情報の科学と技術

画像のディジタル化とそのファイルフォーマットと題して, ディジタル画像圧縮の立場から, 現在流通している画像フォーマットを中心に解説する。まず画像信号の性質等に述べ, ディジタル画像表現形式として, ビットマップ形式と, ベクタ形式, 表色系, について述べる。次に, ディジタル画像圧縮方式の概要について述べ, 画像符号化モデルとしてランレングス符号化について解説する。画像ファイルフォーマットについては, 代表的な方式として, TIFF, GIF, PIC2, JPEG, JBIG, MPEG1, 2についてそれぞれ述べる。

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コンピュータの性能の向上とともに, コンピュータ上で扱われる情報の量は膨大になってきている。膨大な量のデータに対処する技術としてファイル圧縮技術がある。本稿では,現在ファイル圧縮ツールに用いられている代表的な圧縮方式であるハフマン符号とLempel-Ziv 符号について説明を行い, 幾つかのファイル圧縮ツールを紹介する。

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大容量光ディスクの登場により, 音楽をはじめ, 百科事典の数十巻にも及ぶ膨大なデータ, 数値やプログラムなどの大量のコンピュータデータ, そして映画などの長時間の動画までもがコンパクトなディスクに収録できるようになった。普及してなお発展を続けるCDと, 誕生したばかりだが将来有望なメディアとして期待されるDVDを中心に, その規格の特徴や基本となる技術, 主な利用方法について解説する。

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図書館の目録作業がコンピュータの利用によって大きく変革しつつある今日, レファレンス・サービスも機械化の波が押し寄せている。従来はレファレンス担当者の知識や経験に依存するところが多かったが, 参考業務のためのエキスパート・システムの開発等によって, 利用者自身で必要な情報を見つける方向に向かいつつある。参考業務システム SERENDIP は, 図書館員の仲介なくして, 利用者自身で情報ニーズを充たすために必要な情報(源)を見つける補助トウールとして, 四国大学特別研究費の援助によって約1年をかけて開発した。このシステムは, 人物に関する情報を入手するために必要な情報源(参考図書)を提示するレフェラル・システムである。また, 大学等で司書コースの授業, 特に参考業務プロセスの教育や訓練にも成果を応用することができる。

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