特許情報の世界は, 世界的なプロパテント化の流れによって特許情報の電子化とネット化が進み, その結果, 特許情報の発行形態が変化し, 提供メディアや流通形態が多様化し, 検索システムの利用方法が高度化する等の著しい変化が起こり現在なお流動化している。また将来的には, 特許情報がネット公報化され, 各国特許庁の有する特許情報がインターネットを介して無料で公開される等の動きがあり, さらに予断を許さない状況にある。従って, 今後特許情報にアクセスしてそのリテラシーを考える場合, インターネットに代表されるネット上のオンライン情報を, パソコンを活用して如何に効率的に捉えて高度に利用できるかを考える必要がある。
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