溶接学会誌
Online ISSN : 1883-7204
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52 巻, 7 号
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  • 中原 征治
    1983 年 52 巻 7 号 p. 578-584
    発行日: 1983/09/05
    公開日: 2011/08/05
    ジャーナル フリー
  • 堀川 浩甫
    1983 年 52 巻 7 号 p. 585-594
    発行日: 1983/09/05
    公開日: 2011/08/05
    ジャーナル フリー
    世界経済が高度成長期から低成長期へと移行した現在,橋梁を新設するばかりでなく,耐用年数50~60年と考えられている既設橋梁をより長く使用する必要性が高まっている.そのためにはどのような維持・管理を施し,手を加えなければならないものについてはどのような補強・補修が適切かということを知ることは大切である.これは日本だけに限られたテーマではなく,世界各国共通のテーマである.
    このような背景のもとで昨年IABSEが二つの国際会議を開催し,各国が抱えている問題ならびに情報の交換が行われた.
    本報では,まずこの国際会議の概要を報告する.続いて既に報告されている橋梁の損傷例を主原因別に分類し,溶接構造物の破壊を考えるとき注意を要すると思われる座屈による破壊,脆性破壊,疲労破壊の例を紹介する.最後に最近わが国で生じた橋梁の損傷例のいくつかを紹介する.
  • 西田 親一
    1983 年 52 巻 7 号 p. 594-605
    発行日: 1983/09/05
    公開日: 2011/08/05
    ジャーナル フリー
    破損事例を調査しその原因を究明し対策をたてることは,その後の事故の再発防止やさらには実用的設計指針への活用が期待できるので,極めて効果的と考えられる.
    本報告は,実機部材の破損事例四件を調査解析し,その後の破損防止に結びつけた場合について述べる.いずれの破損例も溶接部が破損に起因している.すなわち,それぞれの破損起点は,事例1では圧延機スタンドの肉盛補修溶接部,事例2ではアンローザ・イラコサイザの重ね継手すみ肉溶接部,事例3ではメッキ釜のかどすみ肉溶接部,そして事例4では油圧ジァッキ反力受げのアークストライクとなっている.
    いずれの場合も,設計・製作・補修または使用条件の適正化により,破損防止に繋ぐことができる.
  • 宮田 隆文
    1983 年 52 巻 7 号 p. 606-614
    発行日: 1983/09/05
    公開日: 2011/08/05
    ジャーナル フリー
    船殻構造は,複雑で大きくしかもその大半が溶接継手にて構成されているために,工作時に発生する溶接変形は多種多様で,その量も膨大なものとなる.そのために,どの造船所においても古くから溶接変形の防止には積極的に取り組み,多くの工夫がなされてきたものの,今もなおその対策に多大の時間を費しているのが現状である.本稿では6万重量トンの撤積船を例に,設計から進水までの各工程に沿って,変形の防止法別にできるだけ多くの対策事例を掲げるとともに,上部構造の歪取りについても簡単に触れてみた.
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