熱物性

光ファイバ局所湿度計を用いた透湿度測定法の提案

田中宏史

1991 年 5 巻 2 号 p. 70-75
発行日: 1991/04/20
公開日: 2010/03/16

DOIhttps://doi.org/10.2963/jjtp.5.70

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空気中の水蒸気の非定常一次元一方向拡散現象を利用して、途中に透湿性の材料がある場合との水蒸気濃度変化の差から試料の透湿度を求める新しい測定方法が提案されている。局所の水蒸気濃度の変化の測定には光ファイバ局所湿度計が用いられ、数値解析結果と比較することにより、透湿度を見かけの拡散係数で評価している。グラスファイバ繊維紙、高分子繊維紙、市販のフェルト布地などの材料の測定結果が示されている。

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宇宙からの地球熱放射の計測

小野晃

1991 年 5 巻 2 号 p. 76-85
発行日: 1991/04/20
公開日: 2010/03/16

DOIhttps://doi.org/10.2963/jjtp.5.76

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地球が発する熱放射を周回軌道から観測することにより、陸域表面や海洋表面、地球大気に関する情報が得られる。地球環境の変動との関連で求められている観測項目と、赤外域での観測の方法を概観する。地球表面と雲の計測、大気の計測、地球放射熱収支の計測のそれぞれについて、その目的、手法、搭載機器を述べる。

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宇宙往還機における大気圏再突入時の熱的諸問題

大垣正信, 小杉健一, 奥山圭一, 中村達三郎

1991 年 5 巻 2 号 p. 86-91
発行日: 1991/04/20
公開日: 2010/03/16

DOIhttps://doi.org/10.2963/jjtp.5.86

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宇宙往還機では空力的問題や構造的問題に加え、熱的問題も大きな課題である。ここでは、宇宙往還機の開発時に想定される種々の熱的問題について述べている。

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レーザ誘起蛍光による火炎内の温度と成分濃度の計測

小宮山正治

1991 年 5 巻 2 号 p. 92-98
発行日: 1991/04/20
公開日: 2010/03/16

DOIhttps://doi.org/10.2963/jjtp.5.92

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レーザ分光法は燃焼場における温度や成分濃度を流れなどの状態を乱さず、十分に早い応答速度で計測が可能である。レーザ分光法の内で、レーザ誘起蛍光はその放出される光強度が比較的強く、また、入射レーザ光の波長を選択することにより、特定の化学種からの誘起蛍光を検出できるため、火炎内のラジカル濃度計測に適している。また、レーザ光学機器の発達に伴い、最近注目を集めている。そこで、本稿ではレーザ誘起蛍光を用いた火炎内の成分濃度と温度の測定について解説する。

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グループ寄与法による有機純物質の熱物性値の推算

星野大輔, 長浜邦雄

1991 年 5 巻 2 号 p. 99-105
発行日: 1991/04/20
公開日: 2010/03/16

DOIhttps://doi.org/10.2963/jjtp.5.99

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多くの推算式のなかにあってグループ寄与法は、物質の構造式のみの情報により物性値が推算できるという非常に優れた特徴を有している。ここでは有機純物質の物性値に対するグループ寄与法の主な推算式ならびに状態方程式について解説する。

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溶解度推算における最近の進歩

恵谷英之, 荒井康彦

1991 年 5 巻 2 号 p. 106-115
発行日: 1991/04/20
公開日: 2010/03/16

DOIhttps://doi.org/10.2963/jjtp.5.106

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溶解度は、化学関連のプロセス設計以外に、高分子材料の製造や生物工学などの新しい分野においても重要な基礎的知見となっている。本稿では、まず溶解度の基礎事項を解説した後に、気体の溶解度に関する4つのトピックスをとりあげ、最近の推算法および理論について概説した。

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PVTの間接的測定法振動式密度計・磁気密度計を中心に

松尾成信

1991 年 5 巻 2 号 p. 116-123
発行日: 1991/04/20
公開日: 2010/03/16

DOIhttps://doi.org/10.2963/jjtp.5.116

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エネルギー変換技術の高度化に関連し、新規物質を含む多様な物質系についての正確な熱物性情報の蓄積が重要視されている。なかでもPVT性質は最も優先順位の高い基礎物性であり、広い温度・圧力範囲における高精度な測定が要求されている。本稿では各種のPVT測定法のうち、特に最近の間接的測定法についてその開発状況を紹介する。

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PROPATH: 流体の熱物性値プログラム・パッケージ第7.1版

プロパス・グループ , 伊藤猛宏

1991 年 5 巻 2 号 p. 124-133
発行日: 1991/04/20
公開日: 2010/03/16

DOIhttps://doi.org/10.2963/jjtp.5.124

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流体の熱物性値を計算するFORTRAN77の関数型汎用プログラム・パッケージ “PROPATH” の最新バージョンの特徴とパーソナルコンピュータ上での使用法、 C言語からの呼出し方などについて解説した。

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パルス状加熱を用いた熱物性測定

松本毅

1991 年 5 巻 2 号 p. 134-141
発行日: 1991/04/20
公開日: 2010/03/16

DOIhttps://doi.org/10.2963/jjtp.5.134

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導電性の試料を1秒以内の短時間のうちに通電加熱して、超高温に至る複数の熱物性値を測定するパルス通電加熱法や、超音波浮上させた試料にパルスレーザーを照射して比熱を測定するパルスレーザー加熱法は、加熱技術や高速の放射測温技術などの発達とともに飛躍的な発展を遂げ、将来有力な高温における多重熱物性測定方法となることが期待される。そこで本稿ではこれらの測定方法の原理及び現在の研究状況について述べるとともに、その将来を展望する。

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高分子材料の線膨張率測定法の共同実験

測定法の規格化のために

岡路正博

1991 年 5 巻 2 号 p. 142-146
発行日: 1991/04/20
公開日: 2010/03/16

DOIhttps://doi.org/10.2963/jjtp.5.142

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最近の各種新素材の開発の進展及び急速な普及に伴い、それらの種々の物性値に対する評価方法の標準化が強く求められるようになってきた。本稿では、特に高分子材料を対象とした線膨張率の測定方法の標準化 (JIS規格化) を進める上で実施した、共同実験の概要及び得られた測定結果について述べる。

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数値シミュレーションモデルを用いた気候変化の予測

加藤央之, 西宮昌

1991 年 5 巻 2 号 p. 147-148
発行日: 1991/04/20
公開日: 2010/03/16

DOIhttps://doi.org/10.2963/jjtp.5.147

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代替フロンに関する研究の現状

福島正人

1991 年 5 巻 2 号 p. 149-151
発行日: 1991/04/20
公開日: 2010/03/16

DOIhttps://doi.org/10.2963/jjtp.5.149

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代替フロンに関する研究の動向

矢田直之

1991 年 5 巻 2 号 p. 152-153
発行日: 1991/04/20
公開日: 2010/03/16

DOIhttps://doi.org/10.2963/jjtp.5.152

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