熱物性
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29 巻, 3 号
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  • 竹林 英樹, 三木 勝夫, 酒井 孝司, 村田 泰孝, 松本 崇史, 和田 進, 青山 泰三
    2015 年 29 巻 3 号 p. 122-128
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/12/01
    ジャーナル フリー
    ヒートアイランド対策技術の一つとして高反射率塗料が注目され,日射反射率の測定方法,製品としての評価方法と基準はJISで規定されている.高反射率塗料を塗布した屋根面の日射反射率が汚れの付着などにより比較的短い時間で低下することが指摘されており,その実態を把握して対策を検討する必要がある.本研究では高反射率塗料が塗布された既存屋根の日射反射率を現場で測定した.また,関東,関西,九州に位置する3大学の屋上に試験板を設置して,日射反射率の経時変化を把握するための暴露試験を実施した.更に,日射反射率の経時変化の促進試験の可能性を検討するため,国内外の促進試験方法をレビューし,それらを参照して試験を試行した.
  • 田中 三郎, 小川 清, 佐々木 直栄
    2015 年 29 巻 3 号 p. 129-134
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/12/01
    ジャーナル フリー
    近年,二次冷媒として様々な種類のブラインが使用されており,環境負荷が小さい酢酸カリウムに注目が集まっている.本研究では,酢酸カリウム水溶液の基本的な物性である屈折率,密度,比熱および粘性率に及ぼす温度および濃度の影響を調べ,実験式を作成した.屈折率および比熱の測定温度範囲は5~50℃,密度の場合は0~70℃,粘性率の場合は0~50℃であり,屈折率,密度および比熱の測定濃度範囲は0.0~50.0 wt%,粘性率の場合は10.0~50.0 wt%であった.屈折率,密度および粘性率は温度の上昇に伴って減少し,濃度の増加に伴って増加した.比熱は温度の上昇に伴って増加し,濃度の増加に伴って減少した.
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