1980年以来,ターミノロジー分野では,知識伝達を前提とした観点から,知識理論,知識工学,ドキュメンテーションとの学際領域が重要視され始めている。この状況を反映し,これらの領域を研究対象とする諸機関の設立,会議,研究会等の開催といった動きが起きており,ターミノロジーに関する諸活動のありかたも変化しつつある。本稿では,ターミノロジー分野において新たに台頭してきた領域に焦点をあて,その領域を対象とする主要機関の活動を紹介することによって,ターミノロジーに関する活動の最近の動向を概観する。
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