小規模な図書館に置ける機械化の例として,横浜創英短期大学図書館で開館時からシステム化した図書総合管理システムの特徴,問題点などをあげる。ハードウェアはパーソナルコンピュータ(NEC PC-9801 16bit),ソフトウェアは「ニュー図書II」である。市販システムとしては図書館の2つの大きな業務である,管理と検索についてかなりきめ細かく作られている。データ入力にはキーボードからの入力とCD-ROMからの取込みとを併用している。貸出や蔵書の管理にはバーコードを使用している。LANの端末機で蔵書検索や外部データベースからの検索を行っている。ただ問題点として書誌データファイルの形式,項目および大きさ,そして業務を選択する階層構造の画面構成があげられる。
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