米国におけるILLネットワークは,錯綜とした制度全体を反映して,さまざまなタイプのものの乱立状態にある。OCLCに象徴されるようにオンラインとコンピュータを駆使したネットワークは,リクエストの充足率の向上に貢献しているばかりでなく,ILLパターンの変化にも影響を及ぼしつつある。残された課題には,資料そのものの経済的かつ迅速な配送ということがあり,ファクシミリ利用も検討されている。また,異なるネットワーク相互間の接続という問題は,LSPの成功により技術的には可能となった。しかしながら,統一されたリーダーシップの欠如という根本原因により全国規模の計画の実施には依然困難が伴うことが予想される。
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