米国企業が日本情報にアクセスする頻度はかなり増加してきた。情報収集の方法には様々な方法があり,それらに対応する研究機関や専門家も出現している。将来において,より競争が厳しさを増す世界市場に,米国企業が参入していくにつれ,灰色文献も含む,日本情報収集の傾向は増していくであろう。米国企業の日本情報源としては,印刷物,データベース,在米日本機関,在米日本企業事務所があるが,最近ではこれらに加え,インターネットを利用して日本情報にアクセスすることも増えてきている。「情報時代」に突入し,他国の情報にアクセスする機会が増加する傾向にあるが,特に,新技術開発においては日米両国は重要な位置付けにあり,米国は日本情報収集,特に市場,企業情報収集においては効杲をあげてきている。
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