国立国会図書館が収集し所蔵している和図書の書誌目録情報をデータベース化したJ-BISCの使用経験を報告する。JAPAN/MARCのCD-ROM版であるJ-BISCは,パソコン機器で手軽に使用できるため,1988年5月に販売開始以来,急速に利用が広がっており、同年末にはすでに200余りの機関が導入し利用している。J-BISCは,国内に広くゆきわたっている多機種のパソコンに対応していることや操作が簡単で導入に際して有りがちなトラブルもないことや価格も安価であることなど,優れた点が多い。利用者層の拡大に伴う検索機能の見直し,対応プリンター機種の拡大およびマニュアル記述の修正など,今後の改善を望む事項を含めて利用経験に基づくJ-BISCの特徴を述べる。
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