社会における生涯学習ニーズが高まるなかで, 大学図書館の地域社会, 市民への公開が強く要望されている. 大阪市立大学学術情報総合センターは平成8年秋, 組織も新たにオープンしたが, それを機に市民公開のための「図書市民利用制度」を設けた. この制度は, 会社員や自由業の方, さらには主婦等, 学術図書を利用する方法が少ない市民に,ほぼ学部学生並に大学の図書館サービスを継続的に利用できるようにするものである. 幸いに制度開設以未, 好評を博しており, 多くの市民にご利用いただいている.
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