電磁蓄勢式熔機に關する基本的の考察事項に就いては,前報告に詳述しておいた.本報告は前報告の考察事項の中,一次囘路を遮断翻した場合に二次に發塗すべき電流値に關する實驗研究結果を誌すもので,理論式による計算値と實驗値とが極めてよく一致することを示し,以てこの種熔接機設計の基礎を與へた.又遮斷に伴ふ電弧エネルギ,電弧電壓,遮斷時間等に就いても術べてゐる.
一次遮斷方式としては,電磁開閉器による断方式の外に,第16岡の如く放電管と静電容量とを以て行ふ方式が考へられるが,この場合の現象も簡単に術べておいた.
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