度範囲における熱電対材料の熱物性データベースを構築するため,K型熱電対の正脚材料であるクロメルと負脚材料であるアルメルの定圧比熱容量を入力補償型示差走査熱量計によって温度範囲304K~574Kで測定した.はじめに,最適な昇温走査速度を検討するためにα-Al2O3の比熱容量測定を行った.次に,最適な熱容量比を検討するために,また本熱量計の測定精度を評価するために高純度銅の比熱容量測定を行った.最後に,これらの結果で決定した最適操作条件のもと,クロメルとアルメルの比熱容量測定を行った.測定した比熱容量データを諸家のそれらと比較,検討した.また,アルメルのキュリー温度と本測定データに対するKopp-Neumann法則の適用性も検討した.
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